2016年8月30日火曜日

日本政府のアフリカ支援表明に、業を煮やす支那

効いてるねぇ。

中国が安倍首相のアフリカ支援策に激怒、公式メディアが次々批判記事を掲載―米華字メディア

配信日時:2016年8月29日(月) 13時20分

2016年8月28日、米華字メディア・多維新聞によると、初めて日本が中心となって開いた第6回アフリカ開発会議(TICAD)が中国政府の警戒と不満を呼んでいる。国営通信社・新華社を筆頭に、中国の公式メディア各社が次々に安倍首相のアフリカ訪問を批判している。

騒げば騒ぐ程、その本性がバレちゃうんだが。


まあ、強かな支那のことだ。自分たちの行動が日本に対してどういった風に映るかくらいは計算した上でのことだろう。

新華社は「日本がアフリカに対する姿勢を積極的なものに一転させたことで、政治的、経済的利益に加え、海外における軍事的野心をあらわにした」と報じた。安倍首相が経済支援を大幅に強化したのは、日本の政治大国としてのイメージを印象づけるためで、エネルギー資源の輸入ルートを多様化させるほか、新たに成立した安全保障関連法にもとづいて自衛隊の海外活動を活発にさせることを意図していると報じている。

……自己紹介しているよな?

 

まあ、この話はそもそも安倍氏の売った喧嘩を買った形なのだ。

アフリカ会議 良質な支援で中国と差別化を

2016年08月30日 06時02分

 アフリカの健全な発展は、世界の安定に欠かせない。官民を挙げて支援し、成長力を取り込む互恵関係を築きたい。

 日本とアフリカの約50か国の首脳らによる第6回アフリカ開発会議(TICAD)がケニアで開かれた。経済構造改革や感染症対策の強化を柱とするナイロビ宣言を採択した。

 安倍首相は基調講演で、3年間で官民総額300億ドル(約3兆円)規模を投資し、約1000万人の技術者らを育成する考えを表明した。「日本と日本企業の力を生かす時が来た」とも訴えた。

何でこれが支那にダメージを与えるのか?と言う話は、簡単にしておこう。


まず、支那の戦略について少々。

 

一帯一路という言葉をご存じだと思う。

習近平氏が言い出した構想なのだが、簡単に言うとこういうことかな。wor1504160043-p1

えーっと、説明の方も他から引用しよう。

“陸と海のシルクロード”中国の「一帯一路」構想とは?

2015.05.11 14:30

~~略~~

 「一帯」とは、中国から中央アジアさらには西アジアにつながる地域で「シルクロード経済ベルト」とも呼ばれています。東南アジアと南アジアも含まれると見ておいたほうがよいでしょう。この地域では、中国と中央アジア諸国、パキスタン、アフガニスタン、イラクなどとの協力関係が顕著に進展しており、また、海洋政策をめぐって対立するインドとの関係改善も始まり、昨年9月には中国の習近平主席がインドを訪問し、またインドのモディ首相も近々(5月中旬)中国を訪問する予定です。

海路と陸路の両方の販路を拡大しようと、簡単に言うとそういう話。これはある意味支那の経済圏の拡大であり、影響力の拡大でもある。


構想としては、第一列島線だとか東シナ海問題だとかの延長線上にある話だと理解して貰っても良い。

 

で、これをやる為には、アフリカにおける支那の影響力の拡大が必須である。

中国国土資源部によると、2010年までに国内原油生産は需要の50-55%しか満たすことができなくなり、その割合は2020年までに34-40%まで低下するという。鉄の国内生産も2010年までは38%の需要を満たすが、2020年までに29%になる見込みである。2010年と2020年までに、石炭の不足がそれぞれ2億5000万および7億トンに達するだろうと推測される。したがって中国は、今後の不足を充足するためにアフリカに目を向けているのである。

http://www.ide.go.jp/Japanese/Data/Africa_file/Manualreport/cia02.html

そんな訳で、支那は大量の資金をアフリカに投入しているのだが……、安倍氏が「良質な支援」などと皮肉っている様に、実は支那は資金だけで無く支那人労働者も現地に投入している。

これが何を招くかというと、現地に金は落ちず、支那人に現地の一部の地域が支配される。支那人は支那人街を作る習性があり、そこに自らの文化を築く。古くは華僑、今なお支那人街は多くの国に形成されている。


早い話、アフリカは支那に浸食されつつあるのだ。

ケニアで人民元の現金への両替が可能に

人民網日本語版 2016年07月15日14:57

南アフリカスタンダート銀行は13日、ケニアの首都ナイロビにおいて、人民元現金両替取扱の始動式を開いた。同行は、ケニアで初めて、人民元の現金への両替業務を取り扱う銀行となった。人民日報が伝えた。

人民元が使えるという国も、少なからず出てきているようで。

ジンバブエが独自通貨を廃止し「人民元」採用、 アフリカに中国の新たな支配地が誕生する!?

ダイヤモンド・オンライン 2016年1月6日 16時30分 (2016年1月13日 16時27分 更新)

経済に潜む闇を白日の下にさらけ出し、独特な視点で切り込む刺激的な金融メルマガ「闇株新聞プレミアム」。今週はアフリカ南部の国・ジンバブエが中国の人民元を「通貨」に採用するという、びっくりぽんなニュースを解説!

