日中韓の「きしみ」など気にするな

この手の社説を書かせると天下一品だな。悪い意味で。

社説:日中韓のきしみ 誤解や臆測が負を生む

毎日新聞 2012年07月14日 02時30分

 日本と中国、韓国の関係がきしんでいる。見なれた光景だと言えば言えるが、今年は中国が10年に1回の指導部交代の年、韓国は5年に1回の大統領選挙の年とあって、両国ともリーダーはいつにまして内向きにならざるを得ない。日本は不安定な政局が毎年のように続き、腰を落ち着けた近隣外交ができる状況をつくることができない。この後ろ向きのサイクルから、3国はどうすれば抜け出すことができるのか。

http://mainichi.jp/opinion/news/20120714k0000m070093000c.html

言っては何だが、中国も韓国も、日本相手に誠実に向きあおうなんて気はさらさら無い。無論、ロシアだってアメリカだってそうである。正義の味方気取りのアメリカや、紳士気取りのイギリスなどのほうがまだ与し易い相手ではあるが、基本的に国家間の付き合いは馴れ合いではなく、利害関係の衝突である。

キシミなど気にしては駄目だ。

 

そして、中国は指導部交代劇がある年なので、如何にイニシアチブを採るかで政治的に荒れに荒れている。共産党の一党独裁という強力な中央集権国家を維持する基板となる人民解放軍の戦力拡大も著しいが、それ以上に政治的に主導権争いが活発になっている。

そんな折、弱腰外交の日本が力のないリーダーを頂いているのだ。自分の力を見せつけるために無理難題を吹っかけて、相手が無理を丸呑みすれば儲け物である。外国と誠実に付き合う、なんて発想はもともと中国には無いのだが、今はより一層他国を牽制する勢力が拡大している時期だ。内向きにはパフォーマンスを、外向きには威嚇を、だ。

 

野田佳彦首相が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化方針を明らかにしたあと、中国の漁業監視船が尖閣付近の領海侵入を繰り返し、挑発行為に出ている。今年は日中国交正常化40周年の節目の年だが、日中の絆を確認し、基盤強化をうたう環境にはほど遠い。

社説では、野田氏が国有化方針を示したのが間違いであるかのような主張が成されているが、逆だ。

むしろ、今こそ日本の国土だと声高に主張すべき時期である。何しろ、内向きに力を割かねばならない中国の主導部にとって、外国との揉め事は極力避けたい時期だからである。軍部が勝手に動いて他国との衝突を繰り返せば、国内の世論を情報操作だけでは制御しきれなくなる。

尖閣諸島は日本の領土であることは、歴史的にも国際的にも疑う余地のないことであり、その事を証拠と共に国際社会に示していくことこそ、今必要とされていることだ。

世界各国は、中国の行動が目に余るものだと感じている。特に、アジア各国は、中国の勢力拡大に神経を尖らせている。日本が自国の正当性を示して中国の主張を退けることが出来れば、これに同調する国々は数多く居るだろう。下手な揉め事は避けたいし、旗振り役になりたくは無いが、しかし、自国の利益を守りたいのもアジア各国の共通認識なのだ。

 

 

韓国の方の事情はもっと酷い。

韓国とは、北朝鮮の脅威に共同対処するための軍事情報包括保護協定署名が、韓国側の都合で土壇場で延期となった。過去の植民地支配をめぐる複雑な感情から、日本と軍事面での協定を結ぶことに野党が反発したためとされる。

既にレームダックと化している現政権は、日本の歴史問題を蒸し返して支持率を維持しようとしている。これはオリンピックと同じくらい定期的に行われる話で、根拠のない妄想である。歴史と妄想を混同することは韓国ではよくあることなので、今更驚くことはないのだが。

そして、大抵この時期の結末は、大統領が職を辞した後、逮捕されるところで決着がつく。ちなみに、逮捕されずに死ぬケースもあるのだが、まあ、どちらにしても不幸な結末を迎えることだけは間違いがない。

 

結局、中国にしても韓国にしても、時期が時期なので日本に対してゴリ押ししてみました、って話なのである。

 

戦後67年がたって中国は世界第2の経済大国となり、韓国も先進国の仲間入りをした。ともに生活水準は高まり、国力に自信をつけ、日本との力関係もかつてとは様変わりしている。日中韓の相互依存の度合いは深まり、協調と融和しか生存の道はないにもかかわらず、領土や歴史認識が常に妨げとなって、合理的で建設的な判断・行動ができない。いずれの国にも不幸なことだ。

残念ながら、中国や韓国の生活水準がどれだけ高まったかは知らないが、国外にするパフォーマンスだけは一人前らしいな。

そして、相互依存度が高まった、というのは嘘であり、「協調と融和」など出来よう筈もない。何しろ、中国も韓国も、日本を未だに敵国認定して居るのだから。そういう教育をずっと国民にしてきているのである。

 

領土や歴史認識が間違っているのは、常に中国や韓国である。合理的で建設的な行動を両国とも行っている。日本だけなのだ、外交力が未だに発展途上国以下なのは。

そして、3国とも「協調と融和」を図ればウインウインの関係になれるような誘導を、社説では行っているが、中国も韓国も今や歴史の捏造と領土の主張は国策として行っている行為なのだ。両国にとって、これは正しい政策であり、その事に気がつけないのは日本政府だけだというお粗末さである。

他国と主張が食い違ったときに、自国の利益のために対立を恐れてはならない。それは、外交の基本ではないのだろうか?

 


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