エスカレートする支那の脅迫行為

日本など、「遺憾の意」で終わってしまう国だと思われている以上は、更にエスカレートしていくだろう。

中国の実効支配を警戒=公船活動活発化で政府-沖縄・尖閣沖


 中国が沖縄県・尖閣諸島周辺海域に多数の公船を送り込むなど挑発活動を激化させていることを受け、日本政府は中国が同海域での実効支配の既成事実化を狙っていると警戒を強めている。引き続き対話を通じた緊張緩和を呼び掛ける方針だが、有効な手だてが見当たらないのが現状だ。
230隻の次のは400隻である。


日本の弱腰対応は支那の後手に回るのが常であるが、今回はいつもに況して支那の行動が早い。いやまあ、弱腰対応もいつも通りなんだけどさ。
大船団
こんなのを400隻も揃えるというのだから恐ろしい話だが、多分、今後もっと増えるだろう。公船も13隻から15隻に増えたという情報があるし、船団で押し寄せて尖閣諸島に強制的に上陸というシナリオもありうるね。
 引き続き対話を通じた緊張緩和を呼び掛ける方針だが、有効な手だてが見当たらないのが現状だ。
 「事態をエスカレートさせないように強く働き掛けていく」。菅義偉官房長官は8日の記者会見で活動を活発化させる中国公船対策について、何度もこう繰り返した。
話し合いで何とかなるなんていうのはもはや幻想だ。


ここからは僕の想像を交えての話になるので、話半分か3割程度で聞いて欲しいのだが、根拠が無い訳では無い。

このブログでも以前、支那の戦区に関して言及している。今回の事はそれに関係があると思われる。
習近平氏は太子党と呼ばれる組織に籍を置く人間である。支那は支那共産党政治局常務委員の7人で仕切られてきた事は有名だが、このトップセブンのうち政権基盤が最弱なのが習近平氏なのである。
少々古い記事になるが、日経新聞のこちらの記事は非常に参考になる。まあ、簡単に抜粋してみよう。
  • 習近平・総書記:太子党所属
  • 李克強・首相:胡錦濤氏の直系で共青団に所属
  • 張徳江・副総理:江沢民氏の直系
  • 兪正声・建設部長:太子党所属で江沢民氏とも鄧小平氏とも繋がりがある。
  • 劉雲山・常務書記:胡錦濤氏の直系で共青団に所属
  • 王岐山・副総理:太子党所属で故姚依林・元副首相の娘を妻に持ち温家宝氏と繋がりがある。
  • 張高麗・副総理:共青団に所属で石油財閥のトップを務めた実績あり。大富豪、李嘉誠氏と盟友関係を結び、江沢民氏との繋がりがある上、胡錦濤氏に忠誠を誓っている。
こうやって並べてみると、習近平氏はトップセブンの中ですら国家主席経験者との繋がりが薄い感じがする。よくもまあ、支那のトップの座につけたものだ。



そして習近平氏は軍部との繋がりも薄いとされ、軍部からの信頼を勝ち取れなかったのが政局にも大きく影響しているらしい。
これに梃子入れをと考えて7大軍区を5大戦区に改造しちゃったのが今年の初めの話。

5大戦区は、東部戦区、南部戦区、西部戦区、北部戦区、中部戦区の5つに分かれていて……、戦区に再編すると同時に軍部のトップをクビにした。
China_theater_command_map_JMOD.svg
……クビと言うよりも、政治的に抹殺と言うべきかも知れない。まあ、実際に一人は死んでしまったのだけれど。
これに加えて、ゾンビ企業を解体するという荒技をやって経済構造に手を付けながらも軍の力を削ぐ作戦をやったのだけれど、どうにも上手くは行かなかった模様。

結果的に北部戦区は兼ねてから中央の方針に従わず北朝鮮とズブズブの関係の瀋陽軍区を飲み込んだ結果、そのまま今度は北部戦区が北朝鮮との関係を引き継いでしまってやっぱりきな臭い状況を作り出している。

