2015年3月30日月曜日

日本にAIIBへの参加を促す支那

何故ここまで熱烈に勧誘をするのか。

中国大使 「AIIBへの日本の参加歓迎」

3月27日 22時37分
  • 中国の程永華駐日大使は27日、都内の中国大使館で記者会見し、中国が提唱するアジアインフラ投資銀行=AIIBについて「現在の金融秩序に挑戦しようという考えはない」と述べたうえで、日本に対して改めて参加を呼びかけました。
AIIBへの日本の参加は本当に必要なのか?


アジアインフラ投資銀行(AIIB)関連の記事はいくつか書いてきた。
この記事の時点で30カ国以上が、現状では40カ国程度が参加する流れになっている模様。
なかなか壮観である。
意外だったのはロシアが一枚噛んだということだな。
アジアインフラ投資銀行は、アジアの発展途上国を支援するためとして、中国政府が提唱し、イギリスや韓国など、これまでに30余りの国が参加を表明していますが、日本やアメリカは参加に慎重な立場を取っています。
ふむふむ。


一応、参加国を今一度リストアップしてみる。
支那、モンゴル、フィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、インドネシア、バングラデシュ、インド、ネパール、スリランカ、モルディブ、パキスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、香港、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、トルコ、ヨルダン、ニュージーランド、韓国、オーストラリア、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ルクセンブルク、スイス、オーストリア、ロシア、ブラジル、オランダ、グルジア、デンマーク。

オーストラリアは慎重に事を運ぶかと思っていたが、こちらも予想外である。

当然、これだけの国が参加して「出来ませんでした」は無いので、無難に出発はするのだろう。


そして、支那はこの件で日本に対して相当な圧力をかけている模様。
また、程大使は「去年のかなり早い時期から、中国のハイレベルの担当者が東京に来て、日本の省庁担当者に銀行について説明してきた」と述べ、日本側と接触を続けてきたと主張しました。
ふむ、更に福田元首相まで担ぎ出した。

福田元首相「参加反対する理由なくなった」

< 2015年3月29日 22:51 >
 中国を訪問している福田康夫元首相は29日、習近平国家主席と会談し、アジアインフラ投資銀行について、「参加を反対する理由がなくなった」などと評価した。
 福田元首相は29日、自らが理事長を務めるアジア経済に関するフォーラムで、ほかの理事会メンバーらとともに約1時間、習近平主席と会談した。会談で習主席は、アジアインフラ投資銀行について、既存の国際機関と共存していく姿勢を強調し、理解を求めた。
 中国・習近平国家主席「(アジアインフラ投資銀行は)今の国際金融の枠組内のもの。別に門戸を構えて既存のルールを破壊するようなものではない」
 福田元首相「そのこと(既存機関との協調)をおっしゃられたことで、AIIB(アジアインフラ投資銀行)に参加を反対する理由は、なくなったと思うほどです」
 福田元首相はこのように述べ、「平和発展の道を追求するのは非常によい」と、中国側の姿勢を評価した。




日テレはさらっと偏向をかましているが、福田氏は、「そのこと(既存機関との協調)をおっしゃられたことで、AIIB(アジアインフラ投資銀行)に参加を反対する理由は、なくなったと思うほどです」と言ったのであって、参加に反対する理由が無くなったとは言っていない。


福田氏が支那へ行って会談したのは、当然日本政府の判断であり、支那からの情報をしっかり得よう、言質をとろうという意図があった事は間違い無い。

それも支那との調整役としての立場に居る福田氏を担ぎ出したことは、ある程度の調整が整えば日本は参加することも吝かでは無いという意思を示す目的もあったと考えられる。
もちろん、これは支那への義理というより、アメリカに対するポーズだろう。安倍氏がアメリカで講演することが決まっているが、その内容に対して様々な圧力がかかっていると言われている。日本としてはこの圧力に対する手札は揃えておきたいのだ。


じゃあ、日本は参加する必要があるのかというと、参加する理由も無い
何しろ、日本は完全に支援する側で、ODA等も日本の基準で積極的に行っている。新たな仕組みを利用する必然性が無く、ADBや世界銀行といった組織にも参加して、支援する側に回っている。
これ以上新しいシステムに首を突っ込む必然性は無い。

無論、AIIBが本格的に機能し始めたら、参加していない日本やアメリカはAIIBに後から参加することはかなり難しくなるだろう。

しかし、AIIBからお金を借りると言うこと自体が現実的では無い以上、日本もアメリカも参加することで生じるメリットよりもデメリットの方が遙かに大きくなる。


では何故、支那は日本に対してこれ程執拗に参加を求めるのか?といえば、単純に自分が借りる側に回りたいからだろう。

支那が50%以上の出資を計画して、拒否権も有する。事実上、支那が出資するヤミ金融であるAIIBが、資金繰りに困った時に連帯保証人にした日本に責任をおっかぶせよう、という、それが支那の思惑なのである。
こんなリスクの高い組織に、幹部として参加しようというのが間違いである。

追記

取り敢えず、菅氏がこう言っている以上は安心だな。

菅官房長官、AIIB参加に慎重姿勢崩さず 

産経新聞 3月30日(月)12時21分配信

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は30日午前の記者会見で、中国が主導する国際金融機関アジアインフラ投資銀行(AIIB)に40カ国以上が参加を表明していることについて、「AIIBは公正なガバナンスを確立することができるのか。債務の持続可能性を無視した貸し付けを行うことで、他の債権者にも損害を与えることにならないのかという懸念がある」と述べ、日本の参加には慎重な考えを改めて強調した。

支那主導のAIIBに日本も参加したとしても、拒否権が与えられるとは考えにくい。

例えば、支那の思惑で北朝鮮への投資が突然始まったりしたとしても、AIIBの中にいてもこれを止める術は無いだろう。

「バスに乗り遅れるな!」という論調は、各メディアに蔓延しているが、国内の資金繰りにすら苦慮している支那に、AIIBへの潤沢な資金供給が出来るとはとても思えない。

どうなるのかは、静観すべきだと、そう思う。

ランキングへの応援クリックよろしく!
人気ブログランキングへにほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ

0 件のコメント :

コメントを投稿

お気軽にコメントを!ハンドルネームは面倒でもお願いします。