2016年6月6日月曜日

合法デモを潰す「市民団体()」

この関連ニュース、ちょっと聞いただけでは構図がさっぱり分からなかったのだが、中央日報がこんな記事を。

数百人の日本市民、嫌韓デモ隊を解散させた

2016年06月06日07時41分
  神奈川県で在日韓国人に対する嫌悪発言をしようとしていた日本の嫌韓デモ隊を数百人の市民が阻止した。
  5日のハフィントンポスト日本版によると、先月24日に日本の国会を通過した「ヘイトスピーチ(特定集団に対する公開的差別・嫌悪発言)禁止法」施行後初めてとなるデモが予告されたこの日午前、川崎市中原平和公園には嫌韓デモ隊が集まった。午前11時からデモを行う予定だったが、現場に集まった数百人の市民の抗議を受け、10メートルほども進むことができず、結局、1時間足らずでデモを中断した。
市民団体側は「絶望を希望に変えた」と主張している様だが、それは違う。

注:記事中でデモの主催者について言及していますが、どうやら色々と違う点があるようです。何処が違うかを確認中で、確認次第、修正します。




話としては、川崎市で企画されていたデモが中止になった、それだけの話だ。

川崎のヘイトデモ、出発直後に中止 反対の数百人が囲む

2016年6月5日12時44分
川崎市中原区で5日午前に排外主義的な団体が計画していたヘイトスピーチのデモが、出発直後に中止された。この日は十数人が日の丸やプラカードを持って集まったが、ヘイトスピーチに反対する市民らが数百人で取り囲んだ。神奈川県警も中止を説得した。
これが朝日新聞が報じたニュースである。デモを潰せ!
このニュース、読んでもハッキリ事実関係が分からない。何故か?それはデモを企画した団体側が「排外主義的な団体」としか示されていないからだ。

調べてみると、このデモを企画した団体は行動する保守運動の関連団体のようだ。
債務者(申し立てられた側)は「行動する保守運動」と称する団体に参画する活動家で、2013年5月12日から16年1月31日にかけて12回にわたり、JR川崎駅前の繁華街を中心に、市内で在日韓国・朝鮮人の排斥を訴える内容のデモを主催し、または中心メンバーとして参加した。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/02/hate-demo-forbidden_n_10271150.html
そして、「行動する保守運動」という団体のトップは「桜井誠」とある。



あー、なるほど。
在日特権を許さない市民の会の初代会長であり、「チャンネル桜」に良く出演することで有名な桜井氏が関係しているのか。確かに、「排外主義的な団体」と呼ばれても仕方が無い実績があるのは事実だ。

個人的にはこの団体の主張に対して、一定の理はあるように思えるけれども、忌避感が強いのも事実。

川崎発!日本浄化デモ第三弾!

【最終の】注意事項を申し上げます。
1)少しの妨害行為でも110番!携帯をお持ちでない方は大声で助けを求めてください。
2)但し絶対に手を出さない事。我々サイドから逮捕者等を出したら保守運動すべてが挫折する事を自覚してください。
3)公園に入ったら警察の指示に従う事
4)絶対に違法行為はしない。皆さんは誇りある保守です。
 勿論、ヘイトスピーチ解消法にも従ってください。【悪法も法なり】です。
5)雨具は、出来るだけ合羽、ポンチョの類いを。
6)交通系カードの余裕あるチャージ残高をお願いします。
件のデモの際にも、この様な注意書きをし、徹底して自らの主張を傷つけられ内容は配慮はしている模様。
その結果が、デモ中止、ではあったのだけれど。


