2016年6月4日土曜日

韓国製のK-9自走砲がフィンランドへ?

何というか……。

韓国製K-9自走砲、フィンランド輸出迫る

中央日報日本語版 6月2日(木)11時54分配信
韓国が開発したK-9自走砲40両余りがフィンランドに輸出されると発表された。
何でフィンランド軍はこんなポンコツをチョイスしちゃったのかな?




K-9自走砲に関しては、このブログでも割と取り扱ってきた。
確か、ポーランドやインドにも輸出実績があるとのことだけれど、何故フィンランドは韓国の兵器などに手を出したのだろう?
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どうやら、フィンランドは西側の兵器と東側の兵器をごっちゃに導入しているらしく、冷戦前はソ連製の武器を多く使用しており、冷戦後はレオパルド2(独)や戦闘機はF-18(米)など西側の兵器を揃える方向で調整されている。
ただ、フィンランドには国防に割くお金が少ないという事情もあるようで、もしかしたらK-9自走砲を導入するにあたって、そうした事情が多分に影響している可能性はある。

K-9自走砲40台、フィンランドへの輸出迫る


登録:2016.06.02 04:40
国内技術で開発されたK-9自走砲40台が、フィンランドに輸出される。両国はこれを含む軍事協力案を盛り込んだ覚書(MOU)を1日に締結した。
軍消息筋はこの日、「フィンランドに約40お問い合わせ中古K-9自走砲を輸出する契約件、ほぼ最終段階に達した」とし「近いうちに契約が成立する予定」と話した。


……中古だと!!!


フィンランド軍が財政難でも地上兵器が欲しいという事情があり、そこに韓国軍が中古のK-9自走砲を売りつけると、どうやらそういう構図らしい。
韓国日報によれば韓国とフィンランドは、韓国がK-9自走砲をフィンランドに輸出する内容を含めた軍事協力案のMOUを1日締結したと分かった。
安物買いのなんとやらという諺は、フィンランドには無い模様。
一応、MOUを締結しているので、技術協力などと言った話や、メンテナンス的な部分は韓国が請け負う可能性は残されるものの、韓国の兵器で韓国のメンテナンスだぜ?
どんな地雷だっちゅー話。


さらに、このK-9自走砲は色々な問題も取りだたされている。

韓国陸海軍の主力砲に米国製に偽装した部品の納品疑惑

2016年04月05日13時28分
  北朝鮮の挑発に対応する陸軍と海軍の主力砲に原産地を偽装した部品が納品された端緒を捉え検察が捜査中だ。
  ソウル中央地検防衛事業捜査部は韓国製の部品を米国製と偽って納品した詐欺の容疑でM社の代表を4日に召還し調査した。検察は代表がこうした手法でこの6~7年間に10億ウォン以上の部品を売ったとみている。
  検察と防衛事業庁などによると、M社は陸海軍の砲身を製作する大手防衛産業業者H社にボルト、ナット、ベアリングなど基礎部品を納品することで契約した。米国で生産され認証を受けた部品を輸入し提供するものだった。だが代表は韓国企業に注文して生産した部品を米国に送った後に偽の証明書とともに逆輸入し米国製と偽ってH社に納品していた。これを受け検察は先月M社を家宅捜索して、こうした情況が入った納品関連文書を確保した。また、最近防衛事業庁に家宅捜索令状を提示した上でM社と関連した資料を持ってきた。検察の調査結果、彼が納品した部品は実際の海軍の76ミリ艦砲と陸軍K-9自走砲などの砲身製作に使われていたことがわかった。
このニュースは以前にも取り上げたが、K-9自走砲に使われるボルトやナット、ベアリングなどに粗悪品が用いられていると言う話。

ただでさえカタログスペック詐欺のK-9自走砲だが、中古品となれば色々と問題満載の状況だろう。
その上で、売るというのだから韓国は良い根性しているな!


