2013年10月11日金曜日

ヘイトスピーチ裁判の、「報道」

京都地裁の平成22年(ワ)第2655号で、「在日特権を許さない市民の会」等に賠償命令と街宣活動禁止の判決が言い渡された。

ヘイトスピーチ裁判で違法指摘

10月7日 17時53分

京都の朝鮮学校が学校の周辺で「ヘイトスピーチ」と呼ばれる差別的な発言を繰り返され、教育を妨害されたとして、街宣活動を行った団体などに賠償などを求めた裁判で、京都地方裁判所は「違法な人種差別だ」と指摘し、1200万円余りの賠償と学校周辺での街宣活動の禁止などを命じました。

NHKなどは大喜びで報道していたわけだが……、これ、本当はどういう話だったのだろう?


NHKの報道でも内容を見るとタイトルとはかけ離れた話になっている。

京都市の朝鮮学校を運営する京都朝鮮学園は平成21年から翌年にかけて、学校周辺で、在日韓国・朝鮮人を差別したり侮辱したりする「ヘイトスピーチ」と呼ばれる発言を拡声機を使って繰り返されたほか、こうした映像をインターネットで公開され、民族の教育を妨害されたとして、街宣活動を行った「在日特権を許さない市民の会」を名乗る団体などに賠償と街宣活動の禁止を求めていました。

これが、原告側の主張だ。

  • 「在日特権を許さない市民の会」等の街宣活動について、賠償請求(3000万円)と街宣活動の禁止を求める。

ということのようだが、判決文が公開されていないので、推測になってしまう点はご了承願いたい。

裁判で団体側は「朝鮮学校が近くの公園を無許可で使用したことへの抗議活動で、『表現の自由』にあたる」と主張してきました。

対して、これが被告側の主張。

表現の自由で、抗議活動だから問題は無いと。

んで、判決に関する内容はこちら。

7日の判決で、京都地方裁判所の橋詰均裁判長は「街宣活動と映像の公開で、子どもたちや教職員は恐怖を感じ平穏な授業を妨害されたほか、名誉を毀損された。団体側は意見の表明というが、著しく侮蔑的で差別的な発言を伴うもので、人種差別撤廃条約で禁止された人種差別にあたり違法だ」と指摘し、団体などに1200万円余りの賠償と学校から半径200メートル以内での街宣活動の禁止などを命じました。

  • 学校の半径200mの範囲で、街宣活動を禁止。
  • 1200万円の損害賠償を認める。

という感じだ。

……不自然だろう?

だって、「ヘイトスピーチ」云々は、裁判所から一切触れられていないし、学校の周辺で騒ぐのを止めろと言われただけなのだ。

裁判長の発言は、判決というより傍論のようだ。


何故このような感想を抱いたかというと、日経新聞の記事がこのようになっていたからだ。

ヘイトスピーチに賠償命令 京都地裁、初の判決

2013/10/7 11:52

 朝鮮学校の周辺で街宣活動し、ヘイトスピーチ(憎悪表現)と呼ばれる差別的な発言を繰り返して授業を妨害したとして、学校法人京都朝鮮学園が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などを訴えた訴訟の判決で、京都地裁(橋詰均裁判長)は7日、学校の半径200メートルでの街宣禁止と約1200万円の賠償を命じた。

タイトルと、まとめの内容についてはNHKとほぼ同じなのだが、気になったのはこの一文。

 原告弁護団によると、特定の人種や民族への差別や憎しみをあおり立てる「ヘイトスピーチ」をめぐる損害賠償や差し止め訴訟の判決は初めて。原告側は一連の発言を「ヘイトスピーチ」と主張していたが、判決は触れなかった。

