イギリスはEUから離脱するのか?

割とバカバカしい展開になっているイギリスだが、イギリスがEUから離脱すると大変なことになるのは間違い無い。

英首相「EU離脱なら戻れない」=経済悪化を警告―国民投票

時事通信 6月20日(月)8時9分配信
 【ロンドン時事】欧州連合(EU)離脱か残留か、世界が注目する英国民投票を23日に控え、残留支持のキャメロン首相は19日夜、BBC放送の特別討論番組に出演し、「離脱したら逆戻りできない」と訴えた。
支持率の低いキャメロン氏が、何をとち狂ったのか国民投票を選んでしまった背景には、イギリス自身が決断できない状況というのもあったようだ。

イギリスで国民投票が行われるのは6月23日。
投票の内容は、欧州連合(EU)に残留するか否かという、ある意味究極の選択である。

じゃあ、イギリスがEUを離脱すると一体何が起こるのだろう?
イギリスがEU離脱で得られるメリット
簡単に言えば、以下の2点があるようだ。
  • 移民の受け容れ拒否が可能となる
  • 通過ポンドの防衛がイギリス自身の判断で行える
分かりにくい話だが、イギリスには法律によって手厚い社会保障が義務づけられている為、移民だからとっいってその適用を外すことはできない。
移民問題は、このブログでも散々指摘したので今さらなのだが、移民の受け容れというのは「人権問題」よりも「国家の維持」という問題で非常にリスクが高い。

イギリスの首都ロンドンでは、2012年に既に白人が5割を切っており、10年間で200万人もの移民がイギリスに押し寄せる状況である。
自国民がマイノリティーに陥るような政策を延々続けているのだが、そのせいで経済はボロボロだし、英国文化も大きなダメージを負っている。治安も悪化しており、それは間違い無く移民問題に端を発している。

それでも、イギリスがEUに留まる限りは「シェンゲン協定」によって移民を拒否できないのだから、目も当てられない。

イギリスがEU離脱で被るデメリット
じゃあもう、離脱しか無いじゃん!と思う訳だが、話はそう簡単でも無い。
実はイギリスがEUから離脱すると以下のデメリットが考えられる。
  • ヨーロッパ全体の経済が減速する可能性が高い
  • 金融関連産業の失業者が激増
ここで思い出して欲しいのだが、イギリスの産業というのは一体何だろうか?料理は壊滅的だし、農業や漁業もぱっとしない。製造業は壊滅的だ。敢えて言えばBAEシステムズという軍需産業に特化した巨大企業があるが、もともとニッチな業界なのでこれ1社でイギリスを支える事は無理だ。エネルギー産業はそこそこのシェアを誇っているものの、北海油田が枯渇気味な今、過剰な期待はリスクが高い。
実は、イギリス最大の産業は金融業なのである。

イギリスがEUから離脱すると、イギリスに本拠地を置くメリットが失われてしまう多くの国際的な企業が、ロンドンから撤退すると言われている。
これは、EUから撤退する事で関税が復活すると、輸出業がダメージを受けることにも起因するため、割と深刻なレベルの問題となるだろうと予想されている。
イギリスの国力低下を招きかねない状況は、更にポンド安に追い打ちを掛ける可能性が高くなり、イギリスの購買力が低下する。
つまり、イギリスはEUを離脱しようがしまいが経済に大きなダメージを受ける可能性が高いのである。

EUへの深刻なダメージ
イギリスの問題は、実はEUの問題でもある。
既に、「壮大な社会実験」と言われて久しいEUというシステムだが、それが失敗に終わりつつあるという点でも世界的に共通認識になりつつある。

イギリスのEU離脱によってEU自体の信用が毀損されてしまうというのは、イギリスがEUで中心的な役割を果たしているという現状を考えれば、まず間違い無いだろうと思われ、加えてイギリスのEU離脱によって、離脱したい国が4~5か国くらいは直ぐにリストアップできる状態なので、さらにEUの国際的地位の低下を招く。

そうなるとヨーロッパ経済自体が危うい状況になるので、EUで儲けているドイツとて笑って済まされない事態になる。

日本への影響
「ヨーロッパの話じゃん?」と言っていられないのが日本。

実は、イギリスに多くの日本企業が進出している事は、皆さんご存じの通りで、更に日本の対英国直接投資は1兆7000億円に上ると言うのだから、イギリスの没落によってこれらの企業が大ダメージを受け、さらに日本の直接投資も無駄になりかねないという状況を迎える。
これは日本の輸出産業にも大きな影響を与えかねず、円高が進み株価が下落すると予測されている。
日本経済にも大きな影響が予想され、その影響はほとんどが悪いものばかりだと、その様に考えられている。

イギリスの選択は?
現状、イギリスは、「世界のために死ぬ」か「イギリスのために死ぬ」かの二択になっている。
イギリス国民は、どちらの方がマシかを選ぶだけの投票でとなっているが、殺人事件に発展するなど大騒ぎになっている。

英国の女性議員 銃で撃たれ刺される

6月16日 22時56分
イギリス中部で、女性の下院議員が男に銃で撃たれたあと刃物のようなもので刺され、大けがをしたということです。警察は、現場近くで男を拘束し、事件の背景を調べています。

イスラム教徒ら追悼集会 コックス議員、地域融和に情熱

2016年6月19日10時54分
 英中部リーズ近郊の町バーストルで、男に刃物で襲われ、銃で撃たれて死亡した労働党の女性下院議員ジョー・コックスさん(41)は、地域社会の融和に情熱を傾けていた。凶行は、地元に暮らす多くの移民やその子孫に衝撃を与えた。
殺された議員が移民推進派であった点と、その犯人がネオナチとの繋がりを指摘されている点で、更に追い打ちを掛ける事態になっているのだが……。

どちらを選んでも地獄なら、イギリスがイギリスの誇りを損なわない選択肢を選ぶのだろうと、個人的にはそんな風に思っている。
リンク
この話は、まだまだ続きそうなので、続きについてリンクを貼っておく。
離脱決定 → 混乱 というのが現状の推移だ。
さて、どうなってしまうのか。



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