2016年4月13日水曜日

AIIBをめぐり、支那に取り込まれつつある韓国と距離を取る台湾

対称的なニュースに感じたので、それぞれを紹介しよう。

韓中が通貨スワップ期限延長で合意 規模拡大も議論

聯合ニュース 4月12日(火)16時32分配信
【ニューヨーク聯合ニュース】米州開発銀行(IDB)の年次総会出席のためバハマを訪問中の韓国の柳一鎬(ユ・イルホ)経済副首相兼企画財政部長官は11日(現地時間)、中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁と会談し、来年10月に終了する両国間の通貨交換(スワップ)の期限を延長することで合意した。
こちらは韓国の事情だ。

韓国は、AIIBに積極的に参加して、副総裁の座を勝ち取ったり、通貨スワップを結び直すなど積極的な動きを見せている。
反面、THAADの配備を検討するなど、牽制するような動きも見せてはいるが、端から見ていると、あっちへフラフラこっちへフラフラと風見鶏の様相が非常に見苦しい。

AIIB、英韓印などから5名の副総裁選出―中国メディア

配信日時:2016年2月8日(月) 20時30分
2016年2月6日、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の公式サイトは今月5日、5名の副総裁を正式に選出したと発表した。それぞれ英国、韓国、インド、ドイツ、インドネシア5カ国の出身者だ。環球時報が伝えた。
AIIB副総裁選出国は概ね支那に魂を売った国々である。
特に韓国は、リスクマネジメントを担当すると言うからオドロキだ。
韓国産業銀行(KDB)の洪起沢(ホン・ギテク)会長がAIIBの副総裁に就きリスクマネジメントを担当するという情報は、3日の時点で韓国政府が明かしていた。
どんなリスクをマネジメントする気なんだろう?


まあ、その上で通貨スワップの延長も申し込み、更に規模拡大も検討しているという。
双方は現在3600億人民元(約6兆円)の通貨スワップの規模拡大について議論することでも一致した。
 通貨スワップは、外貨準備高が不足するような危機が発生した際に、決められた限度内で両国間の通貨を融通し合う。韓中はリーマン・ショックの影響を受けた2009年4月に1800億人民元規模の通貨スワップを初めて締結した。
とはいえ、韓国にとっては支那は最大の貿易相手国である。技術的にとって喰われる状況に陥りつつあるが、それでもリスクヘッジとしては悪くない手段である。
 
……ただし、韓国は外資に相当入り込まれているので、元建てのスワップは余り意味が無いのも事実だ。噂によるとドル枠も設けられているようだが……。
 会談で柳副首相は中国・上海の両国通貨の直接取引市場で韓国の銀行をマーケットメーカーに選定するよう周総裁に要請し前向きな回答を得た。
そこで、韓国側は直接取引市場で韓国の銀行をマーケットメーカーに選定するように要請している。これで韓国にとって市場操作がやりやすくなるワケだが……。
 
この際、一気にウォンを人民元に切り替えてしまってはどうか?だって、リスク分散になってないぜ?このスワップ協定は。何しろ、支那がヤバくなれば韓国は一気に谷底まで蹴落とされる状況になる。韓国がヤバくなったときは……、支那はスルーすると思うよ。


さて、こんな感じの韓国なのだが、一方の台湾はと言うと、AIIBから抜ける模様。

台湾が加盟見送り 加盟は中国財務省を通じて行う必要あるとの見解で決裂 「条件受け入れられない」

2016.4.12 20:05
 【台北=田中靖人】台湾の張盛和財政部長(財務相に相当)は12日、中国が主導して設立したアジアインフラ投資銀行(AIIB)への加盟問題で、AIIB側が示している条件を「受け入れられない」として、加盟交渉が事実上、決裂したことを明らかにした。複数の台湾メディアの取材に答えた。
台湾総統の馬氏が何処まで考えているのかは知らないが、AIIBの総裁がふざけたことを言い出したのである。
 報道によると、AIIBの金立群総裁は7日に香港で講演。香港の加盟申請は中国財務省を通じて行う必要があるとし、「台湾の状況も同じだ」と述べた。
 AIIB設立協定の第3条3項は、申請者が主権国家でない場合、「その国際関係に責任を負う加盟国」が同意するか、申請手続きを代行する必要があると定めている。中国政府は台湾を「中国の一部」とみなしており、元中国財務次官の金総裁の発言は、この原則を“代弁”するものだ。
要は、台湾の主権は認めないと支那が宣言したも同義だ。


そして、その主張は飲めないとして台湾側が交渉を行ったらしい。
 台湾側は昨年3月、創設メンバーとしての加盟を申請したが、中国側が拒否。
台湾総統の馬氏も流石にこれを受け入れられなかったようで。
馬英九総統はその後も「尊厳と平等」を条件に加盟を求めるとし、中国の習近平国家主席は同11月の中台首脳会談で「適当な方法」での台湾の加盟に言及した。だが、AIIB側は、再申請の必要があるかどうかなどの問い合わせに一切回答していないという。
 一連の対応を受け、張氏は、再申請はしないと明言。
と言うわけで、事実上の参加見送りという事態になっているのが台湾である。

そもそもの台湾の狙いは、一定の独立性を支那に認めさせようという辺りにあったことを考えれば、この帰結は当たり前とも言える。


と、この様にAIIBへの加入を巡って対称的な状況となった台湾と韓国だが、肝心なAIIBの開店がまだまだというのだから……。

AIIB「開店休業」状態 融資1号案件大幅遅れ 日米に参加“懇願”

2016.01.18
 中国が主導するアジアインフラ銀行(AIIB)はスタート早々、「開店休業」となりそうだ。6月の予定だった最初の融資案件承認が「年内」へ大幅に遅れる見込みとなったのだ。信用格付けを取得できない事態が尾を引いているとみられ、日米の参加を“懇願”するしかない状況だ。
早い話、資金確保に苦慮しているのだ。最初の案件に融資するためのお金の確保に困っているのだから、どうしようも無いね。
 初代総裁に就任した金立群氏は17日の記者会見で最初の融資案件の承認は「年内になる」と述べ、今年半ばとしていた従来のスケジュールより遅れる可能性を示唆した。
AIIBに加入するもなにも、AIIB自身が動いていないのでは話にならない。


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