2016年6月10日金曜日

尖閣接続水域航行で強がる支那

予想通りではあるが、どうする?

南シナ海「介入」けん制=中国国防省「とやかく言うな」―尖閣接続水域の軍艦初航行

時事通信 6月9日(木)17時25分配信
 【北京時事】中国国防省は9日、同国海軍の軍艦が沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域内を航行したことについて「(尖閣諸島は)中国固有の領土だ。中国の軍艦が自国の管轄する海域を航行するのは理にかない、合法であり、他国にとやかく言う権利はない」と主張した。
支那の軍艦が尖閣諸島の接続水域を航行したことは、合法でないことは明らかだ。





支那のロジックはともかく、国際的には尖閣諸島は日本の領土である。
それは中華民国も認めていた。
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これは1920年のものなので、この時点で支那が尖閣諸島を日本の領土と認めていたことは間違いが無い。ここは疑う必要の無い部分だろう。

なお、この感謝状について「意味のない、当たり前の話」という人がいるが、なかなか愉快なロジックであった。敢えて紹介することはしないが。

で、簡単に歴史を紐解いていくと、日本による台湾統治時代は1895年、下関条約によって清朝から台湾等を割譲されたことから始まっている。その次代の終わりはポツダム宣言受諾(1945年10月25日)であることは言うまでもない。
では、中華民国は?実は孫文によって1912年1月1日に樹立されており、支那大陸を代表する国家として成立している。中華民国が台湾島に渡ったのは、1945年のことで、中華人民共和国に追われて台湾島に引きこもるのは1949年12月以降のことである。

つまり、この感謝状を出したのは、支那本土を治める中華民国であり、支那の福建省の漁民が尖閣諸島に漂着した際に、「日本の領土に漂着した」という事を認めたことになる。


では尖閣諸島はいつから日本の土地なのか?ということになるが、国際的には1895年以降ずっと日本の土地である。
尖閣諸島が支那の領土だったことは1度としてない。

この時点で「古来より支那の領土だ」という風に主張することはそもそもおかしいということはわかって頂けると思う。

ちなみに、支那や台湾が尖閣諸島を自国の領土と主張しているが、今のところ、支那や台湾から過去に日本以外の領土であったと分かる文献などが提示されてはいない。


次に問題となるのはサンフランシスコ平和条約(1951年)だが、ここに「台湾・澎湖諸島の権利、権原及び請求権の放棄(第2条(b))」という項目がある。だが、この範囲に尖閣諸島は含まれてはいない。

この時期、日本は戦争に負けた結果、沖縄をアメリカに占領されており、沖縄は琉球政府扱いになっていた。尖閣諸島も琉球政府の管轄範囲にあるという判断だった。
そして、沖縄返還(1972年)により、再び尖閣諸島は日本の領土として扱われるに至る。
ただし、1970年頃から海底に油田があるという噂が流れ、台湾が尖閣諸島の領有権を主張し始める。これに呼応するように、支那共産党も尖閣諸島の領有権を主張し始めたという経緯がある。



支那やその関係者は「カイロ宣言」を持ち出すケースも多いようだが、カイロ宣言自身は日時や署名、公文書すら存在しないシロモノである。
そしてその文章を持ち出すにあたって「右同盟国ノ目的ハ日本国ヨリ千九百十四年ノ第一次世界戦争ノ開始以後ニ於テ日本国カ奪取シ又ハ占領シタル太平洋ニ於ケル一切ノ島嶼ヲ剥奪スルコト並ニ満洲、台湾及澎湖島ノ如キ日本国カ清国人ヨリ盗取シタル一切ノ地域ヲ中華民国ニ返還スルコトニ在リ」と、清国から日本が奪った土地を返せという内容になっている部分を示してくる。
が、尖閣諸島はそもそも奪った土地に該当しないので、カイロ宣言を持ちだしても尖閣諸島が支那の土地だったということは出来ない。
これは、「台湾」及び「澎湖島」と明示されていて、そこに尖閣諸島が含まれていないことからも明らかである。


毛沢東が「尖閣=日本領」にお墨付き これが決定的な新物証「中国製地図」だ

2015/3/ 6 18:30

   やっぱり中国も、尖閣諸島が日本のものだと認識していた――その決定的な「物証」といえる地図が発掘された。

これを裏付ける資料も色々と見つかっている。
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この地図などは、1970年に台湾で作られたもので、日本の領土であると言うことが明確に示されている。img_6
こっちは支那(1958年)の地図だ。
この様な経緯から、支那が主張する様なサンフランシスコ講和会議の話を持ち出すのも、失当であると言わざるを得ない。


支那の主張としては、この様に色々穴があるのだが、直ちに引っ込める事もできず、とにかく突っ張る姿勢を崩してはいない。
 中国が初めて同水域内に軍艦を送り込んだ背景には、尖閣の領有権主張に加え、日米が南シナ海の軍事拠点化を進める中国への圧力を強める中、「介入」をけん制する狙いがありそうだ。 
また、G7の際に、支那の海洋進出について問題視された経緯もあり、支那としても更に踏み込んでおかないと、国内にも示しが付かないという状況になりつつある様だ。

南シナ海仲裁裁判 中国が手続き停止を要求

6月8日 12時29分
南シナ海の問題でフィリピンが国際的な仲裁裁判を申し立てていることについて、中国外務省は8日、声明を発表し、「中国は2国間交渉の扉を開き続けている」としたうえで、フィリピンに対し仲裁手続きを直ちに停止するよう要求しました。
フィリピンからもこの様な対応がなされた上で、他の国々でも支那に対する態度が硬化しつつある。

そんな中での支那の次の一手が、尖閣の騒ぎなのだが……。一気に事態が進展しないように、緊張感を持って対応すべきだろう。
追記
自衛隊のトップも釘を刺したようだ。

自衛隊トップが“警告” 「中国艦、領海侵入なら相応の対応」

2016.6.9 16:03
 自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は9日の記者会見で、中国海軍艦艇が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域に入ったことに対し、「中国は尖閣諸島の領有を主張している上で接続水域に入域した。緊張を高める一方的な行動で、深刻な懸念を持っている」と指摘した。「厳重な抗議を中国側にしたので、真剣に受け止めてもらうことを期待している」とも述べた。
効果があるとは思わないが、こういったことはきっちりと言うべきだろう。
次のフェイズに移らぬように、相手側に自制を求めたわけだが……、選挙前に一悶着あるだろうか?
追記2
さすがに、地元も黙ってはいないようだ。

危機の最前線 石垣島…「怖い」「米軍反対論理解できない」地元漁師ら訴え 

2016.6.9 11:44
 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域で中国とロシアの軍艦の航行が確認され、領海警備は一気に緊張感が高まった。今後も中国海軍艦の航行の常態化は懸念され、地元漁師らは不安を抱く。沖縄では相次ぐ事件を受け米軍駐留に批判も出ているが、漁師らは「米軍基地の撤去論に違和感がある」とし、日米の厳然とした対応を求める声が上がっている。
翁長氏は何と言うつもりだろうね。
追記3
政府としても真剣に対応か。

政府 中国軍艦艇の接続水域入り受けNSC開催へ

6月9日 17時05分
政府は、中国海軍の艦艇が沖縄県の尖閣諸島周辺の接続水域に初めて入ったことを受けて、9日夜、NSC=国家安全保障会議の4大臣会合を開き、情報の分析結果などについて報告を受けたうえで、警戒・監視に万全を期すことなどを確認する見通しです。
これまでとは段階が違う、と言う風に解釈すべきだろう。


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