JOLED、有機ELパネルを国内量産へ

うへぇ、JDIの二の舞にならなきゃ良いけど。

JOLEDが中型有機ELパネルを国内で量産へ 数百億円投じ2年後めど

産経新聞 1月23日(金)17時0分配信
 ソニーやパナソニック、ジャパンディスプレイ(JDI)、産業革新機構の共同出資で設立した「JOLED(ジェイオーレッド)」が2年後の平成29年中にも中型の有機ELパネルを国内で量産することが23日、わかった。競合相手のいないノートパソコンやタブレット端末向けの10~20インチのパネル生産に特化。数百億円台後半の研究開発費を投じ、来年中には量産技術を確立する。
産業革新機構も一枚噛んでいるのかぁ。


まず、ジャパンディスプレイ(JDI)の話をしておきたい。
株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)は、ソニーと、東芝、日立のディスプレイ事業部を統合した会社であり、産業革新機構主導で統合が行われている。
事業開始は2012年のことである。

いやー、日本の名だたる家電メーカーが合弁で立ち上げたのだから凄そう、と、そう思うかも知れないが……。

ジャパンディスプレイ、株式市場で大顰蹙

またもや下方修正・・・最終赤字、工場閉鎖

2014年10月18日
10月15日、2015年3月期決算見通しを下方修正し、100億円の最終赤字に陥ると発表した中小型液晶パネル世界最大手、ジャパンディスプレイ(以下、JDI)。翌16日は株価が上場来安値を更新し、ストップ安で取引を終えるなど、株式市場の波乱材料となった。
予想以上の大コケである。
まあ、転けた理由は色々あるが、思ったよりもディスプレイが売れなかったというのに尽きるだろう。テレビの販売は大幅にマーケットが縮小し、スマホは安い奴に駆逐された。何しろ、支那のシャオミなどに完全にやられてしまったのである。


日本にとって売りは技術力なのだが、今やスマホや家電に用いる液晶ディスプレイは枯れた技術だけでイケる程度のシロモノになってしまっている。
合弁会社を作る前に、各社から情報が漏れまくったのも甚大な影響があるのだろう。

で、今回は有機ELに手を出すと。
嫌な予感しかしないな。


有機ELディスプレイは、サムスン辺りがスマホに投入して売りにしていたり、LG辺りが売りにしているが……、ハッキリ言って今の製品ではお話にならない。
 JOLEDは28年後半にも有機ELパネルの量産用の試作ラインを稼働させる。現在、有機ELパネルの試作ラインがあるJDIの石川工場(石川県川北町)などが候補地としてあがっており、年内にも決定する。
ご存じの方も多いと思うが、有機ELパネルを使ったテレビは、ソニーが世界に先駆けて作っている。
僕も当時、偶然にもソニーの有機ELの生産計画の内情を知る機会に恵まれたことがあるのだが……、当時のソニーの技術者もプラズマを諦めて有機ELに力を注いでいたものの、諦め気味だった。

ソニーが目指した、低価格で安定した品質提供が、どうしても実現出来なかったらしいのである。
まあ、歩留まりが悪いという話なんだけど。


で、あっちこっちで研究されていてぽしゃった技術は、韓国が買い取って製品化してしまった。
ソレは素直に凄いと思う。
今尚、有機ELディスプレイは韓国企業が独占的に作っているわけだが、これが出来るのは生産ラインに大規模な投資をするだけの体力のある会社だけ。
後追いでやる以上は、更に高品質を求める必要があるわけだが……、有機ELディスプレイを作るに辺り、液晶ディスプレイ以上に色々と有害な薬物を使うなど色々と頭の痛い話があるようで。

そこまでして有機ELディスプレイを作っても、進化がめざましい液晶ディスプレイにアドバンテージが得られないのがネックである。

以上がこれまでの話なのだが、JOLEDはそれを覆すだけの技術開発に成功したというのだろうか??
 現在、有機ELパネルは、韓国のサムスン電子が小型のスマートフォン向け、韓国のLG電子が大型テレビ向けを販売している。中型パネルは特に競合相手がいないため、JOLEDは10~20インチの量産を決めた。
有機ELディスプレイの一番の弱点である歩留まりの悪さに起因して、小型ディスプレイしか作れていないのが現状だが、10~20インチくらいならば勝算はあるのかな?

上手く行って欲しい、とは思うんだけど、有機EL照明ですらまだまだ市場として立ち上がっていない状態なんだよね。
照明とは別の難しさがディスプレイにはあるとは思うんだけど、どうなることやら。

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