更に踏み絵を迫られる韓国

もう、哀れになってきた(笑)

「THAAD拒否なら韓国に経済インセンティブ…習主席が朴大統領に提案」

2015年03月10日08時46分
  中国の習近平国家主席が朴槿恵(パク・クネ)大統領に対し、米国の高高度ミサイル防衛体系「THAAD」配備を拒否すれば経済的インセンティブを提供することを直接提案したという主張が出てきた。
雁字搦(がんじがら)めだね。


THAADのニュースも随分このブログで取り扱った。
今年に入ってから、このTHAADの問題は更に拍車がかかっているが、ここに来て韓国は引くに引けない状況になった。
そう、在韓米国大使襲撃事件が切っ掛けである。多分、3.5事件として後世に伝えられる歴史的な転機となるだろう。

簡単に整理しておく。
以前の記事でも言及したが、アメリカは防衛上の観点から韓国にも高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)を配備したいと考えている。しかし、韓国にとってはそれは都合が悪い。何故ならば、支那がTHAADの配備について難色を示しているからだ。
THAAD
その理由はこれ、まさにTHAADに組み込まれるXバンドレーダーが、支那が有するミサイル防衛システムを丸裸にしてしまう懸念があるからだ。
一方で、経済的に貿易依存度が9割を超える韓国にとって、GDPに占める輸出依存度が5割に近い韓国にとって、最大の貿易相手国の支那を怒らせることは、即、死に繋がってしまう。
更に、ドル建てスワップを失い、経済的危機を迎えたときに最も頼りになるのが支那という状況になっている(支那の外貨準備高は世界一で32兆ドル(2011年時点)も保有していると言われている)ので、完全に弱みを握られた状態と言える。

しかし、アメリカは韓国の防衛力を在韓米軍基地の存在によって下支えしている側面があるので、まさに外交と防衛の分野で板挟みなのが韓国である。



で、そんな折りに、在韓米国大使襲撃事件が発生してしまう。
タイミングとしては、支那が全人代(全国人民代表大会3月5日~15日)を開催しており、アメリカはISILへの圧力を強めて地上部隊を派遣という状況に追い込まれている真っ最中である。
つまり、支那は全人代の真っ最中に防衛面での懸念が出てくることなど、共産党のメンツに関わる話なのであり得ないし、一方のアメリカは、オバマ政権が弱腰に弱腰を重ねた外交防衛政策の結果、あっちこっちで火を噴いてしまって、仕方が無くISILの対策に乗り出す(人質奪還作戦にも失敗している)羽目になって、アジアでの防衛拠点を失うわけにはいかない状況だ。
ついでにクネクネは外遊中であった(笑)
  米安保専門メディア「ワシントンフリービーコン」は9日(現地時間)、米国の元・現官僚の言葉を引用し、習主席が朴大統領に対し、米国のTHAAD配備計画を許容しなければ韓中間の貿易・経済交流が増えると明らかにした、と主張した。また、昨年7月にソウルで開催された韓中首脳会談で、習主席が「韓国はTHAADが“問題”にならないように主権国家として反対の立場を表明するべきだ」と述べたことを引用した。米国の官僚らは習主席が述べた“問題”が韓国との貿易関係縮小を意味する微妙な脅迫と話している。
そうして、アメリカはまたイヤらしいタイミングで去年7月の話を持ち出すわけだ。
米国「支那が、THAADを配備しなければご褒美くれるってさ」
支那「韓国に、THAADが配備されたら、分かってるよな?」
ヤクザ国家2つに挟まれて、韓国は真っ青である。

  ワシントンフリービーコンはまた、中国政府が自国の通信装備企業である華為(ファーウェイ)が韓国通信インフラ網を落札できるよう圧力を加えていると伝えた。米国は中国が華為を通じて政治・軍事情報を取り出すという点を挙げ、華為の装備設置に極めて否定的な立場だ。確認を求められた韓国政府の当局者は「両国首脳間の共同発表文以外の内容を確認するのは適切でない」と答えた。
更に、支那が韓国の通信インフラまで押さえる懸念があると指摘し、韓国側は「そ、それはいえないニダ」と逃げた状態。

もちろん、韓国国内の世論も大変なことになってしまっている。
  一方、セヌリ党ではTHAAD導入問題が公論化される。劉承ミン(ユ・スンミン)院内代表は9日の党最高委員会議で、「THAADは立法の問題ではないが、国防予算の問題であり国家生存の問題であるため、わが党が激しく討論するのは当然の責務」とし「3月末の政策議員総会で激しい自由討論を通じて党の意見を集約する」と述べた。劉院内代表は個人的にはTHAAD導入を支持する立場だ。
……完全に逃げてるね(苦笑

そんな訳で、これに対する答えを近々に出さねばならない状況になっているのだが……。
  15日に予定された党・政府・青瓦台(チョンワデ、大統領府)政策調整協議会でもTHAAD問題が議題として扱われる可能性が高まった。しかしセヌリ党がTHAAD配備を党論として決められるかどうかは不透明だ。THAAD配備が引き起こす韓中関係の悪化を懸念する議員も少なくないからだ。THAAD導入が必要だという考えの金武星(キム・ムソン)代表も公開的には慎重な反応を見せている。金代表はこの日、劉院内代表のTHAAD発言に対する立場を尋ねる質問に「ノーコメント」と語った。

上に紹介したように、色々と握られてしまった韓国にとって簡単に答えが出せる話でも無い(苦笑

まさに、あっちを立てればこっちが立たずという状況なのである。


しかしね、アメリカにしてみれば、同盟国のくせに完全に敵国の支那に生殺与奪の権利を委ねている韓国にヤキモキしている状態だろう。一方の支那にしてみれば、支那が金を出して、せっせとアメリカの兵器を買い、支那の安全保障政策をぶち壊そうとしているのだから、両者共に面白くないはず。

 

瀬戸際外交だとか、そんなチャチなモノじゃ無さそうだぜ?この韓国のコウモリ外交は。




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