フィリピンの新大統領が決定の見通し

フィリピンの大統領か。

フィリピン大統領選 ドゥテルテ氏が当選の見通し

5月10日 5時42分
9日投票が行われたフィリピンの大統領選挙は開票が進み、犯罪の撲滅などを訴える地方都市の市長、ロドリゴ・ドゥテルテ氏がほかの候補者を大きくリードし、当選する見通しとなりました。
この、当選確実とみられるロドリゴ・ドゥテルテ氏だが、フィリピンのトランプ氏等と言われる人物らしいね。

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こんな人物のようだ。


フィリピンの大統領が日本にどういう影響を及ぼしてくるかというと、一番心配なのはシーレーンの防衛に関してだろう。
現地の選挙管理委員会によりますと、日本時間の10日午前3時20分現在、開票率は88%で、得票率は、南部ミンダナオ島のダバオ市長、ロドリゴ・ドゥテルテ氏(71)が38.6%、続いて、アキノ大統領の後継のマヌエル・ロハス氏(58)が23.1%、無所属の上院議員のグレース・ポー氏(47)が21.7%などとなっています。
この結果、2位につけているロハス氏が残りの票をすべて獲得しても逆転できないことから、ドゥテルテ氏が当選する見通しとなりました。
このドゥテルテ氏だが、71歳と高齢ながらこれだけの得票数が得られた理由は、ダバオ市長の経歴が評価されたからだと言われている。


フィリピンという国は、日本同様島国なのだが、日本とは異なり細かい島が寄せ集まった感じの地形となっている。
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そして、ダバオといえばフィリピン南部に位置するマニラに次ぐフィリピン第2の都市である。
しかし、1970年代以降ムスリムの分離独立を訴えるMILFやらNPAやらといった過激化組織が暗躍しており、治安の面での不安があったことも事実だ。2003年には国際空港旧ターミナル及び港湾部などで連続爆弾テロが起きるなど、多くの死者を出す事件もあったようだ。
ドゥテルテ氏は、ダバオ市で警察の権限を強化するなどして国内で最悪といわれた治安を回復させた実績をアピールし、全土で長年課題となっている犯罪の撲滅を最大の公約として掲げ選挙戦を展開しました。
そして、そのダバオの治安回復の業績をアピールして当選したのがこのドゥテルテ氏なのだそうだ。


実際、9日にもこんな声明を出している。
ドゥテルテ氏は9日夜、地元のダバオ市で記者会見し「大統領になったらまず『ストップ』という単語だけを記した大統領令を発する」と述べ、公約に掲げた犯罪や汚職の撲滅に最優先で取り組む姿勢を強調しました。
大統領令で「ストップ」というのはまた大雑把な話だが……、犯罪や汚職の撲滅はフィリピンでは深刻な問題になっていると聞く。
こういった発言は実に効果的だろう。
フィリピンでは先代のアロヨ元大統領も公金不正流用の疑いで逮捕されており、現職のアキノ大統領は不正や汚職や賄賂や貧困と闘うことを選挙公約として当選している。アキノ大統領の任期は2016年6月29日までである。


で、今回当選確実視されているドゥテルテ氏のどの辺りが「トランプ」なのかというと……。
世論調査で首位に立つドゥテルテ氏(71)は、南部ダバオの市長時代から過激な発言や犯罪に対する強硬姿勢で知られ、大統領に選ばれれば犯罪者10万人を処刑してマニラ湾に投げ捨てると言い放った。
選挙戦の最終日となった7日もマニラ中心部で開いた集会で数千人の支持者を前に、「人権の法則は忘れよう」と力説。「私が大統領になったら市長の時と同じことをする。麻薬業者や強盗や事なかれ主義者は失せろ。私が殺してやる」と演説して喝采を浴びた。汚職にかかわる人間や、警察や軍の中の悪人も刑務所に送ると宣言した。
http://www.cnn.co.jp/world/35082244.html
……なかなか過激だな。
だが、この様な発言が受け容れられるほど、フィリピンの治安には問題があるのだろう。


