2015年2月2日月曜日

ウクライナの平和は遠退く

テロ組織ISILのニュースに霞んでしまっていたが、ウクライナ情勢も予断を許さない状況で推移している。

ウクライナ東部で戦闘激化、和平交渉決裂

AFP=時事 2月2日(月)15時1分配信
【AFP=時事】ウクライナ東部では1日、交通の要衝デバルツェボ(Debaltseve)の支配権をめぐり、親ロシア派武装勢力と政府軍の戦闘が激化している。ウクライナ政府と親ロシア派勢力は先月31日、ベラルーシの首都ミンスク(Minsk)で和平協議に臨んだが、交渉は決裂した。
ロシアも経済状況がヤバイので、ウクライナと争っている場合でも無いのだろうが、争いのネタが厄介なだけになかなか和平への道は険しいのだろうな。


ウクライナ情勢については、このブログでもこの辺りで色々と言及している。
元々、ソビエト連邦という枠組みの中にウクライナは存在したのだが、ソ連崩壊に伴って色々ときな臭い感じでロシアとの袂を分かつ感じになっていた。
だが、エネルギー事情はチェルノブイリ原発を抱えている事からも分かるように、天然資源に恵まれる環境には無かったため、ロシアからのLPG頼みの部分があり……、ここが正しくウクライナのアキレス腱になっていた。

でまあ、去年あたりにとうとうロシアとの仲が拗れて、ガスプロム辺りから警告を喰らった辺りできな臭さを増すわけだが……、ついにクリミアでの騒動に発展する。
ここいら辺りから、ロシアとアメリカとの経済戦争に発展する訳だが、その辺りは脇に置いておくとして、表舞台としてはウクライナからクリミアが独立してロシアに編入してしまう。
とまあ、こんな感じで国際社会的には認められないものの、実質的にロシアのものになったクリミア。
ただし、その流れに乗じたい勢力もいたわけで。


それが、ドネツクなどの地域だ。
まあ、ウクライナは経済的にかなり厳しい状況である上に、ロシア系住民に対してはかなり厳しくあたっていたという背景もあって、なかなかこれが笑えない。
ついには紛争状態に突入する。
でまあ、流石に経済的にもヤバイので扮装している場合でも無いよね、ってな判断になって、和平交渉への流れになる訳だ。


で、ようやく冒頭のニュースに戻る。
 デバルツェボは、ウクライナ東部で親露派が拠点とするドネツク(Donetsk)とルガンスク(Lugansk)の間に位置する要所。元の人口は約2万5000人で、ウクライナ政府の支配下にあるが、現在、親露派が政府軍を包囲にかかっている。
ウクライナ政府がしっかりしていれば、こんな状況にはならないのだが、国内の惨状は放置してさっさとEUに合流したい一派が、色々と暗躍していることもあってなかなか上手く行かない。
無論、ロシア側に付きたい勢力もキレイゴトを語れるほど、やっていることはクリーンでは無い。
 1日、デバルツェボ市内には激しい砲撃音が鳴り響き、市民たちは政府側の支配地域へ至る唯一の道路沿いに脱出を試みているが、市内に残っている人々にとって状況はますます緊迫している。市内に入ろうとしたAFP特派員の車列も攻撃を受け、バスの窓ガラスは吹き飛び2人が軽傷を負った。
 ウクライナ軍の発表によれば過去24時間で兵士13人が死亡、20人が負傷。この2日間で死亡した兵士は28人となった。また政府と親露派双方の発表によると、東部全域では少なくとも17人の民間人も死亡している。
流血の惨事に発展してなお、和平交渉は難しいんだよね。


まあ、理由は簡単で、ウクライナに金が無いから収まらないということなんだ。
ロシア側も資金は潤沢じゃ無いけど、民族紛争的な背景も手伝って、なかなか解決にはほど遠い様に思う。

ま、去年9月の停戦協定も形骸化していたし、この期に及んで和平交渉というのもなかなか難しい模様。
今回の和平協議はこうした中、親露派が制圧するドネツク(Donetsk)州とルガンスク(Lugansk)州での無制限の人道支援の実現を目指し、欧州安保協力機構(OSCE)の調停人とロシア政府当局者も出席して開催された。
 だが、ウクライナ代表のレオニード・クチマ(Leonid Kuchma)元同国大統領は、親露派の主要幹部が協議に出席せず、派遣された代表団も重火器の使用制限に関する議論を拒否して最後通告を突き付けたため、交渉が「頓挫させられた」と親露派を批判した。
 一方の親露派代表団は、協議決裂の原因はウクライナ政府にあると非難。政府軍が攻撃を停止しない限り、停戦に合意しないと述べている。
どうするつもりなんだろうな。

ウクライナの問題は、先が見通せない昆明状況にあるだけに、さらに泥沼化の様相を呈している。

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