祝!韓国空軍のF-15Kの部品の一部が韓国内で修理可能に

祝?

F-15Kの電子部品修理、韓国でも可能に

2015年03月10日15時50分
  慶尚北道永川(ヨンチョン)に米ボーイング社の航空電子整備(MRO)センターが最近完工した。これを誘致するのに核心的な役割をした李鎮鶴(イ・ジンハク)航空力発展研究所長は「ボーイングが海外にMROセンターを設立したのは韓国が初めて」と述べた。
初物好きな韓国にとって、「海外にMROセンターを設立したのは初」というのは嬉しいだろう。


で、この航空電子整備(MRO)センターで何が出来るか?と言う話なのだが……。
  ここで主に整備・修理する対象は空軍の主力であるボーイングF-15Kの電子部品。これまで戦闘機の電子部品が故障すれば米国に送り、修理に長ければ3年かかることもあった。
F-15Kの電子部品の整備・修理なのだぁっ!!!(棒

そう、凄いね。
いや、何が凄いって、「修理に長ければ3年かかることもあった」ところが、である(笑
そりゃ、共食い整備も捗るさ。
いや、最近は
エア整備が主流かな?


それはともかく、一応、MROセンターが完成したことで、今後はF-15Kの電子部品の整備・修理が出来る様にはなる訳だ。どの部分の部品かは知らないけれど。
 空軍が保有するF-15Kは現在60機。すべて空軍が第1・2次次期戦闘機(FX)事業で購入した。当時の交渉パートナーが元戦闘機操縦士の李研究所長と在米同胞のボーイング側のジョセフ・ソン氏だった。韓国は戦闘機以外にも早期警戒管制機やアパッチヘリコプターなど数兆ウォン分のボーイング製品を購入した。
  韓国が2012年にF-15K整備契約を推進すると、ボーイング側は今回、韓国にMROセンター設立で応えた。戦闘機60機をさらに購入する3次FXを目前にした時点だった。

こういった涙ぐましい努力の成果だね。
 
まあ、日本でもこうしたアメリカ製の兵器を導入する際には、色々な調整を行うのが常ではある。ライセンス生産をした上で、製造技術を獲得する方向に傾くことが多い。

一方の韓国は、ある意味合理的で、ボーイングが韓国で修理・整備する方向を選択したって事だな。
そりゃ、技術力の無い韓国にとって、ボーイングに整備・修理して貰った方が安全、確実である。堅実な選択肢だと言えるだろう。


ただ、ちょっと気になるのは、この辺り。

  ボーイングは2013年の朴槿恵(パク・クネ)大統領の訪米に合わせてMROセンターの設立と1億ドル投資を電撃的に約束した。しかしその年末の第3次FX事業は結果がよくなかった。競争したロッキードマーチンのF35が最終的に選ばれたのだ。ボーイングはそれでも約束を守った。

ボーイングが、何故、韓国にMROセンターを設立し、1億ドルの投資をする決断をしたか?だ。

無論、韓国のF-15Kを整備するためだけ、なんてことはあるまい。合理主義のアメリカ人が、義理や人情で金を出すはずは無い。そこは資本主義だし。アジアでの製造拠点を確保するために、何か特別な契約をしていると考えるのが妥当だと思われる。


でも、現状で、韓国のMROセンターで電子部品の一部が整備・修理出来る様になったからと言って、F-15Kの整備が韓国国内で完結するわけでは無い。
あくまで部品の一部が修理出来る様になったに過ぎないワケだ。寧ろ、今まで無かったのかい、と言う話。

で、韓国ではこの周辺に更に他の航空会社の電子部品をテストする評価センターや研究所を作る積もりらしい。

  慶北道・永川市はボーイングのMRO設立とともに、他の航空会社の電子部品をテストする評価センターと研究所、国内外企業を誘致する航空技術バレー(ATV)を永川に造成中だ。
航空技術の工業団地みたいな物を作るって事らしいな。
ポイントは、「外国企業を誘致」って所だ。何しろ、韓国国内の企業で、マトモな航空部品を作れる会社はほぼ無い訳で(あればF-15Kの整備をアメリカで云々なんて話にはならない)、韓国国内の技術発展には寄与しない模様。

いやー、この辺り、自国の技術でなんとかできる目処を付けないと、いつまで経ってもKF-XどころかT-50の整備すらマトモに出来ないぜ。余計なお世話かも知れないが。

ま、そもそも整備費用をケチるお国柄である。こうしたハコモノが出来たところで、韓国空軍の能力増強には多分繋がらないんだけどね。


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