韓国の現代ロテム、戦車売却権を入札

見逃していたニュースだが、タイトルだけでは何のことやらさっぱり意味が分からないだろうな。

韓国軍が8億2000万ドルで戦車を購入

2014/12/30(火曜) 20:57

韓国軍が、8億2000万ドルで戦車を購入します。

ドイツDPA通信によりますと、鉄道車両や軍用兵器などを生産する韓国の企業、現代ロテムは、韓国軍への戦車売却権を入札しました。

去年末にしれっと出ていたニュースらしいのだが、なかなかビックリである。


現代ロテムが製造する戦車と言えば、この人気シリーズお笑い韓国軍の中でも群を抜いてネタを提供するエースK2(黒豹)だ。

もう、K2戦車という単語を見ただけで、ネタを期待してしまう身体になってしまったが、とにかく盛りだくさんである。

色々記事を書いてきたが、とにかく戦車の心臓部分の部品であるパワーパックが国産化できないというのが一番のネックだ。


いやまあ、正確には「国産化できた」と言うべきかも知れない。

PP

丁度良い画像があったので引っ張ってきたが、戦車のパワーパックはエンジンと変速器がモジュール化されたもので、言わば戦車の技術の要と言っても過言では無い。

韓国ではこんな感じで開発をしたものが公開されていた模様。

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なかなか無骨な格好をしているが、こうしてモジュール化されているのは、戦闘時に故障しても交換が容易になるようにと言う配慮からである。


で、このパワーパック開発には、ディーゼルエンジンの小型化と、変速器のモジュール化が必要なのだが、K2戦車のパワーパック開発をした斗山インフラコアという会社は、要求される1500馬力のディーゼルエンジンの開発ノウハウどころか、400馬力程度のエンジン開発実績しか無かったとか。

だって、もともとは小型のパワーショベルみたいな建設機械を作っていた会社だぜ?

流れ

それでも「やります」と手を挙げちゃうのが韓国企業の凄いところで、ご覧の有り様である。

 

なお、斗山インフラコアは、2020年までに世界第3位の建設機械メーカーになると発表しちゃうくらい鼻息が荒く、K2戦車の開発費を不正流用して建設機械開発をしたと噂されている。


とまあ、そんな訳でK2戦車は、パワーパックのエンジン部分を斗山インフラコアが、車体を現代ロテム(K1戦車を製造している会社)が製造する話になっていて、冒頭の記事に戻るわけだ。

> ドイツDPA通信によりますと、鉄道車両や軍用兵器などを生産する韓国の企業、現代ロテムは、韓国軍への戦車売却権を入札しました。

え?どういうこと??

この報告によりますと、現代ロテムが防衛事業庁に戦車を売却するのは、これが2度目のことになります。
この戦車は1500馬力エンジンを搭載し、エンジンは斗山インフラコアが、変速機はS&T重工業が開発します。

ふむ、変速機はS&T重工業とあるが、確かADDとS&T大宇社が共同開発した電子制御式トランスミッションが搭載される話になっていたかと。

 

これがドイツで報じられたと言うことは、ドイツの技術がK2戦車に多用されているって事なんだろう。

実際、火砲は独ラインメタル社製55口径120mm滑腔砲のライセンス生産であるし、200輛製造予定のK2戦車のうち、100輛分はユーロパックと呼ばれる独MTU社のパワーパックが使われる。エンジンやアクティブ制御の主要技術もドイツやロシアから輸入したモノなので、ライセンス料を支払う関係にあることは容易に想像出来る。


ただ、不思議なのはそもそもK2戦車の納入は既に2014年6月の段階で始められていると報じられていたことだ。先行納入されているのはユーロパック搭載分なのだが、韓国版のパワーパック搭載した車両も納入が開始されているはず……、だったのだが。

国産パワーパック搭載の戦車 17年までに戦力化=韓国

記事入力 : 2014/11/19 12:50

【ソウル聯合ニュース】韓国防衛事業庁は19日の防衛事業推進委員会で、国産エンジンと変速機を組み合わせたパワーパックを搭載した次期主力戦車「K2」約100両を2016~17年に実戦配備することを決定した。

去年の11月時点で、実戦配備が決まったというニュースも出ていた。

 

……議会で実戦配備が決定してから入札ってこと??

でも、開発メーカーは1社で決められていたのだし、改めて入札というのも不思議な話だ。


とまあ、そんなことを考えていたらこんな記事が。

【時論】防衛産業の不正は安保脅かす利敵行為だ=韓国(1)

2014年10月23日11時48分

  軍事境界線で銃撃戦が起きるなど南北間の軍事的状況は尋常でない。だが、国会国政監査では韓国の武器システムの性能と信頼性に対する叱責が続いている。

ふむ、戦争中の自覚は一応あるのかな?って、注目したのはここでは無い。

防衛事業庁の設立意図は「最も良い武器を、最も透明に、最も良い条件で購入する」というものだった。各軍が独自に武器を購入すれば不正が起きる素地が多いため、防衛事業庁に一元化して防衛事業庁だけ集中的に監視すれば良いという趣旨だった。しかし監視はまともに作動せず、ロビーばかり集中した。

韓国で袖の下(賄賂)が横行するのは今に始まったことでは無いが、問題視はされてたのね。

そして、ここ。

韓国の国産武器の開発期間は先進国に比べ非常に短い。開発費を減らすために試験評価も少なく期間も短くさせる。それだけしっかりとした検証がされていないということだ。

……自覚はあったのか(笑)


更に、ここ。

2番目は、「できなければできるようにしろ」という方式だ。武器開発や購入のためには各軍が性能の基準を提示する。これを作戦要求性能(ROC)というが、技術力が足らずROCを満たすことができなければ軍の意見を無視してROC基準を低くする。代表的な事例がK-2戦車のパワーパック問題だ。K-2戦車はROCを低くしたことで70年代に開発された欧州製戦車より瞬発力が落ちる。また、武器を購入する際には安い価格で導入するために公開入札をすることになっている。ところが軍が求める優秀な性能基準を満たす企業が世界でただひとつだけならば公開入札にならない。

ROCの事も触れられているが、「公開入札をすることになっている」という部分が引っかかった。

つまり、韓国での公開入札は嫌がらせとか慣例とかそういったレベルのシロモノで、とにかくやらなければ気が済まないらしいな。

だから、形だけの入札であってもとにかくやったと。


最後はここ。

3番目は1度始めた開発は止まることがないということだ。開発をしてみればさまざまな想像しない難関により性能と価格をクリアできないケースが少なくない。それでも韓国は開発成功を宣言してしまう。

で、この原因としているのがこの下りだ。

  防衛産業不正は軍との癒着とも深い関連がある。中佐は53歳、大佐は56歳になれば転役する。子どもの年齢などを考慮すればまださらに多くの収入を上げなければならない場合が多い。再就職する際に専攻を生かすことができれば高額の年俸を保証されることになる。それがまさに前官礼遇が適用される該当分野の防衛産業業者への就職だ。現職にある軍人は転役した先輩の依頼を聞き入れ、自身も後に転役すればまた防衛産業業者に就職し依頼する側になるという連鎖を切らなければならない。

韓国防衛産業は、軍人との癒着によって一部の財閥企業が暴利を貪るような体制になっていると言うことのようだ。

 

そりゃまあ、お笑い兵器続出でも仕方が無いね。


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