そして、過激一辺倒でも無い模様。
ソース記事は自動翻訳の精度がイマイチなので、こちらをリンクとして紹介しておく。パンドラの憂鬱様の記事だ。
そして、ソースはこちら。

Japan to Fund Davao City's First Underground Public Transport System

Phil News Davao City, Local News, Mayor Duterte

One of the country's most progressive city, Davao City, the city ruled by Mayor Duterte with an overwhelming political will, could be the first in the Philippines to have its own undergroundpublic transport system which can be found only in some of the world's wealthiest and most progressive cities.

どうやら、JICAのプロジェクトで、ダバオに日本の地下鉄技術が提供される模様と言った内容なのだが、日本側のソースはイマイチハッキリしない。


多分、関連のありそうなJICAの記事がこちら。

フィリピン向け円借款契約の調印:日本の技術を活用し、マニラ首都圏の主要2橋梁の耐震化とミンダナオ島ダバオ市内の物流改善を支援

2015年8月25日
国際協力機構(JICA)は、8月25日、フィリピン共和国の首都マニラにて同国政府との間で、総額336億8900万円(計2件)を限度とする円借款貸付契約に調印しました。
ただ、この記事では道路の舗装改良やバイパス道路の見直しといった話しか書かれていないんだよね。
本事業は、ダバオ市南端部と同市中心部を結ぶバイパス道路の建設及び既存道路の舗装改良を通じて、ササ港等港湾部や同市中心部へのアクセスを強化し、同市を核とするミンダナオ島最大級の経済圏内の物流改善と交通渋滞の改善を図り、もってミンダナオ島の経済発展に寄与することを目的としています。
いずれにせよ、ダバオの交通事情の改善にもドゥテルテ氏は尽力したようで、こうした業績は高く評価されても不思議では無い。


ただ、不安な部分もある。
上の実績で挙がった治安の改善だが、やったことは穏当な手法とは言い難い。「警察の権力の強化」などと説明されているが、その実、私刑の容認やら警察の強権発動容認やら、一歩間違えばヤバイどころの騒ぎではない。

そして、南シナ海の問題でも、堅実な手法とは言い難い。
また、選挙で争点の1つとなった南シナ海を巡る問題では、領有権は譲れないとする一方で、中国がインフラ整備などで経済支援をするなら話し合いで妥協点を探る姿勢も示していて、今後の政権運営が注目されます。
NHKはこの様に報じているが、サーチナはちょっと切り口が違った。

フィリピンの大統領選で有力候補「私の祖父は中国人。だから中国とは戦争しない」

2016-02-05 09:25
 フィリピンで5月9日に投票が実施される大統領選挙で、有力候補の1人であるロドリゴ・ドゥテルテ氏(ダバオ市長)が1月19日、「私の祖父は中国人。だから中国とは戦争をしない」などと語っていることが分かった。中国メディアの環球網などが報じた。
フィリピンに華人が大量に住んでいるのは既によく知られたことだが、本当にドゥテルテ氏の親族に支那人がいるのであれば、支那に対する強行策は期待できない。
逆に、強行策を採るというのであればまたこれが真っ当な効果をを期待できるのか怪しいところでもある。


フィリピンは日本のシーレーンの一部を担うだけに、今回の選挙によってどのような情勢となるのかは予断を許さない。

過激ではあるが、現実主義者というのであれば未だマシかも知れないが、フィリピンにとっての利益と、日本にとっての利益は異なるのが当たり前である。
ドゥテルテ氏が支那に取り込まれているような状態であれば、かなり悩ましいが……、ハッキリしたことは今のところよく分からない。

トランプ氏にしてもドゥテルテ氏にしても、発言が過激なだけで現実主義者であればまだ話もできるのだろうが、どうなることやら。


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