イギリスはシリア軍事介入断念

議会で否決!まあ、さもありなんという流れだな。

英、対シリア軍事介入断念=政府動議、議会で否決

時事通信 8月30日(金)6時58分配信

 【ロンドン時事】英下院は29日夜、対シリア軍事行動に関する政府提出の動議への採決を行い、賛成272、反対285で否決した。キャメロン首相は採決後、「英国民の意見を反映する議会が軍事行動を望まないことがはっきりした。政府はそれに従って行動する」と述べ、シリアでの化学兵器使用を受けた軍事介入を断念する意向を表明した。

ただ、これでオバマ氏が軍事派遣しないと決断する口実が増えたことになる。


シリア情勢は、これまで国際社会が民族間紛争を仲裁できずに失敗してきた結果起こったことでもあるので、「化学兵器使用の疑いがある」というだけでは弱いと思う。

シリア情勢にはロシアも介入に否定的である。

化学兵器使用「証拠ない」露は反発 対シリア、介入阻止へ徹底抗戦

2013.8.28 05:58

 【モスクワ=遠藤良介】シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとの見方を米国などが強めるなか、同政権を擁護する立場のロシアは徹底的に疑義を唱えて、対シリア軍事介入を阻止する構えだ。根深い欧米不信を抱くロシアのプーチン政権は、国連安全保障理事会の常任理事国という立場を十二分に生かし、地中海における橋頭堡(きょうとうほ)であるシリアの政権転覆を避ける方針で一貫している。

ロシアとしてはアサド政権擁護の立場もあるのだろうが、シリアで転けると、ロシアとしても面白くない結果になる。

国連、化学兵器疑惑解明に全力 3回目の調査

2013.8.30 10:06

 シリアの首都ダマスカス近郊グータで21日、化学兵器による攻撃で多数の市民が死亡したとされる疑惑で国連調査団は29日、現場周辺を訪れ調査を行った。中東の衛星テレビ、アルジャジーラが伝えた。調査は26日と28日に続き3回目。

国連としても、化学兵器使用の痕跡を探しているようだが、今のところハッキリしたことは分かっていないようだ。


国際世論がシリア空爆に傾けば、米国の軍事介入もあり得るだろうが、イラクの轍を踏むわけにはいかないという事情もある。

シリア 米英反撃へ「カミカゼ・パイロット用意」 英紙報道

2013.8.29 23:11 [シリア

 29日付の英紙ガーディアンは、シリア軍士官の話として、シリア軍が米英などによる軍事介入に反撃するため、自爆攻撃を仕掛ける「カミカゼ・パイロット」を用意していると報じた。

シリア側も必死の抵抗を試みるようだが、自爆攻撃は宜しくないだろうな。

だた、このような報道自体はシリア側には意味があるだろう。

 

この問題は更に混迷を極めそうだが、アメリカが開戦に踏み切れば経済状況が一変する可能性があるだけに、推移を慎重に見守りたいところだ。

 


シリア アサド政権の40年史 (平凡社新書)

ランキングへの応援クリックよろしく!
人気ブログランキングへにほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