こうした粗悪品を使って作られ、メンテナンスも疎かにされている状況だからこそK-9自走砲は格安で提供されるのだが……、まあ、賄賂とか絡んで居るので、安くも無いのかもしれないが。

ともあれ、フィンランドは最悪のチョイスをした訳だ。
  韓国日報は2014年にロシアがウクライナを侵攻するなどの攻撃性を見せるとフィンランドとしてはロシアを牽制するために地上武器の輸入が必要だったと分析した。
寧ろ、ロシアの工作によってフィンランドがこんな出来損ないを掴まされる羽目になったと、そう邪推してしまうのは、僕の目が曇っているからかもしれない。
まあ、フィンランドとしてはジャンク品を改造して利用する積もりなのかも知れないが、元々は使える兵器を改造するのと、元から使えない兵器を改造するのとでは難易度が……。

とまあ、僕の中ではK-9自走砲の評価は最悪に近いが、中身を見るともしかしたらそれ程悪い物件でも無いのかも知れない。

韓国の戦車・自走砲さえ核心部品は外国産

2015年11月13日12時53分
  韓国の防衛産業輸出が危機に陥ったのは、防衛産業の不正捜査が1年以上にわたりながら韓国防衛産業の製品に対する信頼度が落ちた上に海外マーケティング活動が萎縮したためだ。軍用機や潜水艦、水上艦、弾薬など特定品目に対する依存度が高く、技術競争力が先進防衛産業企業の86%にとどまっているのも理由の1つだ。
昨年に報じられた内容らしいが、注目すべきなのはこちら。
国防科学研究所が特に誇る名品武器のK9自走砲のエンジンはドイツのMTUで生産したもので、正確な位置を知らせる慣性航法装置は米国のハネウェルの製品だ。
ニュース記事には書かれていないが、トランスミッションは米GM製ATDX1100-5A3で、サスペンションは英HDS製なんだとか。52口径155mm榴弾砲は韓国が開発したものだそうだが、M109 155mm自走榴弾砲(米)を分解してパクったのだと思われる。
ポーランドは車体部分だけを購入していたし、寄せ集め品としてはそれなりなのだろうと思われる。

コストパフォーマンスかねぇ?


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4 件のコメント :

  1. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652016年6月4日 7:03

    Wikipediaを見ると、K-9のエンジン・トランスミッション・サスペンションはライセンス生産品のようですね。
    主砲(榴弾砲)が怪しいですが、それ以外は、もしかするとまともかもしれません。
    ※Wikipediaの自走榴弾砲の比較を見ると、99式はM109A6・PzH.2000に比べて、それほど高い感じがしません。輸出できそうなんですけど。K-9は99式の半分以下なので、価格で太刀打ちするのは無理ですね

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    1. そうなんですよ、そういう意味ではポーランドが台車だけ気持ちも何となく分かります。
      ただ、そうだとすると、そもそも韓国製品を買う理由がよく分からないという話も出てしまいますよね。
      まあ、それでも改造前提の組み立てキット的な扱いで買うなら、割安で購入出来る良品なのかも。

      99式は高性能を目指していますから、輸出という観点から見ると色々と問題点は出てくるのかも。
      日本の軍事産業も輸出前提の開発があっても良いと思うんですけどねー。

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  2. 戦いは数だよ兄貴
    本音はドイツのpzh2000が欲しいところでしょうがレオパルド2並みの価格では大量配備は無理、質より量のロシア軍相手では数が揃わなければ話になりません。
    いくらなんでもロシアの陰謀はないでしょうが「Kの法則を知っていれば」邪推してしまうのは致し方ありませんね。

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    1. 数を揃えると言っても韓国製というところで躊躇してしまうのが、韓国製兵器の事を折に触れて記事にしている身の悲しいところ。
      ロシアに対抗するために砲台を並べる積もりであれば、まあ、意味はあるのかも知れませんが……。
      ロシアの陰謀というのは流石に冗談ですよ。でも、よりにもよって、という気持ちがあるのは事実です。

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