2016年6月24日金曜日

KFXの風洞実験始まる

待ってました!

韓国型戦闘機、2026年開発目標に風洞実験開始

2016年06月22日16時49分
  韓国型の戦闘機(KF-X)を開発している韓国航空宇宙産業(KAI)が22日、風洞(wind tunnel)の実験を始めた。風洞実験は、機体の形状を作った後に風を吹かせて抵抗などを観測する実験だ。航空機を製作する段階なので実際に飛行できないため模型飛行機を作って飛行する環境を作り、実験を行って観測結果をデザインの完成に反映させるやり方だ。

やはり、戦闘機開発はイイネ。


このブログでもネタ扱いのKF-X(韓国型戦闘機)の開発だが、今回のニュース自体はそれ程馬鹿にした話でも無い。
KFX
何はともあれ、風洞実験に漕ぎ着けた点は評価すべきである。

  国内外の専門機関で行われているKF-Xの風洞試験は、形状最適化のための第1段階(2016~17)と形状確定のための第2段階(2017~18)、確定形状に対する詳細データ確保のための第3段階(2018~20)過程で進行される。計1万3000時間余りで低速と高速の風洞、強制振動、吸入口の風洞などの細部試験を遂行することになる。KF-X事業の本格的な始動になる。

風洞実験をしていると言うことは、ある程度形状が決定したと言うことだね!


これまでの報道では、「双発エンジンにする!」程度の情報しか出てこなかったのだが、写真を見る限り簡易でもステルス性は追求する模様。
KFX2
何となく表面処理がキタナイ気がするが、その辺りは現時点ではあまり気にしないでおこう。


レイアウト的に日本のX2を彷彿とさせる部分はあるが、そもそもこの手のステルス戦闘機はどうしてもある程度は形が似通ってしまうのは避けられない。ある程度は似てしまうのは、電波を投射された方向に反射させないためであり、F-22も含めて似たような形状になる。


……が、何故、モデルのサイズが1/13なのかはかなり気になる。1/10の方が絶対分かり易いやんけ!


ともあれ、低速風洞試験を始めたと言うことで、KF-Xは開発の第一歩を歩み始めたと言う事になる。

  この日に実施した「低速風洞試験」は、KF-Xの探索開発の形状であるC103を修正したC105形状を13分の1に縮小したモデルだ。秒速70メートルの条件で機体・ランディングギア・外部武装の形状に及ぼす飛行特性を測定する試験であり、期間は計2カ月が必要とされる。
このまま順調に進めば、ある程度の外形を決定するのにそれ程時間はかかるまい。ただ、問題は、KF-Xの仕様が未だにハッキリしていないという点だ。
これは「機密につき報道されていない」という部分を差し引いても、紆余曲折を経ていることを考えると、まだまだ変更する可能性が高いことを示唆していると考えるのが妥当である。

更に言うと、機体形状はともかく、「ランディングギア」や「外部武装の形状」は一体、この模型の何処に……??
このモデルに後付け可能なのかな。

まあ、報道されているのはほんの一部だろうから、この記事から分かる事は多くないのかも知れない。


開発を行っているKAIは強気だ。
KAI関係者は「2026年6月までに開発を完了する目標」として「2018年に基本設計(PDR)を終えて2019年までに詳細設計(CDR)を進め、2021年に試作1号機の出庫、2022年には初飛行をする計画」と話した。
色々な仕様が決まって2018年までには基本設計が終わるとしているのである。

ボディ内部に収まるであろうAESAレーダーは韓国で開発する話になっていたが、まだ影も形もないレベル。
まさか、「開発しました、大きくなっちゃいました、ボディ大きくしてね!」とか、通用するわけもあるまい。


