F3開発に介入する気満々のアメリカ

ん、まあ、FSXの前例もあるし、「介入しない」と言われても信用できないよね(笑)

「米国はF3開発に介入せず」「次期戦闘機は日米共同開発を」…米ヴァンダービルト大教授ジェームス・E・アワー氏 (1/4ページ)

2015.3.19 05:05
 米ヴァンタービルト大(テネシー州)教授で元米国防総省安全保障局日本部長のジェームス・アワー氏は「日米FSX(次期支援戦闘機)紛争」や日本のステルス戦闘機開発などについて、電子メールでのインタビューに応じた。やり取りの詳細版は次の通り。
読み応えはあるモノの、割と長い記事なので要約しながら行こう。



ATD-Xの話題で盛り上がりつつあるが、日本のジェットエンジンを持つ戦闘機開発の最初の機体はF-1である。
F-1Support_fighter02
初飛行1975年6月3日、運用開始1977年9月、退役2006年3月9日、全機退役済み。制作は三菱重工。
エンジンは、ロールス・ロイス/チュルボメカ製「アドーア(Adour)」であり、これはF-1の前身である高等練習機T-2と同じものを採用している。
ちなみに、T-2はブルーインパルスでもお馴染みの機体である。T-2の前には中等練習機T-1「初鷹」があり、その後には中等練習機T-4「ドルフィン(愛称)」がある。現行のプルーインパルスはT-4を使っている。
JASDF_Mitsubishi_F-2
そして、支援戦闘機として開発された戦闘機F-2「バイパーゼロ(非公式)」である。
国産機として生まれたF-1の後継機として1982年にFSX計画が立案され、外国機導入か、国産機開発か?で散々揉めた上で、アメリカとの共同開発でF-16をベースに造り上げられた機体がこのF-2であるが、エンジンはゼネラル・エレクトリックス製F110-GE-129ターボファンエンジンが採用されている。


冒頭の記事のアワー氏はこのF-2の開発時に勃発したアメリカの圧力の話をベースに「F3開発には介入しない」と言っている訳なんだが……。

 米政治家の不当な対日批判や米防衛産業の脅威に動揺していた中曽根康弘首相と栗原祐幸防衛庁長官は新規に国産機を開発するより、優れた米航空機をベースに特定の日本の技術を付け加えるべきだという米大統領と国防長官の主張に同意した。

色々あって共同開発になったF-2。確かに、日本はその当時、ジェットエンジンを作れるだけの技術が無かった。


だけど、今はその目処がついている。

いやまだXF5-1エンジンで空飛んでないんすけどね(笑)


あ、でもXF5-1の技術を応用したFX7-10はF7として川崎製P-1哨戒機に積まれて実戦配備されている。P-1は大型ターボファンエンジンF-7を4発も積んでいるアホ仕様だけれども、エンジントラブルを乗り越えて立派に運用されている。


XF5-1の方はハイパースリムエンジンと呼ばれる小型高出力が売りのターボファンエンジン(ジェットエンジン)なので、まだまだATD-Xが飛んだ後も色々と検証が必要なんだろうけど、技術的問題は既にクリアしている。

だからF-2開発時のような「エンジンが無いから共同開発を!」という事を言う必要は無い訳だ。


だがしかし、そうだとしてもF-2の経緯を考えれば、この話を素直に鵜呑みには出来ないと言うのが正直な所。

しかし、日米同盟の重要性がこれまでになく増している昨今において、仮に第6世代戦闘機(有人機のままか、それとも無人機になるのかはわからないが)ともなれば、独自で開発を進めるのではなく、資源を結集することが経済・防衛両面で最も理にかなっている。その意味でも日米の専門知識の粋を結集して共同開発すべきだ。
ほら、共同開発しろって(苦笑

尤も、アワー氏の発言が間違いだとは思わない。
私の見解では、日米双方に技術的専門知識があり、開発コストが法外に高いという事実は将来の共同開発を支持する十分な根拠になるといえる。

前の記事でも書いたが、F-35は開発費が高騰して、既に31兆円を超えているとか。
その要因は3機種共通設計という無理な理念の上に作られているからに他ならないが、F-22が7兆円弱であったことを考えれば、F-3の開発費が1兆円を下ることは無いと思われる。

つまり、高性能なステルス機を作ろうと思ったら、多額の開発費が必要で、とても1国の防衛費では賄えない状態になるだろうと容易に予想される。


でもねー、この意見はイタダケナイのですよ。

それ以上に、私はむしろ日米の双方がF35をベースにした『スーパー第5世代戦闘機』の開発に、そして第6世代戦闘機に向けた真の意味での共同開発に、限られた資金をより多く投入することを期待したい。

F-35ベースだったらF-2と同じ運命になっちゃうじゃ無いか!!

F-2は改修を重ねて立派な対鑑番長に成長したと言われているけれど(現状ではマルチロール化しているらしい)、所詮、F-16ベースの小型機であり、拡張性に余裕が無い。
じゃあ、F-35は?というと、こちらはF-16の後継機として位置づけられているためやっぱり小型である。

比べてみるとこんな感じ。8NPIPep
F-22程度の大きさ(F-15も似たような大きさだ)は欲しいところ。
そして、航空自衛隊が要求しているのは双発機である。F-35は単発なので、要求に合わないのだ。

資金面から考えると、確かに共同開発は魅力的だし、アメリカの高い技術力は非常に魅力的だ。


それでも、日本の空を守る為に、必要な性能を載せるのであれば、自国開発という線は捨てがたいところ。どうしても航空自衛隊の要求に特化した戦闘機にすると、アメリカとのニーズの摺り合わせが非常に困難になり、F-35の二の舞になりかねない。


あ、でもF-22ベースだったら良いよ?(笑)

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