参院選で、若者に投票して貰うには?

今年の選挙は、初めて18歳以上の投票が可能となる。ある意味画期的だ。

参院選で18歳、投票先未定が75%

2016年06月08日 10時09分

■政党「説明不足」88%
 共同通信社は7日、選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられたことを踏まえ、18、19歳を対象として参院選に関するインターネット意識調査を実施し、結果をまとめた。


だが、若者の支持を得るには容易ではないだろう。


中学生の頃のことを思い出して、「選挙とは何だろう?」を考えてみた。
荒唐無稽な公約
生徒会長を選ぶ、それが中学生が得られる投票体験である。
生徒会の公約は?
だが、それは「選挙」というようなシロモノだったかと、ふと考えてしまった。
昔を思い返すと、友達同士で話し合って、「あの先輩なら」とか「あいつなら」という結論で票を投じていた気がする。
で、その話し合った内容は何だったのか?と思い返すと、例えば部活の先輩だから、とか、お兄ちゃん、お姉ちゃんの友達だから、とか、割と下らない選び方だったように思うのだ。

しかし、考えてみるに、「私が生徒会長になったら」という、そんな選挙演説を聴いた記憶がある。体育館に全校生徒が集まって、話を聞く。壇上に上るのは、先生では無く生徒であったのが新鮮な気がした。
で、その演説の内容を覚えているか?というと、正直、あまりに昔のこと過ぎて覚えてはいない。ただ、インパクトのある人はいたような……。

大人の選挙と大して変わらない
そして、思い思いに名前を書いて投票していくわけだが……、その投票原理を思い返すと、実際には国政選挙も大差無い様に思う。
だって、「この人を知っているか」とか「主張する内容にインパクトはあるか」が主な選考基準で、「主張する政策が妥当なものか」などは二の次であるように思う。

子供達だって、割と妥当な基準で選んでいるのである。

ただ、選挙公約が「学校給食を豪華にします!」みたいなものであっても、インパクトで勝ってしまう部分があって、子供ながらに「そんなのできないだろう」と思っても、他の基準を満足していれば、その人に投票した気がする。

今の政策は分かり易いか?
政治家が訴える政策、それが分かり易いかどうかと、それが実現可能かどうかは別モノである。
2009年の悪夢
そして、2009年の民主党は、まさにこの「生徒会長選挙方式」で勝った。
民主党の政策の4本の柱は、「子供手当」「高速道路無償化」「高校無償化」「農家戸別保障の実現」だった。
その政策実現性はともかく、「民主党ならば何かを変えてくれるのでは」という期待があったのは事実。

その結果が、アレだ。
実は得票差は敗北した自民党と比べても大差は付いていなかったのだが、小選挙区制度の欠点が如実に表れて自民党は大敗北。

分かり易さは大切
結局、どれだけ国政のことを考えているのかを訴えたところで、多くの人には響かない。
特に初めて選挙をするような層にはその影響は顕著である。
校内の意見で偏りやすい
無論その事をきちんと理解している山尾氏はこんな事を宣う。
この戦略はある意味正しい。
「よく分からないから学校内で議論された内容に乗ろう」という判断は、間違い無く起こる。或いは、信頼をおいている先生が「この候補が良いんじゃないか」みたいなことを言えば、判断をそこに預けてしまうなんて事はあるだろう。
先生というのはそういう立場にあるのだ。

社会人をやっていると、政治的話題は割とタブー視されて、飲み屋の話題に上ることも少ない。
だが、学校内であれば、意図的にそういう話をする事で、学生はいとも簡単に意見に流されるだろう。

正しい知識を
正しい知識を、というのは簡単だが、そんな話は机上の空論でしか無い。
政党が若い人に政策を「分かりやすく訴えていると思わない」との回答が88・3%に上り、「訴えていると思う」の11・7%を大きく上回った。
選挙カーで訴えたところで、若者の心には響かないのである。
 各政党は、若者向けのパンフレットを作成するなど選挙権年齢引き下げを受けた対策を講じているが、効果が上がっていない実情が浮かび上がった。調査は6月2~6日に実施し、1550人が回答した。
パンフレットもダメだ。
自民党がかなり滑っている様な印象を受けるが、民進党も似たようなものだ。

「ウケる、テキトー」民進党、若者向けイベントのハチャメチャ いまだ人事もロゴマークも決められない

2016/3/23 19:12

   民主党と維新の党が合流してできる「民進党」は、結党大会を4日後に控えた2016年3月23日になっても、さまざまなことが「決まらない」「決められない」状態が続いている。

結局、若者は馬鹿にされているのである。

東京新聞がまとめていたので、こちらも参考に。

「18歳から支持」へ動く各党 ネットや漫画パンフ、交流イベントでアピール

2016年6月8日 朝刊
 七月の参院選で新たに選挙権を得る十八、十九歳の支持を獲得しようと、与野党が知恵を絞っている。インターネットやパンフレット、交流イベントを通じて政治参加を呼びかけ、約二百四十万人の新たな有権者にアピールしている。
結局、政党としてはまともな政策アピールをやったところでほとんど意味は無い。政治家が思っている以上に、学生達はしたたかでしっかりした価値観を持っている。小賢しい小技を労したところで、ネットなどで貶されるのがオチである。
各党、色々画策はしているようだが、力の入れ方は様々らしい。
だが、分かり易いサイトという観点から行くと、実は公明党が一番分かり易かった。自民党は一度ウェブデザインを勉強し直した方が良い。

ネットを介したアピール
2009年に自民党が失敗したのが、これ。
とっても分かり易かったが、批判をする方向での内容がウケなかった。そもそも、この内容は自民党の政策を全く反映していない。

批判が悪い訳では無いが、自民党が何処を向いているかを示す事ができていないのは致命的だった。
しかし、アプローチは悪くない。

短く分かり易い動画を作って、アピールできるように拡散する。それを中心に議論をするような体制を構築できれば、前回のような失敗は無いだろう。

……現状のままでは望み薄だけどね。
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コメント

  1. どごぞの鳩のPVは酷かったなぁ……(授業で見させられた思ひで
    しかも初音ミク使ってたからインパクトがががががが

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    1. ええー、鳩のPVは見た記憶が無いのですが、どんなものだったのでしょうか?
      鳩に興味が無いので、スルーしていましたが……。

      削除
  2. 確か之ですな 鳩山由紀夫公式Flash
    授業で見た同級生ほぼ全員がドン引きしてましたっけ

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  3. https://www.youtube.com/watch?v=JVRX6SqjgXA

    ……なんじゃこりゃー!

    なんというか、酷いデキなんだけど、これに負けたかと思うと、自民党ってナニをやっていたのやら。
    今見てもどん引きできる、なかなか秀逸なデキの……。

    みなきゃよかったorz

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