原発を擁護すればこの有様だよ

何というか、原発を擁護すれば国民に非ず、という風潮は、どうなんだ?

「八百長かもしれない」 中部電力社員の原発推進発言で河村名古屋市長

2012.7.17 13:40

 名古屋市の河村たかし市長は17日、記者会見し、エネルギー・環境政策に関する意見聴取会で原発推進の発言をした中部電力社員について「中部電の人ばかり大量にいて(発言機会が)当たるようになっていたなら、半分八百長かもしれん」と疑問を呈した。

 その上で河村市長は「1年か2年は原発再稼働をやめますというのが、少なくとも被害者への当然の心遣いだ」と述べ、政府の再稼働方針をあらためて批判した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120717/lcl12071713400002-n1.htm

名古屋の河村氏、前から馬鹿だなぁと思ってはいたが、改めてこの発言は馬鹿っぽい。

全段の、中電社員の話だが、どうにもおかしな思考だろう。

>エネルギー・環境政策に関する意見聴取会で原発推進の発言をした中部電力社員について「中部電の人ばかり大量にいて(発言機会が)当たるようになっていたなら、半分八百長かもしれん」と疑問を呈した。

 

「エネルギー・環境政策に関する意見聴取会」というのは、政府が行った聴取会である。この聴取会に参加できるメンバーは、抽選で選ばれているようだ。

エネルギー・環境の選択肢に関する国民的議論の進め方について

開催の目的は、 「政府は、全国11都市でエネルギー・環境の選択肢について、直接様々な意見を聴取する場を、主催する。 」であり、「参加者は公募により一会場100~200名。」となっている。

公募が適切だったかどうかは調査する必要はあるかもしれないが、この件では中電の職員が、自分の所属を明らかにして意見を言った、それだけに過ぎないのだ。

 

>1年か2年は原発再稼働をやめますというのが、少なくとも被害者への当然の心遣いだ

成る程、しかし1年は原発の再稼働はしなかったのだ。それは、ノーカウントとでも言いたいのか?そして、再稼働しないが為に、酷暑の犠牲になった死者が出たとしたら、その責任は一体誰がとるというのか。

原発を止めます、と言う選択肢があり得るのは、原発無しでも電力需要が賄えるという前提が必要であり、原発無しでも経済の活性化を図ることが出来るというロードマップが描けていなければならない。

それが出来なくて、単に止めろ、だけでは菅直人と同レベルである。

原発比率 議論深まらず さいたまで初の聴取会

2012年7月15日 朝刊

 将来の原発比率はどれくらいがいいのか、政府のエネルギー・環境会議が国民の意見を聴く会が十四日スタートした。初回はさいたま市で開かれ、抽選で選ばれた九人が、政府が提示した二〇三〇年時点の原発比率(1)0%(2)15%(3)20~25%の三案に関して意見を述べた。「国民的議論を深める」ことが目的とされるが、政府側との意見交換もなく、各自が言い分を主張しただけで終わり、議論は深まらないまま終わった。

そもそも、この公聴会、開催の目的がよく分からない。誰だよ、こんな公聴会を企画した奴は。

国策として進めなければならないエネルギー戦略を、素人の意見を参考にしようという発想は、如何にも民主党らしい。が、意見を聴いた結果誤った方向にエネルギー戦略が進められたとしたら、それは政府が責任を採れる話なのか?

 

脱原発を目指したいなら、目指すことは良いと思う。

また、原発政策そのものに対する議論を深める意味で説明会や公聴会などを開くことも必要かもしれない。

しかし、原発比率を決定するのに、国民の意見を聴こう!なんて話、まともな発想と言えるのだろうか?

国家を存続させていくためには、これくらいの発電コストでこれくらいの発電量が必要なのだ、という試算を出し、それによって発電方式の比率が決められる。それではダメなのだろうか?

これまで、原発に依存してきた事実は変えられないのだ。今、いきなり原発を取り上げられては経済も国民生活も悲鳴を上げるだけで、成り立たなくなってしまう。現に、経済がやせ細っている原因の一つに電力の安定供給がされないことが挙げられるような状況なのだ。

原発無しで半年以上持ったのだから、これからも原発無しで大丈夫だろう、なんて話は、素人の井戸端会議レベルなら許されよう。が、政府がエネルギーに関して何の戦略もないなんて、笑い話にすらならない。

 

原発についてもっと真剣に考えるなら、一番最初に考えるべきは放射性廃棄物の廃棄方法からだろう。これなら、原発推進派にも脱原発派にも共通に必要な議論だ。

原発を擁護したから、公聴会は不調に終わった、なんて言っているようでは、どうにもならない。

 

ランキングへの応援クリックよろしく!
人気ブログランキングへにほんブログ村 オヤジ日記ブログへ