2016年9月11日日曜日

大韓航空、韓進海運に担保を条件に600億ウォンの支援決定

あまりの意味不明さに、そのままタイトルを載せてしまった。

大韓航空、韓進海運に担保を条件に600億ウォンの支援決定

2016年09月11日11時27分
  大韓航空が韓進(ハンジン)海運に600億ウォン(約55億6876万円)を支援することに決めた。
おいおい、600億ウォン支援はイイとして、その担保が有効なのか??




600億ウォン、あるならさっさと出せよと思って記事を読んだのだが、何やら意味がわからないことが書いてある。
  これにより、韓進海運が保有するロングビーチターミナルに対する担保を提供すれば大韓航空が資金を貸し付ける方式で支援が行われる。
土地を担保にお金を借りると言うのは、一般的な手法だ。だが、この話、韓進海運がロングビーチターミナルを保有しているのならば、さっさと売ってお金を作ればよかった話。
それを、何故、大韓航空が出てきて韓進海運所有の物件を担保に金を??

これはどうやら、既に無理筋だったから、と言うことらしい。
  しかしロングビーチターミナルを担保として提供するには、これを担保としてすでに資金を貸し付けた海外金融機関6社と、ターミナルの株式の46%を持つ大株主MSCの同意を得なければならない。
韓進海運が既にこの物件を担保にお金を借りていたうえ、そもそもこのターミナルの株式の54%は韓進海運保有だが、46%はMSCという所が株式を保有しているらしい。



まず、他社と共有となっている物件を担保にする場合には、当然、相手の了解がいるわけだ。この場合はMSCから同意を得なければならない。
だが、問題は現状でこのロングビーチターミナルは既に担保として設定され、巨額の資金が海外金融機関6社から貸し付けられているのである。

二重担保というやつだ。

もちろん、黙ってやれば犯罪である。許可を得るしか無いわけだが……、これがなかなか難しい。何故ならば、二重担保というやつは、順調な会社がやっても敬遠されがちなのだが、韓進海運は既に法廷管理の下にある。
再建の見込みはほぼ無く、支払いができなくなる可能性が高いわけで。ここ更にお金を貸すとか、ちょっと正気の沙汰とは思えない。
そして、二重に担保がかけられた場合、万が一貸し倒れになった場合には、優先順位の高い順から所有権が……。後から貸した方はどう考えても不利である。



まあ、正直この辺りの仕組みは僕には良くわからない。
ただ、普通に考えたら貸すはずの無いような条件であることは間違い無さそうだが……。いや、貸さなければ共倒れになるような状況ならば、お金は出るかもしれない。

……ただ、相手が海外の金融機関だからねぇ。
追記
コメントのところで色々指摘を貰ったのだが、「ロングビーチターミナル」というのが一体何なのか、よく分からなかった。
が、どうやらこれ、アメリカの物件らしい。
400億ウォンは遅くとも今月13日までに拠出するとのことだが、残りの600億ウォンは調達が不透明な状態だ。大韓航空取締役会は背任の素地などを理由に、韓進海運から担保を得られなければ資金を支援することはできないとブレーキをかけた。韓進海運が保有する米ロングビーチターミナル資産(保有持分54%)を担保に取るという意味だ。そのためには先にターミナル資産を担保に融資した6つの外国金融機関とターミナルの別の大株主であるMSC(保有持分46%)の同意を得なければならない。
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/25157.html
ああ、アメリカのロサンゼルスにあるロングビーチ港の管轄権か何かを持っているって事だろうか??だとすると、随分なものをお持ちで。
ただ、そんな資産が本当にあるのならば、さっさと手放して現金化すれば良い話。
ロングビーチターミナルは韓進海運が米カリフォルニア州・ロサンゼルスで運営している大型ターミナルだ。
年間300万TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個)以上の貨物を扱うことができ、米国西海岸港湾コンテナ取扱量の30%以上を担当するほどの主要資産だ。
韓進海運はロングビーチターミナル流動化を通じて約1000億ウォンの資金を調達すると4月25日に提出した最初の自己救済案で明らかにしたことがある。
http://japan.ajunews.com/view/20160815123509195
元々、ここから資金を引き出す計画もあったようだが、それもどうにも怪しい感じだ。
そして、コメントにてご指摘いただいたTotal Terminals Internationalがこちら。確かにサイトにMSCや韓進の名前が散見される。
つまり、元記事は「ロングビーチターミナル」にある物件という意味であり、直接企業名を書くのを避けたと言うことらしい。何の意味があるのかは知らないが。
ともあれ、こうした物件があるのであれば、話は早いように思うんだけど。


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4 件のコメント :

  1. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652016年9月12日 4:35

    この件、非常にわかりにくいですが、少し理解出来ました。

    1.担保関連
    整理すると、
    -「ロングビーチターミナル」という企業がコンテナターミナルを運営
    -企業「ロングビーチターミナル」の持株比率は、韓進海運が56%、MSC(海運会社)が46%
    -韓進海運が所有する「ロングビーチターミナル」株式は、すでに担保(抵当)に入っている
    -さらに、この株式を担保にして、金を大韓航空から借り入れようとしている
    以上の感じでしょうか。

    2.企業「ロングビーチターミナル」について
    英語のサイトも含めて探ってみたが、「ロングビーチターミナル」という企業は発見できなかった。
    「ロングビーチコンテナターミナル Long Beach Container Terminal」という企業はあるが、香港のOOCLの関連企業のようで、韓進海運やMSCは関係していない模様。
    韓進海運とMSCが関係している企業は「Total Terminals International(TTI)」という社名だった。これが正しい社名ではないかとにらんでいる。TTIの「Company Profile」にも「anchor customers, Hanjin and MSC」という表現が出てくる。

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    1. 補足ありがとうございます。

      この話は余りしっかり調べずに、というか、調べられないままに記事にしてしまったので、記事の内容もボンヤリしていますよね、スミマセン。

      記事の中で「株式」とあるので該当物件は会社か、「ターミナル」とあるので建物なのか、その辺りがまずハッキリしなかったのですが、会社である可能性が高そうですね。
      僕も、「ロングビーチターミナル」が会社である確証が得られなかったのですよ。
      日本語の記事が出てこれば少しは分かり易いのでしょうか?

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    2. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652016年9月12日 9:27

      いえいえ、元の記事が酷いので、簡単に理解するほうが無理だと思います。
      韓進海運の法定管理の報道は韓国発がほとんどで、日本のマスコミは報道しない自由を行使しているようなので、当面、このレベルの記事しか出てこないと思います。

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    3. 韓国どうこう、という話では無いのでしょうけれど、「報道しない自由」は酷いですよねぇ。
      ニュースを取捨選択する自由は当然あると思いますが、大きな影響が出そうな話は網羅するのがメディアの仕事だと思うのですよ。

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