2016年6月2日木曜日

韓国で地下鉄の追突事故

日本では話題にならないが、ブログのコンセプト的に扱っておくべきだろうと思って、言及しておく。

7月開通予定の仁川都市鉄道2号線、試験運行中に追突事故発生

2016年05月31日15時07分
  7月30日に全面開通する仁川(インチョン)都市鉄道2号線で試験運行中に電車が追突する事故が発生した。
  30日、仁川都市鉄道建設本部によれば21日午前9時30分ごろ南洞区(ナムドング)の雲宴(ウンヨン)駅と仁川大公園駅の中間地点で停車していた列車に後続列車が衝突した。
怪我人はいなかった模様。


ただこの問題は、試験運行中の事故という話なのでは無く、地下鉄のシステムに欠陥があるのでは?と言うところが問題である。
  2号線は2両編成で電車を運行しているが、この日は終点から終点まで車両を運行する1周試験中なので4両編成で運行していた。
  大公園駅に停車した列車が次に出発するまで待つのに駅舎の外線路に停止していたが、時速40キロの速度で走ってきた後続列車がこれを遅れて確認して急ブレーキをかけたが追突を防げなかった。
基本的に、最近の列車には全てATS(自動列車停止装置)なるものが備えられている。前の列車が駅で停止していれば、ATSが働いて後続の車両も停止するのが一般的な列車の動きだ。
  当時この列車は手動運転(FMモード)で運行中だった。電車にはそれぞれ機関士が乗っていたが幸い特に負傷はしなかった。
列車は手動モードで運転中だったのでATSが作動しなかったという考え方は出来るが、それでも警告は出たはずである。


その辺りは韓国の市民団体もその辺りは気にしている模様。
仁川市は後続列車の機関士が前方注意を疎かにして安全距離を十分に確保しなかったために事故が起きたとみている。
  仁川交通公社労組など仁川の市民社会団体で構成された「安全な仁川地下鉄2号線開通のための市民対策委」とは「安全管理システムに問題があるのではないのか」と指摘した。
  先行列車と信号システム間の通信途絶(タイムアウト)現象のために列車が立ち止まり、手動運転する機関士が足りず列車の出発間隔を過度に狭めながら追突事故が起きたということだ。
これに対して運営側も反論はしている。
  しかし仁川市は運行システムには問題がないという立場だ。仁川都市鉄道建設本部の関係者は「2号線は無人運行試験を準備していた機関士が非常モード(手動)に合わせて列車を運行して不注意で事故を起こしたこと」としながら「開通後、無人運行システムで運行する時は列車防御システム(ATP)が作動するため今回のような追突事故は発生しない。数回にわたり実施した無人1周試験でも正常に作動した」と述べた。
どちらが正しいのかは、シロウトの僕には正直よく分からない。


しかし、韓国には前科がある。
何やら地下鉄に不良品ブレーキが使われていて、エラーが出るからATSをキャンセルして使っていたと言うからオドロキである。

そして、追突事故が起きた。
今回のこの話とリンクするかはなかなか難しい話だが、列車運行のシステムそのものに問題を抱えている可能性は排除できないと思う。

取り敢えずは、記録までに、と言うスタンスの記事ではあるが、韓国なんかに旅行に行く計画がある人は気をつけた方が良いよ、地下鉄にも。


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2 件のコメント :

  1. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652016年6月2日 16:33

    鉄オタ的には、この件は、鉄道システム的に問題ありと判断します。
    まず「列車防御システム(ATP)」は、日本では「ATS」や「ATC」と呼ばれる機能です。無人運転を行う場合「ATC」を使います。
    記事の「非常モード(手動)」というのが、自動加速機能を切っただけの状態か、ATC(ATP)まで切った状態か、その2つで判断が異なります。
    1.自動加速機能を切っただけ→ATC(ATP)の機能で衝突前に止まらないのは異常動作
    2.ATCまで切った状態→衝突しないように指示・進路設定する必要があるのを怠った人的ミス
    どちらにしても、問題ありです。

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    1. ほほう。
      詳しいことはわかりませんでしたが、なるほど、ATCやATP辺り全部切って運転していた可能性はあるわけですか。

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