さて、このデモが企画された背景について、少し説明しておこう。
在日コリアンが理事長を務める社会福祉法人が、同市川崎区の桜本地区周辺でのヘイトデモ禁止を申し立てたのに対し、横浜地裁川崎支部は2日、デモ禁止の仮処分決定を出した。また川崎市も、周辺の公園使用を不許可処分とした。
川崎市で「行動する保守運動」がデモを企画した際、このデモに対して社会福祉法人「青丘社」(裵重度(ペチュンド)理事長:在日韓国人)が裁判所に申し立てを行い、裁判所はいわゆる「ヘイトスピーチ解消法」を盾にデモの中止の決定を言い渡した。
仮処分決定と言うことなので、「行動する保守運動」の言動が問題で中止に追い込まれたという構図ではなく、実施された場合に申し立てられた内容を著しく損なう可能性があったために、裁判で争われる前のデモは慎むように、と言うような流れになったのだと思われる。


「行動する保守運動」側は、この仮処分決定に従い、場所を変更してのデモを企画。
新たに企画されたデモは、裁判所の判断に抵触せず、警察署側もデモの実施を了解して道路使用が許可された

今回のデモは悪法である、『本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律』施行後初のデモです。
このデモの成功が次の段階、つまり悪法を無効化出来る『良法』を生む第一歩となります。
何よりも、我々は我慢が出来る誇りある戦う保守です。
悪法だからと法を無視すれば、福田紀彦川崎市長や、パヨク、劣化サヨクと同じになってしまいます。
上記を良く認識してデモを行いましょう。
最後のテーマ追加を行います。
『ヘイトスピーチ解消法』は反日勢力の罠!
ご意見を頂いたのでデモテーマを追加します。
『有田芳生参議院議員落選』です。
さらに、
『日本人の人権は無視!法務省人権擁護局!』
も追加します。
http://www.koudouhosyu.info/skantou/scheduler.cgi?mode=view&no=1013
デモの内容は、この様なものだったようだ。
無論、デモ中にシュプレヒコールとして「在日コリアンはカエレ」という様なものが混じる可能性は否定できないが……、少なからずデモの趣旨自体は健全であったと、その様に考えられる。


そうしたデモを実力行使によって止めた市民側の写真がこちら。
寝転ぶ市民
見苦しい事この上ないな。そして、上の方に写っているのは、有田芳生その人である。

ヨシフが出てきた辺りで、何故こんな……、と疑問に思ってしまうわけだが、理由は簡単である。
 5日午後には、東京都渋谷区で「共産党を批判する」という名目で数十人が日の丸を掲げ、デモ行進した。川崎のデモと同じサイトで告知されたことから、ヘイトデモに抗議する市民が多数集まり、警官と路上でもみ合う場面もあった。
「行動する保守」のデモが、日本共産党に矛先を向けた結果、というのと、ヨシフが在日コリアンの為に政治活動しているという事を考えれば、これは当然の結果かの知れない。


こうした、道路交通法を無視するような「市民()」の行動によって、適法に許可されたデモが中止を余儀なくされた。それが今回の事態の顛末である。
 市民らは、デモの出発地とされた同区の中原平和公園で「ヘイトデモ中止」「帰れ」と叫び、路上に座り込んだ。デモ隊は日の丸やプラカードを掲げて10メートルほど進んだところで市民らに阻止され、警察の説得に応じて中止を決めた。
朝日新聞の記事からはそうした顛末は読み取れない

数百人がもみ合い騒然…ヘイト団体のデモ中止 川崎市

2016.06.05
 ヘイトスピーチ対策法が施行されて最初の日曜日の5日、在日コリアンへの差別的言動を繰り返したとして川崎市川崎区の公園の使用が認められなかった団体が同市中原区でデモを予定していたが、中止となった。団体側が神奈川県警に中止を告げた。
Zakzakの記事ですら同じ構造だ。


まあ、救いがあるとすればこの写真だろうか。
レイシストは帰れ
「コリアンは帰れ」はダメだが、「レイシストは帰れ」はOKという理屈は僕にはさっぱりだが……。

報道機関は、いわゆる「ヘイトスピーチ解消法」によってヘイトスピーチデモが阻止された、喜ばしいことだ、という方向で報道したいらしい
だが、これでは言論の自由の自殺である


