折り紙技術は宇宙にも応用される

時にはもうちょっとほのぼのとしたニュースが良いかな。

NASAも注目する「ミウラ折り」とは? 日本の折り紙技術、宇宙発電などに応用進む

2014年08月28日 NewSphere

 NASAでは現在、折り紙を宇宙開発に応用する研究が進められているという。日本に古くから伝わるアートの折り紙と、最先端技術の塊である宇宙開発という異色の取り合わせが、海外メディアからも注目を集めている。

「宇宙」と「折り紙」の異色の取り合わせ。だが、それが面白い。


さて、ミウラ折り、という折り方をご存じだろうか?

ミウラ折り公式サイト

詳しくはこちらを見て欲しいのだが、身近なものでいくと……。

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ポケットに入る地図なんかもそうらしい。

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こんな感じの地図もそうらしい。

折り紙研究の注目すべき成果の1つは、三浦公亮(こうりょう)東大名誉教授が考案した「ミウラ折り」だろう。同教授は、宇宙構造物の設計を専門とする。「ミウラ折り」では、縦の折り目にジグザグに傾斜をつけることによって、折り目が重ならずコンパクトになる。また、折り畳んだ一端を引くだけで、全体を一気に開けるという特徴がある。

折り紙を研究する、という如何にも日本らしい話だが、開発者の三浦氏は東大名誉教授。今では宇宙開発にも携わる人物のようだ。

 

日本の事例で行くと、第16号科学衛星の「はるか」の展開式アンテナにも「ミウラ折り」が採用されているそうな。

haruka

世界初のスペースVLBI観測を実施した電波望遠鏡衛星で、ハッブル宇宙望遠鏡の300倍の分解能を持つのが特徴なんだとか。1997年2月12日に打ち上げられ、2005年11月30日に運用が停止するまで、日本の宇宙観測に寄与したようだ。


残念ながら、はるか2号はアンテナの開発に問題があったらしく、頓挫してしまったようだが、NASAがこの「折り紙」技術に注目している模様。

【折り紙に詳しいNASAの機械工学者がプロジェクトの中心】
 この研究が行われているのは、アメリカ航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)だ。JPLはこれまでに数々の探査機や観測衛星を開発している。太陽系の全ての惑星に探査機を送り込み、特に火星へは、探査機を着陸させ、地上からの観測に成功するなど、宇宙探査の中心的存在だ。

まあ、人工衛星のアンテナや太陽電池には「打ち上げ時」には小さくなっていて欲しいが、宇宙空間に出てから大きく展開したいという要望がある。

【折り紙の技法を利用するメリットとは?】
 折り紙の技法を宇宙開発に活用することのメリットは何だろうか。アート業界に特化したニュースサイト・米『アートネット・ニュース』が着目するとおり、それはサイズと、宇宙空間での作業の軽減だ。

 主な用途としては、太陽電池パネルへの応用が考えられている。将来、巨大な太陽電池パネルが、「宇宙太陽光発電」で用いられる可能性がある。これは、宇宙空間で発電を行い、マイクロ波などの形で、地上に電力を送信する、というものだ。

 ロケットで宇宙へ運搬できる荷物の量は、極めて限られている。もし、太陽電池パネルをコンパクトに折り畳むことができれば、1回のロケット発射で、部品に分解せずに打ち上げることができる。宇宙では、ただ広げるだけで済み、トリーズ氏が強調するとおり「宇宙飛行士による組み立て作業を必要としない」のだ。

 トリーズ氏らの開発する太陽電池パネルは、直径25メートルを、渦を巻くようにして直径2.7メートルにまで折り畳むことができる。開発チームは、開いたときの直径が1.25メートルとなる“20分の1スケール”の試作モデルを製作した。その映像がNASAによって公開されているが、その様子は「花が開いていくようだ」と、複数のメディアが形容している。

どんな太陽電池パネルかというとこんなモノらしい。

origami_solar

こちらの方が分かり易いかも。

こうした柔軟な開発ができるからこそNASAが宇宙開発の分野でトップを独走できるのだな、と、そんな風に思う訳だが……、最近はちょっと予算厳しいみたいだね。

 

でも、まあ、このグラフを見たらそんな寝言もすっ飛びそうだな。

NASA

JAXAの悲惨さがよく分かるが、それでもなかなかの成果をあげていると思う。日本人の創意工夫があってこそ、の結果だとは思うんだけどね。

っていうか、寧ろ日本政府がもっと予算を付けるべきなんだろうな。流石にNASA並とは言わないけれども、今の倍の予算があっても罰は当たらないと思うぜ。


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