オスプレイと安全性

古い話を持ち出してきているな、北海道新聞は。

オスプレイ「安全性立証されず」 米専門家が警告

(07/17 02:13)

 【ワシントン共同】米軍が沖縄配備を予定する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、国防総省系の研究所で分析に当たっていた専門家が議会証言などで、近くを飛ぶ他機によって生じる乱気流の影響で墜落する危険性がある上、激しい飛行を要求される戦時任務での安全性は立証されていないと警告していたことが16日分かった。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/388061.html

東京新聞や中日新聞等にも同じ内容で記事が掲載されていたが、このソース、実は2009年の記事なのだ。

米専門家、オスプレイ危険性警鐘 09年に議会証言

(07/14 11:02、07/14 11:42 更新)

 【ワシントン共同】米軍が沖縄配備を予定する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイをめぐり、米国防総省系の国防分析研究所の元主任分析官が2009年6月、戦闘任務の際に起こり得るトラブルを列挙し、墜落の危険性に警鐘を鳴らす証言を米議会の公聴会でしていたことが13日分かった。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/387503.html

数日前にも似たような記事が出ている。

また、米監査院での話も別の新聞に出ていた。

オスプレイ「揚力失い墜落」示唆 米監査院の09年報告書

2012年7月6日

 米政府監査院(GAO)が2009年5月の報告書で、米軍普天間飛行場に配備予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、ヘリコプターモードでVRS(回転する翼の端が空気の渦の中に入り揚力を失った状態)に陥った場合、ほかの回転翼機に比べ墜落する可能性が高いと示唆していることが分かった。

オスプレイは00年4月に制限を超えた降下率で降下しVRSに陥り、19人が死亡する墜落事故を起こしている。
 報告書はVRSについて、オスプレイも含め一般的な回転翼機で起こるが「今は前進スピードと降下率が規定内であれば回避可能とみなされている」としている。その上で、回転翼が左右二つあるオスプレイについて「VRSは片方の翼のみの浮力喪失をもたらし、墜落の原因となる」と指摘している。
 また、試験飛行の際は、複数の機体を使ったり、重量を変え、実際の強襲作戦で想定される距離を飛行するなど、実戦に近い状態で行うことが提案されていたことを記述している。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-193542-storytopic-3.html

琉球新聞の記事は、北海道新聞のざっくりした記事に比べて、もう少し詳細に説明されている。

文面の内容を比較すると、何れの内容も別々の話であるとは考えられるが、同時期に複数の公聴会や説明会で似たような話がされていたことが推測できる。

 

しかし、だからオスプレイが危ない、という話にはならない。

 

もちろん、基本的には先のモロッコでの事故やフロリダでの事故の報告がなされ、日本国民に説明が成されるように日本政府が責任を持って働きかけるべきではある。

 

だが、オスプレイが固定翼機とローター機との利点を併せ持つ反面、どちらにもない欠点を有している点は、その構造上否定することは出来ない。

だから、オスプレイは固定翼機と従来型ヘリの特徴を兼ね備えた最新鋭機であるため、従来型ヘリには必要なかった注意事項を操縦士に求める必要がある。しかし、この欠点は航続距離の飛躍的な増大や、静音性や速度向上と言ったメリットと比較して、軍事作戦を行うに当たって、どちらを重要視するか、という話になるだけだ。

現実問題として、配備されるMV-22の事故率は、現在配備されているヘリコプターに比べて低くなっているのだから。

 


米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの日本配備には、各地の自治体から反対の声が上がっているが、首相は「配備自体は米国政府としての基本的な方針で、同盟関係にあるとはいえ、どうしろこうしろという話では基本的にはない」と理解を求めた。

http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0717/mai_120717_5044101690.html

野田氏は、フジテレビの報道番組でこんなことを言っちゃっているらしいが、もうちょっと言葉を選んだ方が良いだろう。この事事態は、事実なんだが。

前原氏や鳩山に余計なことを喋らせているくらいならば、野田氏は日本政府として出来ることをやっていく、具体的には事故報告の開示を求め、安全性の説明をする、或いは安全性を説明するために、金を出してオスプレイの試乗会をやるくらいの段取りを組んだらどうなのかと。

 


何れにしても、ここの所頻繁にオスプレイ導入に反対する内容が新聞紙面を賑わしており、内容は似たり寄ったりだ。

しかし、オスプレイ事態は2008年から米国軍で採用されており、3年間の運用実績があって、外国への配備も始まっている。そして、それは米国軍の方針なのであり、日本に米国軍の基地がある以上は、沖縄や岩国が反対しても意味のないことだ。

報道機関は無責任な記事を載せて、危険性を煽るよりも、もう少し正確な情報を入手できるように心掛けるべきではないのか?すなわち、オスプレイの欠点ばかり掘り下げないで、利点も平等に説明すべきなのだ。

 

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