2016年5月17日火曜日

東京新聞「センシュボウエイガー」と紙面で発狂

流石東京新聞だな。

自民内で「敵基地攻撃能力を」 「専守防衛」逸脱の恐れ 

2016年5月16日 朝刊
 北朝鮮が弾道ミサイル発射や核実験を繰り返していることに対し、自民党内で「敵基地攻撃能力」が必要との主張が相次いでいる。仮に必要な武器を導入すれば、防衛費は大幅に増える上、国是の「専守防衛」を大きく踏み越えることにつながりかねない。
敵基地攻撃能力なんて、「平和」の美名の元には無いに越した事は無いが、現実問題として、相手とのリーチ差を埋めない限り、完全にやられっぱなしである。


「東京新聞の寝言」と、そう切って捨てればこの話はここでお終いなのだが、折角なのでちょっと考えてみよう。

まず、前提として「専守防衛」を唱える自衛隊の存在意義だが、それは正しく日本の平和と独立を守ることだ。
これは、自衛隊法3条の自衛隊の任務にも定めがある。
(自衛隊の任務)
第三条  自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たるものとする。
じゃあ、国民の生命と財産は誰が守るのか?これは警察権などの国家権力によって保護されることになっている。平たく言えば政府の責任と言えるだろう。
つまり、国民の生命と財産を守る為の手法として、敵基地攻撃能力の獲得が必要か否かを自民党が党内で議論していたとしても、何ら不思議は無い。というか寧ろやるべきなのである。

じゃあ仮に、日本が敵基地攻撃能力を獲得したとして、それを行使するのは誰なのか?それはもちろん自衛隊か、或いは国家によって管理される軍隊と言う事になろう。
自衛隊が「我が国の平和」を守る為に必要な装備を支給される事は、至極真っ当な話である。

なお、自衛隊法が「我が国の平和と独立を守る」と謳っていることの揚げ足を取って、「自衛隊は国民を守ってくれない」とか言い出す人がいるが、それは論理的にオカシイ。
何故ならば、政府の職務が国民の生命と財産を守る事であり、その政府のコントロール下にある自衛隊が国民を守らない、というのでは理屈に合わないからだ。

さらに、陸上自衛隊などは「わが国の平和と国民の生命と財産を守るために、日頃から国民とともにある陸上自衛隊である」とサイトで説明している。海上自衛隊は「「精強、即応、伝統の継承」を指針として、各種事態に対し迅速に対応し、解決していく。」と説明している。航空自衛隊は「日本の平和と安定、そして独立を守るため、日夜、任務を遂行しています。」と任務内容を説明している。

それぞれ説明は異なるが、国民のために戦うというスタンスは何れのサイトからも見て取れる。……海上自衛隊だけちょっと毛色が違うみたいだが(苦笑


ともあれ、自衛隊がこの様な立ち位置である以上、「我が国の平和」と「独立」を守る事は必須なのだが、コレを脅かす勢力に対抗する能力が無くては困る。

だが、現実問題として、自衛隊の行動指針は「時間稼ぎ」の側面が強く、なんのための時間稼ぎかというと、同盟国たるアメリカが手を貸してくれるまでの時間稼ぎなのである。
そして、自衛隊の能力不足を補うために、在日アメリカ軍基地が日本各地に点在している(沖縄に集中している訳では無いので悪しからず)。

この状況で「間に合わない」なんて事態を迎えては、そもそも我が国の平和と独立を守る事などできないわけで。


そこで邪魔になるのが憲法9条なのだが、この条文は自衛隊の存在そのものを否定していると言われている。
現在は解釈によって(芦田修正のような説もあるが、政府はコレを支持してはいないようだ)合憲という立場のようだが、解釈しなければ合憲と言えないような存在でいあるのも又事実である。

こうした背景から、度々憲法改正論が出るのだが、サヨクの皆さんはそれがどうしてもお気に召さないようで。
そして、「平和」だのなんだのと宣うのである。
東京新聞もそういう勢力の1つである。


まあ、サヨクの皆様への文句はさておき、流石に日本を取り巻く環境を考えると放置はマズイ。
そこで安倍政権は、その現状を打破しようと色々と画策しているようだが、この議論が始まったのは何も安倍政権が初めてでは無い。
 政府は憲法上、敵基地攻撃は他国の攻撃を阻止する個別的自衛権の範囲内としてきた。一九五六年、鳩山一郎内閣は「自衛権を持つ以上、座して死を待つのが憲法の趣旨ではない」との見解を示した。先に攻撃する「先制攻撃」と区別し、第一撃の攻撃を受けた後や燃料注入開始など日本攻撃に「着手した」と判断した段階で可能としている。
鳩山の名前が業腹ではあるが、鳩山一郎内閣でもこうした議論はなされている。1956年の事である。
 だが、実際には、必要な巡航ミサイルや爆撃機などは保有しなかった。先制攻撃や自衛を超えた武力行使に使え、専守防衛を逸脱しかねないからだ。巨額の費用もかかる。日米安保体制で敵基地攻撃能力は米軍に任せ、日本はミサイル防衛の整備を続けてきた。
それでも先制攻撃能力を保有できなかった理由は、GDP1%枠等という意味不明な足枷を付けてきたせいでもあり、平和憲法の理念に反するというまか不思議な論理が支配していたからでもある。