中央日報の記事では、「行動する保守運動」のプラカードの内容を紹介して、市民()側に正義があるような印象操作を行っている。
  20人前後と推定されるデモ隊は韓国など他国を侮辱する言葉を書いたカードを持って行進を試みた。中には「反日国家の国民を公務員に採用するな」という主張もあった。「世界のチンピラ機関、国連、ユネスコ、ユニセフを許すな」と、日本の過去の問題に言及してきた国際機構への不満も表した。さらに「日本人を殺した外国人の犯罪件数、中国人が33%、朝鮮・韓国人が32%」という内容もあった。
だが、この主張の大半は現実である。

「行動する保守運動」の言動は概ね過激なものが多く、個人的に賛同出来ない部分も多い。
しかし、言論の自由は国民の誰にも認められるものであり、公共の福祉を損ない、公序良俗に反するなどの理由が無い限りは、主張する事そのものを否定されるべきでは無いのだ。
 「違法性は顕著で、憲法が保障する表現の自由の範囲外」。横浜地裁川崎支部は、デモ主催団体側の男性に、法人の事務所から半径500メートル以内でのデモの禁止を命じる決定を出した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160604-00000060-san-soci
裁判所の決定も、デモそのものを否定したわけではない。
 一方で、神奈川県警は3日、5日にデモを予定しているこの団体の道路使用を許可したと明らかにした。
 同県警中原署は「県公安委員会の判断に従った結果だ。交通の安全並びに参加者の事故防止に努めたい」としている。県警は、団体側には「不当な差別的言動はしてはいけない」と伝えたという。
県警側も、十分に配慮した上でデモを許可した訳で。にもかかわらず、こうした「市民()」のテロ行為が賛美されるのは、度しがたい話である。

……まあ、「行動する保守運動」側の勝利条件は、デモ実行によって問題意識を拡散する事にあるのだろうから、条件を満たしたと言って過言ではないかもしれないね。報道機関はその事に対して嫌悪感があり、今回のような報道に繋がった可能性はある。報道機関の腐敗っぷりは凄いな。
追記
追記として、コメントを頂いた内容について少し補足。
『「行動する保守運動」という団体が主催するデモ』という部分に間違いがある旨の指摘を受けたが、ハフィントンポストなど複数の報道機関の内容を読む限り、デモ中止の勧告を受けたのは「行動する保守運動」であると理解できる。

しかし、引用した「行動する保守運動」のサイトの「南関東 地区スケジュール」のページをよく読むと、「川崎発!日本浄化デモ第三弾!」は、「主催:瑞穂尚武会 五十六パパ」となっている。

瑞穂尚武会と行動する保守運動との関係がいまいちよく分からないのだが、この両方に関わっているとみられる瀬戸弘幸氏のブログを読んでも主催:瑞穂尚武会 五十六パパの情報は間違いでは無いようだ。

一方で、仮処分決定を受けたのは、どうやら「行動する保守運動」で間違いが無い模様。何れも関連団体と、そういう理解の方が良いのかも知れない。



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4 件のコメント :

  1. 自由と民主主義への死刑執行命令書にサインがされた。

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    返信
    1. 困ったものですね。
      警官も色々と苦しい立場のようです。

      削除
  2. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652016年6月6日 17:58

    一応指摘をしておきます。
    川崎市中原区でのデモは「行動する保守運動」ではなく、「瑞穂尚武会」の主催です。警察に対するデモ行進の申請は実施され、承認を得ています。
    なお、この件の詳細については、信濃太郎氏のブログ記事を参照しております。yomeinomatome.blogspot.jp/2016/06/201665_5.html

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    返信
    1. 情報ありがとうございます。

      「瑞穂尚武会」の主催というのは間違いなさそうですが、訴えを起こされたのは「行動する保守運動」のようですね。
      とすると、ニュースが間違っているのでしょうかねぇ?その辺りはまだ確認出来ていません。確認次第、修正します。

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