韓国軍、国軍重傷外傷センターの予算を半減

……見積もりを盛っていたのか、それともケチっているのか。

半分に削減された予算500億ウォンで…国軍重症外傷センター来年着工=韓国

2016年04月05日13時17分

  軍の中で発生した銃傷などを専門的に治療する国軍重症外傷センター建設事業が来年着工されると韓国国防部当局者が4日、明らかにした。この当局者は「当初、ことし工事をはじめて2018年の完工を目指していたが、企画財政部との予算協議が遅れて事業の開始もずれ込んだ」とし「センター設立に否定的だった企画財政部が、最近、立場を変え、現在、協議が最終段階にある」と伝えた。

まあ、何事にも専門性を持った部署があるのは心強いものだとは思うが……。


諸外国にこのような病院施設が存在するかはよく分からないし、調べられなかった。支那には部隊病院というのがあるようだが、如何なる組織かはよく分からない。アメリカにも軍人病院や退役軍人病院なる組織があるが、詳しい事はよく分からなかった。軍人及びその家族が利用者となっているって事みたいだけどね。

 

じゃあ、日本には?

実は、旧日本軍はいくつかの病院を経営していたそうで。ただし、敗戦後、GHQに解体されて、現在は国立病院にその姿を変えているのだとか。

じゃあ今は存在しないのかというと、実は自衛隊病院というのが日本国内に存在する。国内には自衛隊中央病院と、自衛隊地区病院(15病院)が存在しており、利用対象者は防衛省職員とその家族という事になっている。防衛医大学校病院を併せると17の施設があると言うことになるのかな。

一部では一般外来受診も受け付けているところはあるようだが、今後は一般患者の受け入れを進めていくことになっている様だ。有事に負傷者受け入れの体制を採れるよう、利用率は低めに設定してあることと、一般開放が限定的なこともあって、収支は常にマイナスらしいけどね。


と言うわけで、軍病院という存在自体は、そう珍しい訳でも無い。

多分、韓国にも軍病院は存在するのだろうけれど、今回の話は重傷な外傷を専門的に扱う病院を作ろうという話だったようだ。

  企画財政部は当初、年間250人前後の軍内銃傷や爆発事故による患者のための別途の医療施設建設が非効率的だとして難色を示し、事業の妥当性から再検討すべきだと主張していた。また、ソウル松坡(ソンパ)の慰禮(ウィレ)新都市にあった軍施設を移転し、収益の一部(1028億ウォン、約98億円)をセンターの建設に投じる「寄付対譲与」方式で進めるのも不適切だと判断した。すでに慰禮新都市開発の収益の一部が国庫に入ったためだ。

ところが、採算性が悪いという理由で却下されていた模様。

 

まあ、自衛隊病院の例を挙げるまでも無く、平時には軍関係の設備の稼働率が悪いのは仕方が無いよね。

だから、採算性では無く、どこまで必要とされるかで判断せざるを得ないワケで。


で、これの転機になったのが……。

  だが、昨年8月北朝鮮の木箱入り地雷挑発事件が発生した時には負傷将校の手術が遅れ、ことし1月も銃によって負傷した将校候補生に対する治療が遅れる事態が発生したことでセンターの建設が再び取り上げられるようになった。

この事件。

これはこのブログでも取り上げている。まあ、地雷の方だけなんだが。

地雷を踏む事案は2件で、その内、韓国が北朝鮮軍が仕掛けたと主張する地雷を踏んだ方が手当が遅れたのだとか。


この関連ではこんなニュースも見かけたが。

北朝鮮地雷で足首切断した韓国兵 サイバー司令部で生き生き

2016/04/06 10:46 KST

【ソウル聯合ニュース】昨年8月に北朝鮮との軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)の韓国側で北朝鮮軍が埋めた地雷が爆発し、右足首を切断する重傷を負った韓国軍のキム・ジョンウォン下士官が国軍サイバー司令部で新たな任務に就いた。

生き生きしているらしいぞ(棒)

国防部当局者は「企画財政部が銃や手榴弾爆発事故などで受けた負傷が一般の病院での治療とは違って高度な専門性が求められることを認めた」とし「センターは特別会計を通じて建設される方式が推進されている」と伝えた。

この下りを読むと、上の「生き生き」ニュースは非常に欺瞞を感じるが、まあ、ニュースなんてそんなものかも知れない。


それはともかく、専門病院は必要だと、そう捉えられたという話だ。怪我の功名と言うべきなのかも知れない。

  だが、国防部が要請した予算の半分以上が削減された。したがって設計変更などでセンターの規模縮小が不可避となった。

……功名?

 

この話、国防部の予算が膨大だったので適正な額に縮小されたのか、国防部の予算は適切だったのに、半減されたのかはよく分からないが、それで良く「センターの規模縮小」程度で抑えられたものだな。

シン・インギュン自主国防ネットワーク代表は「収益性確保のために民間人患者をセンターに受け入れる案も検討されたが、予算が減って不透明になった」とし「センターを軍将兵の治療だけでなく国家災難事態の時に活用しようとする計画にも困難がある」と述べた。

まあ、なんだ、ご愁傷様。

 

 

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