韓国が投資したクラカタウ・スチールの今

支那が鉄鋼ダンピングを続けているので、どう考えても悲惨な未来しか待っていないだろうなーとは思っていたが……。

韓ポスコと台湾CSC、海外事業の収益改善進む

2016/07/25 06:00更新
 韓国ポスコ、台湾・中国鋼鉄(CSC)の海外鉄鋼事業の収益が改善している。これまで業績を押し下げる要因だったが、操業が軌道に乗り始めたことや需給改善などを理由に、徐々にグループ収益に貢献し始めている。
 ポスコは2016年4~6月期で海外鉄鋼事業が営業黒字化した。前年同期は1330億ウォンの赤字だったが、110億ウォンの黒字に転換した。

おっ、持ち直したのか??




いや、ダメっぽいね。
ただ、クラカタウ・ポスコはまだ200億ウォンの赤字にとどまる。同社初の海外一貫高炉で、海外事業の象徴的な存在でもあるため、ポスコは同事業の早期黒字化を目指していくとみられる。
と、冒頭から残念な話題を振ったのだが、何故この会社を取り上げたかというと、インドネシア政府と韓国ポスコが協同出資して作った会社がクラタカウ・スチールであると言うことと、ちょっと前に騒ぎがあってこのブログで取り上げたことが関係している。


ポスコも韓国有数の財閥系企業だ。そして、インドネシアに作った工場が爆発!


流石に、操業開始間もない工場が爆発していきなり操業停止に陥ったら、笑うしかない訳だが、そこは何とか乗り切った模様。

そして実は今年の1月にも、クラカタウスチールにはポスコからの投資があった。

ポスコ、インドネシアに200万トン級熱延工場建設

記事入力 2016-01-04 17:43 | 記事修正 2016-01-05 16:58:30
ポスコはインドネシアのチレゴンに位置するポスコの現地製鉄所(クラカタウ・ポスコ)に、年産200万トン規模の熱延工場を建設する。ポスコが海外に熱延工場を建設するのは今回が初めてだ。
熱延工場ねぇ……。
現在、ポスコとクラカタウ製鉄は7対3の株式構造で、年産300万トン規模のクラカタウ・ポスコ製鉄所を運営している。ここは鉄鋼原材料であるスラブと船舶・土木用鋼板を製造するが、すべて競争の激しい低価格製品であり、昨年は2000億ウォンを超える営業損失を出した。ポスコとしては構造的な赤字からの脱却のために、高炉から出る高純度の溶鉄で高度な熱延製品を作って販売することに決めたわけだ。
2015年の営業損失が2000億ウォン以上だったというのだから、この熱延工場の建設によって、随分と持ち直したと言う風に見る事もできる。



ただ、これはポスコにとっては諸刃の剣でもある。
一方でクラカタウ製鉄は、昨年からインドネシア現地で独自に熱延工場を増築する計画を推進した。これが実現すると、ポスコは鉄鋼原料のみを製造し、利益は現地企業が別に得る構造ができることからポスコ側は反対してきた。
ポスコの経営陣は、「ポスコ製鉄所内に熱延後工程が無いと持ちこたえることは難しい」という立場をインドネシア政府とパートナーに何度か強調し、その結果合弁会社への投資コンセンサスがまとまったと聞いていると語った。
熱延工場、つまり熱間圧延工程を行う事のできる工場がインドネシアに出来てしまうと、製鉄から製品にまでインドネシア国内で出来てしまうことになる。
もちろん、熱延工場で出来るレベルの製品を作ったとしても、もはや鉄鋼業界で儲けを出すことは難しい。だが、逆にこれが無いと言うことは、外で製品にしなければならず、中間素材のままで工場出荷という形になる。
当然ながら中間素材のままでは価格が安いので儲けなど出ないが、製品の状態になればもう少し高く売れる訳だ。

ポスコにとってはその手の商品がインドネシアで出来てしまうと、韓国から輸出できる品物が減ってしまうので嬉しくない。ただし、延々と赤字を垂れ流し続ける良しはマシだし、インドネシア国内に独自に作られるよりはよっぽどマシという判断だろう。

POSCO、薄板生産を具体化へ インドネシア クラカタウ合弁で

韓国のPOSCOはインドネシアのクラカタウ・スチールとの合弁製鉄所で薄板生産を具体化したい考え。28日の決算会見で權五俊会長が明かした。現在はスラブと厚板を生産しているが、供給過剰のアジアの市場環境のなかで収益改善のための高付加価値化には熱延、冷延生産が必要としてクラカタウやインドネシア政府とも協議しているという。
実際に赤字幅は大幅に減ったのだから、良かったというべきだ。



ただ、インドネシア側としては、ゆくゆくは冷間圧延工程なども追加したいだろうから、ポスコとしては益々苦境に立たされる。
もちろん、インドネシアとてクラカタウ・スチールで儲けを出そうとは考えていまい。ただ、海外から割高な鉄を買うくらいならば国内で生産を、という考え方は正しい。
折角国内で鉄鉱石を産出できるのである。その鉄鉱石を海外に安く買いたたかれるくらいならば、国内で素材レベル、或いは製品レベルまで仕上げたいと思うのは人情だろう。国内での消費需要は未だ高いままなのだから。

一方、韓国ポスコとしては素材輸入先と共に製品輸出先まで失う形となる。確かにクラカタウ・スチールに出資している分、儲けはある程度懐に入ってはくるのだろうけれど、商売と言うにはほど遠い。
支那に市場を食い荒らされている以上は、ポスコも劣勢を跳ね返すほどの技術は持ち合わせていないのだから。

今後、クラタカウ・スチール自体は軌道に乗る事もあるだろうが、韓国ポスコに関しては先行き不安な状況となること請け合いである。なにしろ、国内需要が減る一方で、海外の市場は支那が食い荒らしているのだ。韓国が支那に技術で勝ることが出来るのは、数年だと言われている。既に韓国政府のバックボーンが期待できなくなりつつある今、今後を食いつなげるだけの体力があるかどうかが鍵だろう。



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