韓国海軍、ワイルドキャット導入。でも作戦時間は30分

ええー?

次期対潜ヘリコプター ・ワイルドキャットは作戦可能時間30分

入力:2013.10.17 13:09 |修正:2013.10.17 14:21

海軍の次期海上作戦ヘリコプターで導入することにした"ワイルドキャット(AW-159)"の对潜可能時間が38分もならないことが分かった。

なんで、ワイルドキャットなのか。


先ずは、どんな話か、と言う事から説明したい。

韓国海軍が導入しようとしているのは、対潜水艦哨戒能力を有した航空兵力だ。

対潜哨戒機と呼ばれる類の、潜水艦を探し、監視し、警戒任務を行うのが主な目的の、この対潜哨戒機は、日本の海上自衛隊ではるP-3C、P-1、SH-60J・K等がその任務にあたっている。

この中で、対潜哨戒任務を負うヘリコプターはSH-60J・Kだ。SH-60「シーホーク」を原型として、開発された哨戒任務を行うヘリコプターである。現在はSH-60Jに代わり、更に改造を加えてSH-60Kが導入されつつある。現在、海自が保有するのは46機とされている。

SH-60Jの武装はMk.46短魚雷2式と、74式機関銃1式だ。


一方の韓国海軍は?と言うと、哨戒任務にあたる航空機としてP-3Cの他に回転翼機のUH-60P「ブラックホーク」、UH-1「イロコイ」、アグスタウェストランドリンクスMk.99等を保有している。

が、大きな問題としてUH-60Pは防錆仕様ではなく、艦載機としては必須機能である回転翼の折りたたみ機構を備えていない。

そもそもヘリ空母として運用が予定されている独島級の搭載ヘリは未だに存在しないと言う有り様である。

多分、韓国純国産(笑)ヘリ「スリオン」が防錆仕様に変更され、回転翼も折りたたみ機能が追加されて搭載されることにはなるだろうが、それには少なくとも数年は必要だろう。

 

そんなわけで、韓国はまともな対潜哨戒機を有していない。

「ウリも対潜哨戒機が欲しいニダ」ってな運びとなって、ワイルドキャットが選定されるに至った模様である。


ワイルドキャット

ワイルドだろう?(笑

さて、このワイルドキャット、正式名称はアグスタウェストランドAW159「ワイルドキャット」という。

お気づきだろうか、アグスタウェストランドリンクスMk.99の言わば姉妹機である。「リンクス」は大山猫、「ワイルドキャット」は山猫なので、その繋がりからも想像が付くだろう。

実際に、AW159はリンクスを発展させて開発されている。

 

ボディに複合素材が多用される他、アビオニクスも刷新され、グラスコックピット化もされて、データリンクにも対応すると言われている。

決して悪い機体ではないし、リンクス運用実績があるのなら、ワイルドキャット整備にも負担は少ないだろう。


だが、最大の問題は韓国海軍の運用にある。

相変わらず、武器山盛り仕様なのだ。

最大重量6000㎏のワイルドキャットが様々な機器を積むことができる搭載荷重は1607㎏である。

しかし、ここで音波に潜水艦を探知するディッピングソナー、青鮫軽魚雷2基、乗組員3人、武装マウントなどのミッション機器を搭載すれば満たすことができる燃料の量が253㎏にしかならないことが分かった。

……確かにAW159は汎用性の高いヘリコプターだが、何でも積めば良いってもんじゃないだろう。

これは、防衛事業庁が別に提出していない操作社座席と機関銃と弾薬などの重量は含まれていないのだ。したがって、実際の搭載可能な燃料の量は200㎏にも満たないと思われる。

この場合、ワイルドキャットが飛行時に毎分5.2㎏を消費することを勘案すれば、最大38分までの飛行が可能である。ワイルドキャットの最大速度である時速265㎞を基準に38分間で移動可能な距離は復帰を考慮すると、基地から距離83㎞に過ぎない。これは、海軍の作戦概念である92.6㎞も満たしていないだけでなく、この距離は単純な移動が可能な距離に移動(探索)作戦を考慮すると、作戦半径はより狭くなる。

大体、索敵にどれだけの時間を割くつもりなのか。

ディッピングソナーという単語が出ているが、対潜哨戒ヘリコプターに搭載される吊り下げ式のソナーのことで、使用深度は水深15m以上である。ヘリの騒音の影響を避けるためには水深50m以上の深さまでソナーを海水に浸けなければならず、その実探知距離は約2海里程度。

ソナー使用中は自機をホバリングさせる必要がある。ディッピングソナーの特性上、ソナーケーブルを常に垂直に吊下する必要があるので、目的海域付近でホバリングを行い、ディッピングソナーを降ろす、という作業に最低でも3~5分程度は見込まねばならず、探知時間も考慮すれば実際には15分弱は必要だと考えられる。

 

つまりだ。38分は移動時間に使えるのでは無く、実際には23分程しか移動時間に使えず、往復する必要があるので、片道11.5分程。半径50kmも飛べないことになる。


当初、海軍が要求した海上作戦ヘリコプターの作戦可能時間は2時間以上であることが分かったが、これは、ディッピングソナーが搭載された場合に、ワイルドキャットの探知や攻撃を同時に実行することができない非武装状態の半分のヘリコプターという意味だ。

機械翻訳なので、イマイチ理解不能な部分があるが、要は、要求は探知専用機と、攻撃専用機の2つを用意するつもりだった、と言う事らしいな。

それで作戦時間2時間と。

ベクグンギ議員室はまた、 "ワイルドキャットの対潜(对潜)ヘリで使用する国は韓国が唯一の国"と主張した。ワイルドキャットを導入した英国海軍も中型対潜ヘリコプターである"EH-101マーリン"を補助する支援ヘリコプターとして使用する予定である。

良いじゃないか、2機ペアで運用すりゃ済むならそれで。問題は、青鮫が使い物にならない事くらいかな。

韓国軍は6000億ウォンの予算を投入して、2015〜16年にワイドキャット8台を導入する。当初ワイドキャットは、米国産'シーホーク(MH-60R)'と熾烈な競合を繰り広げたが、、シーホークの高い価格のために別の方法として選ば ​​れた。

ふうん、要はお金が無かったのね。

で、ワイルドキャット8機導入しても、ペアで運用するので4機分の働きしか出来ないと。ちょっと物足りない数だな。荷物をどうにかして作戦半径が100kmに伸びても、四方に飛ばして索敵することを考えれば、倍は欲しい所。

更に、整備のことを考えれば3倍は欲しいな。


"今後導入する海上作戦ヘリコプターは、中型クラスがなければならず、国外の購入が高ければ、国内開発も検討する"と述べた。

出た!得意技の国内開発だ。

やめておいた方が良いぜ?韓国の自主開発兵器は、ろくな性能を発揮しないんだから。

 


1/72 ウォーバードコレクション WB-6 SH-60シーホーク

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