暴走する北の資金源は? ミサイル30発以上総額100億円

2016.08.04
 北朝鮮が3日、中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)を発射し、秋田県男鹿半島沖約250キロの排他的経済水域(EEZ)に着弾した。金正恩(キム・ジョンウン)体制の約4年8カ月で、発射された弾道ミサイルは失敗を含めて30発以上。約99億円以上の資金が投じられたとみられるが、国際社会の経済制裁下でどう資金を捻出しているのか。
北朝鮮の資金源となっていると言われるのが支那の北部戦区などを通じたルートやロシアを通じたルートが囁かれている。が、物資の大半は北部戦区からだと言われており、北朝鮮を操って危機感を演出しているのが北部戦区だ。



もちろん、他の戦区だってまともに習近平体制を支持している訳では無いだろう。
暴走気味の南シナ海問題は南部戦区が作り出す問題だと言われており、尖閣諸島や台湾に関するのは東部戦区である。インド関係で緊張を作っているのは西部戦区。
唯一支配権を及ばせていると考えられているのは習近平氏のお膝元となる中部戦区。この戦区はロケットや宇宙開発の部門を持っていて、こちらの開発に力を入れて不満を逸らしているのだろうか?
大量の漁船を放った指導部
 今回の漁船の行動も、日中漁業協定で双方が相手国の許可を得ることなく操業が可能な海域(協定では、尖閣諸島北側)で行われていると言われ、非難自体を難しくしているのだ。しかし、今回の行動は、明らかに、中国共産党指導部の意向を受けてのものである。これまで、中国指導部は、尖閣諸島領有を主張するグループが漁船団を用いて尖閣諸島に行こうとした際に、当該グループのリーダーを軟禁する等して、出港を阻止してきた。中国指導部が阻止しようとすれば、これだけ大量の漁船が党の監視の目をくぐって出てくることは不可能なのだ。
結局、それぞれの戦区が勝手なことをやり始めていて、共産党はそれを容認せざるを得ない状況になっていると僕はそう考えている訳だが、今回の尖閣の一件は指導部の許可無くしては実現不可能という意見もある。

この意見に反論はしにくいが、指導部、特に習近平氏が外交で失敗を繰り返している事を考えると、習近平氏の顔を立てるために行われた軍事パレードをやってやったのに、成果も出せないで!人員も削減しやがって!と反感を買っている可能性は高い。
つまり、指導部は追認せざるを得ない状況なので、「許可」ではなく「追認している」とその様に思っている。



コメントで突っ込みを入れられたのだけれど、通常の国であれば多方面に敵を作って同時に複数の敵と戦うことはコスト的にも戦術的にもマズい戦略と判断するだろう。

ところが、支那ではすでに戦略を立ててあちらこちらに喧嘩を売っている状況とは言いがたい様に思える。
だとすれば、ガス抜きを兼ねて自らの失敗を覆い隠そうというのが目的なのではないだろうか?尤も、それが能動的に行われていればまだマシだが、どうやら受動的である模様。
 杉山晋輔外務次官は5日に程永華駐日大使を外務省に呼び、直接抗議。その後も8日にかけて日本が連日抗議を繰り返しても中国側の活動はエスカレートするばかりで、外務省幹部は「異例だ。一歩前に進めてきている」と神経をとがらせている。このタイミングでの公船の活動活発化について、政府関係者は「中国が南シナ海の仲裁判決での敗北を受け、国内の不満を外にそらそうとしている」との見方を示した。
内政が厳しくなっている習近平氏にとって、多少の軍部の暴走には目を瞑ってフォローすべきだという考えがあってもおかしくはない。