注:強調は当ブログにて

つまり、ヘイトスピーチに賠償命令というタイトルはおかしいのだ。正しくは、「在日特権を許さない市民の会」に賠償命令が出た、とそういう話になる。

被告側の主張も「訴訟では学校が市管理の公園に無許可で朝礼台などを設置したことへの反対活動とし「表現の自由」を主張」となっている。

そして、これについては別件で「元校長も公園を無許可で占用したとして罰金10万円が確定している。」となっている。


そして、問題の学校である京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)も、何やらおかしな事に。

公園を無許可占有、京都朝鮮第一初級学校が新学期から休校、「廃校」へ、「在特会」抗議活動も影響

2012.4.4 13:49
京都市が管理する公園を無許可で占有したとして、市民団体が抗議活動を繰り広げた京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)が、新学期から休校することが4日、分かった。
児童数の減少に加え、抗議活動や地域住民の要望で公園を運動場として使えなくなったことも一因とみられる。

注:リンク先の記事は残っていません。

今年の4月でこの朝鮮人学校は廃校になったのである。

その理由は、50年間も無断で近くの公園を占有していたが、地域住民の要望で撤去された、と言うのも一因だというのだから驚きである。実際に、元校長には罰金10万円(少ねぇ!)が課されている。

 

つまり、損害賠償云々と言う判決はともかく、学校から200m以内での街宣活動の禁止、というのは、もはや意味の無い判決なのだ。

もともとデモは警察の許可無くしては行ってはならず、デモ計画にあたってルートを警察に提出し、許可されて、という流れを辿るので、本来ならば、このような判決が出ること自体がおかしいのである。


では、一体何が行われたのか?というのが、こちら。

■動画
朝鮮学校が京都の児童公園を50年間不法占拠!①
http://www.youtube.com/watch?v=Fq6bSmherOE
朝鮮学校が京都の児童公園を50年間不法占拠! ②
http://www.youtube.com/watch?v=ujuSRn48yjA
12月4日 京都児童公園を無断で校庭として使う朝鮮学校から奪還 ③
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9000067
朝鮮学校が京都の児童公園を50年間不法占拠! ④
http://www.youtube.com/watch?v=nqHbL-ya4NU
朝鮮学校が京都の児童公園を50年間不法占拠! ⑤
http://www.youtube.com/watch?v=3xHJZoAlv-M
朝鮮学校が京都の児童公園を50年間不法占拠! ⑥
http://www.youtube.com/watch?v=6OI2Q5uFB6k

うん、抗議は乱暴な感じだし、拡声器を使っての主張は正当か?と言われるとちょっと。

更に、強制執行は京都市の管轄である。行政の怠慢は非常に問題が大きいが、しかし、だからと言って、民間団体が強制執行を代行して良い理由にはならない。

実際に、「街頭宣伝をめぐっては、在特会の元メンバーら8人のうち4人が威力業務妨害罪などで有罪が確定」ということで有罪となっている。


行きすぎた抗議活動に対して何らかのペナルティーが発生すること事態は、仕方の無い部分がある一方で、行政があてにならないのは又問題である。

更に、事実を指摘したとしても名誉毀損は構成してしまうのだから、抗議内容について、ある程度の損害賠償請求が認定されるのは仕方が無い部分はあろう。その情報が公知の事実であったとしても、名誉毀損が認定されてしまうから厄介だ。

とはいえ、名誉毀損だけで1200万円というのはちょっと理解に苦しむ。

 

既に威力営業妨害罪(刑事罰)で有罪になっているので、営業妨害による損害賠償請求が認められた可能性もある。こちらが加算されての1200万円ということなのだろうな。


しかしながら、在特会の街宣活動禁止は、どうにも不当な感じだし、損害賠償請求額も大きすぎるように思う。

京都地裁の判決文が読めないと、ハッキリとしたことは分からないものの、随分な判決だなという印象は受ける。

 

そして、それにも増して「ヘイトスピーチ」で「有罪」というマスコミの報道の仕方は、明らかに偏向報道では無いか

少なくとも背景にあった事件を、日経新聞程度には開示しなければ、マスコミとしては失格では無いか、と、僕は感じだ。

 

こんな報道姿勢がいつまで続くのだろう?

 


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