李明博政権時代の資源外交の失敗

あらあら。

韓国、イスラム国占領のガス田で3538億ウォン損失か

2015年04月04日11時50分
  韓国ガス公社が李明博(イ・ミョンバク)政権当時に投資したイラクのガス田が、スンニー派武装団体「イスラム国(IS)」に占領されて事業が中断したが、未払い金を含む2兆9249億ウォン(約3200億円)を追加で投資する必要があることが3日、監査院の監査で明らかになった。
どーするんでしょうねぇ?韓国政府自体が借金でヒイヒイ言っている時期に。


韓国の歴代大統領は、非業の運命をたどるのは既に先刻承知といった話。
<参考:韓国の歴代大統領>
  • 【1~3代】李承晩(1948~1960年)失脚 → ハワイに亡命
  • 【5~9代】朴正煕(1963~1979年)在任中に側近により暗殺
  • 【10代】崔圭夏 (1979~1980年:8ヶ月間)クーデターにより失脚
  • 【11~12代】全斗煥 (1980~1988年)粛軍クーデター・光州事件などで死刑判決→特赦 存命中
  • 【13代】盧泰愚 (1988年から1993年)収賄や粛軍クーデター・光州事件などで懲役刑 → 特赦 存命中
  • 【16代】盧武鉉 (2003~2008年)収賄の疑いで捜査されていた →  辞任後に自殺
  • 【17代】李明博(2008年~2013年)収賄の疑いあり、横領の疑いも
  • 【18代】朴槿恵(2013年~   )
なんという悪夢。

さて、李明博氏は韓国の経済危機を乗り切ったという実績はあるものの、経済改革には成功せず、延命措置を図っただけだった。
クネクネはその尻拭いをしなければならないはずなのだが、未だに絶賛放置中というから凄いと言うかなんというか。


で、冒頭のニュースは、韓国前大統領の李明博氏が行った失敗の1つ資源外交の損失を報じる話しである。
  すでに投資された3538億ウォンの回収も不透明だ。ガス公社はガス田の株式の一部を3700億ウォンで売却することを推進中だが、イスラム国の紛争地域のガス田が売却される可能性はほとんどない。米国など国際同盟軍の空襲が続いているうえ、イスラム国の勢力がすぐに弱まる見込みもないからだ。
  キム・ヨンホ監査院事務総長はこの日の記者懇談会で、「(アッカスガス田を含め)2003年から推進された116件の海外資源開発事業のうち31兆4000億ウォンが投資され、今後も34兆3000億ウォンの投資が必要となるが、投資金の回収は不透明だ」と述べた。続いて「一部の工事は社長個人の任期内の成果目標達成のために無理に事業が推進された」と話した。
これ、一概に李明博氏の手腕が悪かったという話ではないだろう。さすがに大統領一人で事前調査などを行うわけでは無い。
資源外交という目の付け所は、それほど悪い話じゃなかったと、個人的には思っている。
ただ、韓国人特有のケンチャナヨ精神が発揮されたのか、その成果たるや散々のもののようだ。
タイトルでは3538億ウォンと書いてあるが……。


現実は悲惨な数字が。

李明博政権、約6兆円規模を損失か 資源外交失敗、検察が捜査

2015.4.4 17:47
 韓国の李明博前政権が海外でのエネルギー資源開発を目指す「資源外交」が、最大60兆ウォン(約6兆6千億円)を超える税金が消える可能性が出てきた。横領疑惑も噴き出し、検察は金融犯罪を入り口に国家に大損害を与えた投資計画に対する本格捜査を始めた。
文字通り二桁ほど違うのである、損害額が。
 韓国監査院の幹部は、エネルギー関係の公社が行った海外資源開発事業でこれまで約31兆ウォンが投じられ、今後も約34兆ウォンの支出が迫られると公表。回収できたのは約4兆6千億ウォンで、残りの回収の見通しは不透明だと明らかにした。李政権発足後の投資が27兆ウォンで、今後支出が迫られる契約も同時期に結んだものが大半を占める。
この内容、実は冒頭のニュースと同じ内容を伝えている。
ただ、算出方法が異なる模様。
「31兆ウォンが投じられ」「今後も34兆ウォンの支出が必要」「回収できたのは4兆6千億ウォン」ということを単純に計算すると、6兆円を超える損失ということになるわけだ。


冒頭のニュースは、既に投資されたイラクのガス田への投資額「3538億ウォン」が回収できる見込みが無いという、ほぼ確定的な事実を述べたに過ぎず、他のガス田でも同様の問題が発生して、既に投資されたのが31兆ウォンだという話。

……産経の記事だけに6兆円は盛りすぎの感はあるが、3兆円の損失はほぼ確定という状況らしいな。
無論、現状のままなら残りの3兆円の投資(契約済み)も履行する必要があるだろうから、更に出欠は拡大するという事になろう。


そうは言っても、日本の民間会社だって資源開発投資に失敗して、住友商事だとか大阪ガスだとかが巨額の損失計上をしているわけで。
資源開発そのものがリスクが高い話である点はどうしようもない模様。


ただ、李明博氏の場合は、これに加えて更にマズイ状況があるようで。
ブローカーがリスクを度外視した開発計画を公社側に持ち込み、公社側が調査を十分に行わず投資したもよう。検察は公社の融資を横領した疑いで「慶南企業」の成完鍾会長を事情聴取。
この慶南企業は、どうやら李明博政権とかなり強い繋がりがあったようで、例に漏れず李明博氏の命運はかなり厳しい物になりそうだ。

それとは別に、李明博政権の失敗事業として有名な四大河川事業と呼ばれる、巨大な公共事業の話もある。これは大企業に受注させて、利益の殆どを大企業が吸い尽くしたにも関わらず、散々の結果であっちこっちが水質汚濁して深刻な事態になっているという話である。

こちらも捜査が進めば逮捕フラグが立ちそうな気配が濃厚で、今のところは財閥系の事業者が未だ強い影響力を持っているので事件は表面化してこないが、赤字が増えて倒産し、一気に事情が表に出て来れば、間違いなく李明博氏の命は危ない。

アレだな、さっさと外国に亡命するのが良さそうだな。

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