今年のG20は、9月4日に支那の杭州で開催が予定されているが、それまでに派手な駆け引きは続きそうである。

THAAD:中国メディア「配備を強行すれば対北制裁から離脱」

記事入力 : 2016/08/06 09:23
 米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備に反対する中国国営メディア各社は5日「韓国がTHAAD配備を強行するのであれば、中国は国連による北朝鮮制裁から離脱する可能性がある」と報じた。中国はTHAADを口実に国際社会が一致して進める北朝鮮制裁からの離脱をちらつかせ、韓国に圧力をかけようとしているのだ。
ここぞとばかりにTHAADの配備を決めた韓国は、早速支那から文句を付けられている。
 
あっちこっちに噛みついているように見える支那だが、果たして真の狙いは何処にあるのやら。
まあ、狙いがあるならまだマシで、制御不能になっているとしたらそれこそ救いの無い話である。日本にとっても、だが。
追記
こんな話があった。

中国、海上の民族戦を準備?

2016年08月09日 11:15
~~略~~
数日前、中国の常 万全(じょう まんぜん、チャン ワンチュエン)国防部長は国民に対して「海上の民族戦」に備えて準備せよとまで呼びかけ、民間防衛に取り組む必要性という構想を振りかざした。中国はかなり強硬な声明を展開。係争諸島は中国が軍事力を行使してまで守り抜く用意のある数少ない地点のひとつだという。しかもこうした際に決まって繰り返されるのは中国は他国の領土侵犯を行い、他国に対して軍隊を行使する構えにないという声明だ。なぜならこの場合、諸島は中国のものであり、それは中国が守らねばならないという考えに基づいている。
これは「ネタ」という考え方もあるだろう。実際、この記事では人民の意気を昂揚させるための発言だという風に分析している。
そして、支那は一度も他国を侵略したことが無いと。
だが、現実はチベットを侵略し、東トルキスタンを侵略し、内モンゴルを侵略した。支那はこれを「国内問題だ」と突っぱねるが、支那は尖閣諸島も自国の領土だと主張している。もちろん、台湾もだ。

次は何処だろうか?まさか日本は例外だと、そんな風に思っている人はいるのだろうか。



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コメント

  1. 中国ではいま北戴河会議が開かれてますね。
    どうやらこの会議で南シナ海における功績が認められて南部戦区の幹部が多数昇格した模様。
    東部戦区は焦ってるんじゃないですかね。先日の百隻規模の東シナ海軍事演習も率いたのは東部戦区ですし。一連の挑発は実績作りでしょうね。

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  2. あと、日本側の抗議も何の意味もありせん。中国の外交部は中国政府内では力がありませんからね。日本政府はそのことは重々承知していると思いますよ。わかってはいるが日本国内向けにも最低でも抗議するような形を見せなければいけませんし。裏で中国側と何かの合意があっても何らおかしくはありません。ただ岸田外相まで出てくる事態ですからその合意も上手くいかなかったのでしょうね。
    あと憲法改正も控えてますからね。こういった事態を公表すれば憲法改正の口実となり世論の賛成も得やすくなりますからね。今回の件を日本が隠蔽せずに公表したのがその何よりの証拠です。
    今回の件は色んな思惑が絡んでて実に複雑です。
    それもこれも全ては、今回は資源や領土といった単純な問題ではなく、人の思惑によるところが大きいので不確定要素になりうるというわけですね

    返信削除
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    1. 難しい所ですね。

      僕の想定だと頭部戦区の暴走が今回の事態を引き起こしており、中央はこれを黙認して利用している状況だという事なのですが、そうだとすると、岸田氏の外交による交渉はストッパーにならないでしょう。指導部は東部戦区のコントロールがいよいよ効かなくなったら、中部戦区を駆り出して来ることも考えられますが、寧ろやれるところまでやらせて粛正を入れるというシナリオが濃厚のように思います。
      管轄権行使の茶番までやったのですから、後に引く気は無いのでは?という気がしてなりません。この上、尖閣諸島へ上陸しての攻防が発生すれば、支那国内の指導部への圧力は減るという読みなのでしょう。

      憲法改正をして日本が戦える姿勢を整える姿を見せれば、更に話は複雑化しそうですね。

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