そーいえば、エンジンは決まったとかいうニュースがあったな。

国産戦闘機開発 エンジンメーカー決定で弾み=韓国

記事入力 : 2016/05/26 18:01
【ソウル聯合ニュース】韓国国産戦闘機(KFX)に使われるエンジンの供給業者が米ゼネラル・エレクトリック(GE)グループの航空エンジンメーカー、GEアビエーションに決まった。
 韓国防衛事業庁は26日「事業管理分科委員会を開き、GEアビエーションをKFXのエンジン(供給)の優先交渉対象業者に選定した」と発表した。同社はKFXのエンジンとして、F414-GE-400を提案したという。

F414-GE-400はF/A-18E/F「スーパーホーネット」などに搭載される実績のあるエンジンだ。
かなりうるさいとの評判だが、小型で高出力であるし、T-50にも提案された実績がある(実際には旧型のF404が搭載された)ので、小型機を目指すのであれば、悪くない選択肢ではある。
そして、エンジン回りのノウハウも豊富にある(技術を持っているのはアメリカだ)ので、教えてもらえればこれを運用するときにはメリットとなるだろう。
 
そもそもF/A-18E/Fはある程度のステルス性も有しているので……って、あれ?これ、F/A-18E/F買えば良くね? それを言ったら身もふたもないかもしれないが。


とまあ、今回はお笑い要素は「ほぼ」なし、という感じではあるが、関連ニュースを追いかけている関係で、記録までに。

 

追記

なかなか興味深い追加情報を貰ったので、追記しておきたい。

ウエポンベイ

まず、ボディ形状だが、どうやら半没式のウェポンベイを予定しているという噂が。しかし、戦闘機にあまり詳しくないのだが、半没式のウェポンベイを持っている戦闘機って今のところ実用化された話を聞かないんだが……。

半没式の欠点は、空力性能が落ちることだろう。乱流を発生するような形状は、翼の下に武装をぶら下げるよりも質が悪い。本当に半没式に?

こちらは紹介のあった動画。立派な計画が立ててあるように思えるが、突っ込みどころ満載のような気がする。言っていることがわからないので論評は控えるが。でも、確かに半没式になっている様子が伺える。

さらに映像を見る限り、KF-XはF-35Aの半額以下で作ることになっているらしい。

そしてblock3でウェポンベイを採用するという予定もあるようだが……、無理じゃね?ボディの設計時点から計画しておかないと。

 

スマートスキンやら新開発エンジンの話は夢物語にしてもお粗末な話ですな。

 

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4 件のコメント :

  1. Thank you for your very informative and detailed review. I enjoyed reading it. In a way your analysis is more detailed than the Korean ones. ^.^

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  2. この報道に関する動画を見てみました。(https://www.youtube.com/watch?v=Aj3ybkQebzM)

    初期生産型のBlock1はユーロファイターに近い性能の4.5世代戦闘機、「multimission capabilitics」(マルチロール能力)&「 reduced observable」(被発見率低下)に優れた設計らしいけど、ウェポンベイは外部露出タイプの半没式でステルス性能は限定的にしか備えていない、翼の下に増槽やミサイルをぶら下げているから非ステルスの4.5世代戦闘機ですね。

    (https://milidom.net/freeboard/28064)←のサイトに掲載されている一枚目と二枚目の写真が半没式ウェポンベイ、block1は機体下部にミサイルが貼り付いている形式のウェポンベイを想定しているらしいです。

    三枚目の写真がBlock2、「integnal weapon bay」(内蔵ウエポンベイ)を搭載してhigh survivability with low observale features(高い生存能力と低い被発見率能力)を獲得して完全なステルス機となり、名実ともに第5世代戦闘機の仲間入りをする(予定らしい)。

    Block3で「advanced sensors」(先進的センサー) 搭載、日本でも開発中のスマートスキンセンサーを搭載してF-35に匹敵する次世代戦闘機が完成、オマケに新開発(する予定?)の次世代エンジンを搭載して「enhanced performance engine」(強化されたエンジン性能)を獲得する(…事を夢見ているのか?)。

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    1. Your assessment on the KFX is very accurate. The third batch also is planned to incorporate Thrust Vectoring Engine although it is just a goal. Korea lacks Japanese advance technology in jet engines like ATD-X. :)

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