だが、憲法9条など後生大事に抱えていても、国家のつとめを果たすことは出来ない。

日本の自衛隊はイージス艦を始めとする、ミサイル防衛能力を獲得しては来たが、これも確実な防御能力とは言い難い。敵側のミサイル発射基地を打撃出来る手段こそが、必要なのである。
写真
東京新聞は、この様な図を用いて自民党を批判している。
 実効性の問題もある。敵基地の特定は難しく、ノドンや四月、北朝鮮が発射実験を行った中距離弾道ミサイル・ムスダンは移動式の発射台を持つ。北朝鮮が開発している潜水艦発射弾道ミサイルの技術が確立すれば、撃たれる前に発射位置を特定し、攻撃するのは極めて困難だ。
実効性について懸念しているようだが、こうした懸念は的ハズレである。

確かに、移動式の発射台を持っている相手に打撃をすることは困難ではある。が、現実は移動式の発射台だけでは無く、ミサイル基地やその格納庫も存在する。だからそうした場所が特定されていれば、これらを攻撃することで一定の効果が得られることは明白である。


東京新聞では、安倍政権が敵基地攻撃能力を手に入れるのではないか?と懸念している。
 政府は一三年の中期防衛力整備計画で「弾道ミサイル発射手段等に対する対応能力の在り方」に関し「検討の上、必要な措置を講ずる」と盛り込んだ。同計画は三年後の今年に見直す規定があり、自民党の議論を反映し、さらに踏み込む可能性もある。
しかし、明白な危機がそこにある以上、これに対抗する策を考えるのは当たり前の話。

コレに反対する為に、東京新聞が持ちだしている理屈が「専守防衛」という自衛隊の理念なのだが……。

1発目が撃たれた段階で、敵のミサイル基地を攻撃するならそれは「先制攻撃」にはならないよね?理屈としては。
ちなみにドイツでも「専守防衛」なる考えがあったが、1990年代に既にその言葉は過去のものとなり、現在ではドイツ兵を海外派兵しているのが現状である。


そして、東京新聞は防衛費の増大も懸念しているが、そもそも在日米軍の存在を否定し、オスプレイなどの輸送機すら目の敵にしている東京新聞に、「防衛費の増大ガー」と言う資格は無い。

在日米軍が日本から撤退すれば、激減した兵力を補填するために巨額の防衛費が必要な事は明らかで、防衛費は出したくないけど米軍にはいて欲しくないというのは子供の駄々と同じだ。
これは、原発ハンタイを唱える反原発派の行動に似ている。電気は使いたいが原発は嫌だ!再稼働もダメ!火力発電で電力は足りているじゃないか。
お決まりのフレーズを並べてみたが、火力発電に依存するあまり、日本の安全保障を蔑ろにして、原油やLPGを購入するために巨額の赤字を垂れ流している。これで「電気料金が上がるのは嫌だ」というのだから、呆れてモノが言えない。


結局、東京新聞はなんにでもハンタイしたいだけのサヨクの急先鋒の一面を隠すこと無く、「政治的偏りの無い報道機関」を装っているのだから、質が悪い。

似たような事を言うのが朝日新聞に毎日新聞だが、東京新聞が一番理論が崩壊している。
こんな新聞に金を出して買ってしまう人々がいるのだから困ったものなのだが、現実は押し紙の山と発行部数の激減である。
もうちょっとマシな記事を作れよ。じゃないと潰れるぞ。


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6 件のコメント :

  1. アメリカのメディアよろしく自分等のスタンスを公然とさせてればまだいいんでしょうけどねぇ
    日本の場合は明らかにアレなのに公正中立とか言いながら報道しない権利を遠慮なく行使する
    こんなんだから報道の自由度低くなるのも当然と言えば当然なのか……

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    1. こんな体たらくなので、味方しくれるはずのUN担当官にいろいろと言われてしまうわけです。

      まあ、建前は公正中立ですが、その実、偏りまくりなのは既に多くの人が知るところですから、立ち位置表明したとしても今更なんですけどね。

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  2. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652016年5月17日 21:51

    ある小説(確か、佐藤大輔の作品)に書かれていた文章を引用します(多分、間違っていないと思います)。
    >国民の生命と財産を保護することは、最大の福祉である。

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    1. 生命と財産が守られない状態であれば、福祉も何もあったもんじゃありませんからねぇ。
      先制攻撃をしろとは言いませんけど、敵基地攻撃能力くらいは獲得してほしいものです。

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  3. 専守防衛だからと言って、ミサイル撃ち込まれまくって、被害甚大では洒落にならんと思うのですが…
    「press」の腕章をしていれば撃たれないとでも思っているのでしょうか?
    日本のマスコミの人たちは何処を向いているのでしょうか?

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    1. 9条教の方々もそうなのですが、往々にして自らが矢面に立った場合というのを想定することが出来ないのが、彼らの特徴かと思います。
      矢面に立とうものなら掌を返すのも又いつものパターンです。

      そういえばピースボートがまた自衛隊にエスコートして貰ったとかいうニュースを見かけましたよ。
      それで恥じることが無いと言うのだから大したものです。

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