ジンバブエも(苦笑)


この様に、資金を投入し、労働力を投入し、済し崩し的に浸食しようという計画が習近平氏にあった訳だが、これ、現地ではかなり不評。

 

安倍氏が「良質な支援」とチクリと言う理由もその辺りにある。

 ナイロビ宣言が、資源輸出だけに頼らない「経済の多角化」を掲げたのは妥当だ。日本の技術力を生かした、質の高いインフラ投資や人材育成を進め、アフリカの自立を促すことが肝要である。

 初めてアフリカで開かれたTICADには、多くの日本企業や団体が参加し、具体的な投資案件などを協議した。潜在的な巨大市場への経済界の期待は強い。

 22企業・団体が計73事業の覚書に署名した。地熱発電や農業の開発、病院整備、マラリア対策など広範な協力の意義は大きい。

日本の首相がこの辺りに言及した結果……。

新華社は「日本がアフリカに対する姿勢を積極的なものに一転させたことで、政治的、経済的利益に加え、海外における軍事的野心をあらわにした」と報じた。安倍首相が経済支援を大幅に強化したのは、日本の政治大国としてのイメージを印象づけるためで、エネルギー資源の輸入ルートを多様化させるほか、新たに成立した安全保障関連法にもとづいて自衛隊の海外活動を活発にさせることを意図していると報じている。
環球時報は「今回の安倍首相が中心のアフリカ開発会議は中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が中心となった中国アフリカ合作フォーラムの模倣だ」と報じ、アフリカにおける発言権を抑制して中国に対抗しようとしていると伝えている。中国の対アフリカ投資は、2000年の時点では約100億ドル(約1兆円)だったが、14年には2220億ドル(約22兆2000億円)にふくらみ、最大の貿易パートナーとなっており、発言権も強まっている。

大騒ぎである。


そして、更に煽る安倍氏。

日英首脳、初の会談へ…EU離脱や南シナ海協議

2016年08月30日 10時00分

 日英両政府は、9月4~5日に中国・杭州で開かれる主要20か国・地域(G20)首脳会議に合わせ、安倍首相とメイ首相の初めての首脳会談を実施する方向で調整に入った。

それに対して微妙に妥協に入っている支那。

<尖閣海域>中国公船が減少 28日は接続水域進入ゼロに

毎日新聞 8月29日(月)21時48分配信

 沖縄県・尖閣諸島周辺海域で活動する中国公船が減少し、28日には接続水域に入った船がゼロになった。9月4、5両日に中国・杭州で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議を前に中国側が自制した可能性があり、政府は引き続き情勢を注視している。

何というか、色々ちぐはぐな感のある支那の対応だ。


しかし、小耳に挟んだところによると、尖閣諸島周辺海域には中華板イージスが出没する状況になっているとか。

 

軍部の手綱は相変わらず握れていないようだな……。



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4 件のコメント :

  1. アフリカは先にアンゴラがでてきましたが、例えばアンゴラの活動家を支援していた例もあったり、タンザニアの鉄道の話などは割と有名ですが、毛沢東以来の伝統でアフリカに援助しているのですよね。毛沢東時代は驚くことに対GNP比で6%以上の対外援助をしています。大躍進の失策があった時でさえ、東欧含めて対外援助をしていますね。正気の沙汰とは思えません。
    まあ、毛沢東の時代の理念(第三世界のリーダー)と、現在の理念とは全く異なるでしょう。毛の時代は西側にそっぽを向かれていたところに経済効果無視で援助していたので感謝はされているでしょうが、現在のスタンスは明らかに経済的な侵略といってもよいし、感謝されてはいないでしょう。

    尤も、中国4000年ですから、毛沢東の時代からこういうのを見越していた可能性もなきにしもあらずですが・・・

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    1. 毛沢東の時代から、ですか。
      なるほど、支那の対アフリカ戦略も結構長きにわたってやっているのですね。

      削除
  2. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652016年8月31日 14:02

    ジンバブエの話は混乱を招きそうなので...ある記事から引用します。

    >アフリカのジンバブエで、今年の1月から日本円が法定通貨として
    >採用されることになりました。
    (中略)
    >2009年にジンバブエドルを廃止し、米ドル、ユーロ、ポンド、
    >ランド(南アフリカ)などを組み合わせたマルチカレンシー制度の
    >導入を決定しました。
    (中略)
    >今回、中国の人民元と日本円などいくつかの通貨を法定通貨に加える
    >ことになったわけです。
    ソース)THE PAGE「ジンバブエで日本円が法定通貨に ハイパーインフレってこうなる」2014.02.27 16:01

    2014年のネタを、2016年に「人民元」の部分だけ取り上げるというのは、おかしな意識操作と感じます。

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    1. ご指摘感謝。
      ジンバブエが外国の通貨を国内で使えるようにしている、と言った話は知っていましたが、その1つが人民元に、という流れかなとの理解で紹介しました。
      しかし、引用記事のタイトルを読むと、ジンバブエが人民元を自国の通貨に採用したように感じますよね。

      その辺りはちょっと気をつけるべきでした。

      削除

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