インフラ寿命と科学技術

面白い記事があったので紹介する。

橋の寿命、2倍の100年 新設・補修に新技術

三井住友建など 老朽インフラ対策費抑制


2013/9/5付
日本経済新聞 朝刊
ゼネコン(総合建設会社)や素材メーカーが老朽した橋やトンネルなど社会インフラの寿命を延ばす新技術の導入に乗り出す。新日鉄住金などは炭素繊維で補修して橋の寿命を最長50年延ばす手法を開発し8月に高速道路に利用。三井住友建設は耐久性を高め100年以上使える橋の実現にメドをつけた。東日本旅客鉄道(JR東日本)はトンネル補強の手間を省き工費を抑える。政府は老朽したインフラ対策に予算を重点配分。
日本の変態技術者バンザイだ(笑


以前、大林組の変態技術を紹介した。
浮上式防波堤の実証実験開始
防波堤は、基本、固定式のコンクリート塊が波を阻む構造になっているが、この浮上式防波堤は、通常は海底に水没していて、非常時に浮上してきて防波堤になると言う、非常識な技術だ。
このほかにも、大林組関連で言うとこんな技術がある。
沿岸域での施工に適した海水と海砂を利用した高耐久・高強度なコンクリートを開発
震災コンクリートがらを利用した海水練りコンクリート
以前紹介したので詳細は紹介しないが、従来では考えられない海水を使ってコンクリートを作るという関連技術で、ハッキリ言ってバカ(良い意味で)である。非常識である。
以前、支那のビルには海の砂が未処理で使われたという記事を紹介したが、コンクリートの天敵は塩分というのがこれまでの常識で、大林組のこの技術は非常識なのだ。

だが、それが良いのだ。


冒頭の記事も同じ意味で非常識だ。
コンクリートの骨材には鉄骨を使うのが一般的だが、なんと、カーボン素材を使うことで、大幅に寿命を延ばすことに成功!とか、トンネルの補強に樹脂を使う!とか、そういった話なのである。

細かい話をすると、技術的かつ専門的になって読みにくいので、各自調べて欲しいのだが、こうした技術を開発出来る技術力が日本に未だある、ということが、日本国民として誇るべき事だと思うし、大切に育てていくべきなのだと、そう思う。
公共事業投資がバラマキだ!と批判している場合では無いのだ。
取捨選択こそ必要だが、優れた技術を惜しみなく注ぎ込んで新しい建築物を作り、それをカテに新たな技術を開発する、そんな国であり続けることこそ、日本の使命なのだと思う。


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