2014年12月23日火曜日

風力発電にも検査を義務づけ

今まで、義務が無かったのに驚くんだが。

<風力発電>検査を義務化…プロペラ落下防止 経産省方針

毎日新聞 12月21日(日)8時31分配信

 風力発電設備のプロペラ部分が落下するなどの事故が全国で相次いでおり、経済産業省は安全対策を強化する方針を固めた。発電事業者に定期検査を義務づけるなど電気事業法の改正案をまとめ、来年の通常国会に提出する。

とはいえ、これで一層、風力発電のハードルは上がるねぇ。


もちろん、風力発電が普及するのであれば、安全体制には気を遣って貰わなければ困る。

このブログでも色々と言及してきたが、風力発電に使う巨大な羽根は、落下すれば凶器に変わる。低周波騒音の問題も色々面倒だ。

まあ、低周波騒音に関して言うと、ハッキリとした健康被害との因果関係は証明することが難しい分野の話なので、容易に解決できないとは思うけど、風車の落下の方は深刻だ。

 風力発電設備は風車のような形状で、風によってプロペラを回転させて電力を生み出す仕組み。普及が進むとともに大きな事故が相次いでおり、今年11月には北海道稚内市でプロペラの一部のブレード(羽根)が落下するなど、2011年度からの落下事故の発生は20件に上る。

 設備は大型のものでは支柱の高さが80メートル、ブレードの長さは40メートルを超える。昨年3月には京都府伊根町で高さ約50メートルの支柱から、発電機などを含む重さ約45トンのプロペラ部分が根元から落下し、沖縄県では破損したブレードの破片が500メートル以上飛散した。

大きさと高さは破壊力に繋がる。

落下

流石に、こんなのの下敷きになる人生はイヤだな。45tもあれば、直撃したら形も残らないのだろう。


当然ながら、安全性を考えればこれを点検する必要はあるわけだが……。

 風力発電設備の検査や補修は事業者が自主的に行っており、頻度や方法はまちまちだった。

日本では風車の運用ノウハウが無かったから、完全に野放し状態だったというわけ。

これなら、まだ点検を定期的に必要とする原発の方がマシである。安全性の面だけの話ではあるが。

だが、流石に日本政府もソレでは拙いと思ったらしい。

 このため経産省は電気事業法を改正し、火力発電設備と同様に定期的な検査と記録の保存を義務づける方針だ。検査結果は国が審査する。これまでの事故では、整備不良や検査不足が原因と判明したケースもあり、経産省は検査の強化で事故を相当程度防げるとみている。

まあ、単純な構造物なので、検査をしっかりやれば色々な問題点の洗い出しも出来るだろう。

ただ、運用が複雑化することで、更にランニングコストがかかることになる。風車は大型化しないと採算割れするリスクが高くなるが、大型化すると点検は高所作業を必要とするため、費用も技術も要する話になるだろう。

風力発電はもともとイニシャルコストもかかるので、今後は体力のある電力会社くらいしか採用は出来ないだろう。

では、電力会社は風力発電を採用するのか?と言えば、まだまだ運用リスクの高い発電方式だ。余程安定した発電が見込めなければ採用する所は無いと思われる。

ソレで消えて無くなるのであれば、そういう発電方式だったと言うことで諦めが付くのだろうが、安易に風力発電を始めたところは結構な痛手となるかも知れない。

 

日本で風力発電がモノになるとしたら、案外洋上風力圧電辺りなのかも知れないね。


ランキングへの応援クリックよろしく!
人気ブログランキングへにほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