2015年4月20日月曜日

ロシアはギリシャを救う??

やり手のプーチン氏の戦略なんだろうね。
ギリシャとロシアは、ガスパイプライン「トルコ・ストリーム」建設の前金としてギリシャは最大50億ユーロを受け取る、という2国間合意に調印する意向だ。土曜、ドイツの「シュピーゲル」がギリシャ急進左派連合の高官の発言として伝えた。
2015年04月18日 18:19(アップデート 2015年04月19日 05:39)
合意調印は火曜の予定。もし成立すれば、ギリシャは国内を通過してEU諸国にロシア産ガスを届けるトランジット料の前金として、最大50億ユーロの資金を得、国庫を潤すことになる

この話が本当であれば、ユーロ圏に激震が走ることになるのだが……。


この話、どこから出た噂なのかはよく分からない。ドイルのシュピーゲル(ドイツの週刊誌)が報じたと言う事のようだが。

ロシア大統領報道官 ロシアとギリシャが50億ユーロ供与で合意したとの報道を否定

2015年04月19日 00:37(アップデート 2015年04月19日 00:38)
ロシアのドミトリイ・ペスコフ報道官は、記者会見で「ロシアとギリシャの間で、30億から50億ユーロの前金をギリシャに供与するとの合意はなかった」と明言した。
ロシアの大統領報道官は、この噂を否定してみせたようだが、噂が出るだけでもユーロを揺さぶる効果は大きいと思われる。
そして、否定する際にも「合意は無かった」という発言がなんとも。
つまり、そういう交渉は行われたって事は否定しないんだよね??


ロシアにとっては、ギリシャが不良債権を出してデフォルトしようが、余り関係無い立ち位置にいると思うが、或いはEUが崩壊したら困る事情はあるかも知れない。
ヨーロッパにはロシアマネーもかなり入っていると言われており、不良債権が出てしまうと、ダメージだって受けるだろう。

だが、ロシアにとってギリシャを手に入れるのは魅力だろう。
ロシアは12月初頭、ガスパイプライン「サウス・ストリーム」計画を中止する旨、発表した。黒海およびブルガリアを通り、ガスをバルト諸国、ハンガリー、オーストリア、イタリアに届ける予定のものだった。中止の理由の一端はEUの非建設的立場にある。この計画にかわってぶちあげられたのが、トルコに配管を敷設し、ギリシャとの国境に南欧諸国向けガス・ハブを建設する計画である。
ガスパイプラインも、サウスストリーム計画は中止になったので、トルコ・ギリシャ向けのパイプラインを作る余裕も出てきたのかもしれない。

ギリシャがロシア勢力下に組み込まれてしまえば、EUの弱体化と共にロシアの勢力拡大は避けられない。
このまま進むと、ゆくゆくはギリシャがロシアの支配下に置かれるだろう。

ロシアは善意でこの様な話を出しているのでは無いことだけは確かだ。
問題は、ギリシャが、当面の問題解決能力が皆無であり、今まさに国が無くなろうというような状況になりつつあると言うことなのだ。
かつては、強大な国力を有し、煌びやかな文化を保有した国だったが、今となっては……。

火曜日は明日である。
このニュースも注意深く見守っていきたいと思う。

 
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2 件のコメント :

  1. ギリシャは地政学的にクリミヤ以上においすい場所ですね。ロイターでは「ギリシャに前金との報道を否定」と報じていますね、マユツバですが。

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    1. 「ギリシャに前金との報道を「否定」というのは、記事でも紹介しましたがロシアの報道官が公式に否定したものなので、ロシアの建前としては「合意に至っていない」という立場なのだと思いますよ。
      明日になればハッキリするのかな、と思っています。

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