共産党の小池氏のネジ曲がった現状認識

一体何がどうなったらそういう解釈に成るのか……。

共産・小池書記局長、「憲法が危機的な状況」と訴え

フジテレビ系(FNN) 5月2日(月)21時2分配信
共産党の小池書記局長は、「憲法が危機的な状況」と訴えた。
共産党の小池書記局長は「戦後の日本政治において、憲法がこれだけ危機的な状況になって迎えた憲法記念日というのは、かつてなかったのではないか」と述べた。
僕には記事を読んでさっぱり理解が出来なかったのだが、皆さんはどうだろう?


まず、タイトルが意味不明だ。
「憲法が危機的な状況」とある。
しかし、憲法はどうしても「守らなければならない大切なモノ」だろうか?

まあイイや、タイトルでは内容までは分からない。具体的な部分に踏み込んでいこう。

小池氏の発言で具体的な内容はこの部分。
3日の憲法記念日を前に、共産党の小池書記局長は、記者会見で、安全保障関連法に言及し、「禁止されていた集団的自衛権を解釈で可能にするという、憲法の否定のような政治が行われている」と、政府与党を批判した。
……何を言っているんだこの人は??


悪いが、日本国憲法を一通り目を通して見て欲しい。
日本国憲法のどこにも「集団的自衛権を放棄する」などとは書かれていない。明文化されていないことは小学生でも分かる。
では、「集団的自衛権を放棄する」という話は一体何処から出てきたのか?

実は、このブログでも何度か触れているのだが、日本国憲法には構造的な欠陥が少なからずある。
リンク先にあげたこの3つの記事には目を通していただきたいのだが、憲法解釈について触れているのが1つ目のリンクである。


そこの一部分を引用しよう。
1回目は1951年、「集団的自衛権?アリアリだよ」という政府答弁があり、これがそれ以降の通説となっている。
2回目は1954年、「いや、個別的自衛権だけしか憲法は許してないから」と、なった。
3回目が1960年、「一切の集団的自衛権がないってのは言い過ぎ」と、首相が答弁している。同年、内閣法制局長官も「例えば、在日米軍基地が攻撃されたら、日本も支援するよね。それって一種の集団的自衛権ちゃう?」と答弁している。
4回目は、1972年。「やっぱ、集団的自衛権、無いわ」と内閣が文章で説明。
5回目は1981年で、「憲法9条は、個別的自衛権だけ許容してて、集団的自衛権は範囲外なんだ」と、そのように政府の公式見解が出された。これが、現在の解釈と言われる話で、紆余曲折あって現在の位置に落ち着いて居るわけだ。

日本国憲法に集団的自衛権についての言及がなかったのは、当初から問題視されてきている点であり、何度も憲法解釈を重ねてきている。
 
つまり今回で6回目であり、集団的自衛権が、「あり?なし?やっぱ、アリで!」と、変わったに過ぎない。


とすると、小池氏の発言のこの部分は、どう切り取ったとしても事実誤認なのである。
>禁止されていた集団的自衛権を解釈で可能にする
禁止されてないから。禁止だと解釈されていただけだから。
>憲法の否定のような政治
この発言もおかしな話で、憲法が時代に即して国民を守るべき存在であるかについて常に疑いの目を向けることは、寧ろ政治家の責務である。それを放棄するのであれば、政治家などやめてしまえ!


今度の選挙でも、憲法解釈について議論する気らしい。
そのうえで、小池氏は「解釈改憲の上に、明文改憲を積み重ねて、戦争と独裁の道に進むようなやり方を許していいのかということを、今度の選挙でも、大争点にして戦っていきたい」と強調した。
……「戦争をすることが悪」の様な印象操作をしているが、「侵略戦争を仕掛ける存在」は悪であり、「国家に対してテロ行為を働くのが悪」であって、戦争自体は悪と切り捨てる概念ではない。
何故ならば、自衛のための戦いもまた戦争と呼ばれるものだからだ。
しかし、個別的自衛権も集団的自衛権も国連憲章で「おっけー」と認められている固有の権利である。

そのことを全く無視して、都合のいい時だけ「国連」を連呼するダブルスタンダードっぷりにはなかなか潔いものを感じるな。

え?僕のブログでも国連を信用していないって?
そりゃ、信用してませんよ、現在の落ちぶれて汚職まみれの利権団体の何を信用すればイイのか良くわからないからだ。
しかし、かつて作られた取り決めを否定するつもりはない。それは、各国首脳が自国の利益を守るために妥協できる範囲で取り決めたシステムなのであって、少なくとも全世界で共通ルールと認められ得る決まりだからだ。

まー、日本共産党のお偉いさんには、そうした話はわからないんだろうけどね。



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コメント

  1. だから、解釈改憲どうのと言う人は 一旦,拡張解釈、縮小解釈、類推解釈、勿論解釈、目的論的解釈…と、ちゃんと勉強されるべきなんですよね…
    ご存知の通り、有名な「馬の通行禁止」の話とかでも、その解釈次第で「馬車だけ」禁止(普通の馬は通れる)から「馬だけでなく牛(や豚など)も」禁止まであるわけでして…

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    1. まあ、原則として憲法を解釈するので無しに、日本の国防をしっかり考えて改憲すべき、というのが本筋なんでしょうね。

      ただ、日本共産党としては「9条は死守」みたいな考え方のようなので、改憲もダメ、解釈もダメ、って路線になるのでしょうか。

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