土木業界にも機械化の波

三橋氏と意見が合うのは癪だが、しかし、日本が今後向かうべき道であると言う点は異論が無い。

首都圏工事で活躍!「建設ロボット」大革命

これまでの作業負担が一気に軽減

2016年09月25日
2020年の東京五輪に向けて工事が急ピッチで進む東京外かく環状道路。都心から埼玉県、千葉県と半径15キロメートルのエリアを結ぶこの道路は、物流の大動脈としての役割とともに、首都圏の慢性化した渋滞緩和にもつながると期待されている。千葉県区間(松戸市~市川市)は来年度中にも開通する計画だ。
現場作業は作業者の経験値が物を言う世界であり、これまで多くを人手に頼ってきたのだが、本来は少しでも自動化できる部分は自動化していくべきなのだ。



こうした現場で注目されているのが「ロボット」というよりは、寧ろパワードスーツだ。
その千葉県市川市のトンネル工事現場に、重い鉄筋の配置作業を支援するロボットが登場した。清水建設とロボットを製造・販売するアクティブリンク、建設機械のレンタル・開発などを行うエスシー・マシーナリの3社による共同開発で、実用化に向けた稼働テストが行われている。これまで7人程度の作業員で運んでいた200キログラム前後の鉄筋を、ロボットがあれば半分以下の3人で運ぶことができる。
記事で紹介されているのはパワードスーツと言うよりは、クレーンに近いロボットのようだ。
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鉄骨を掴んで持たせる、それだけではあるが……、利用シーンは限定されるものの、それなりの意味はありそうだ。



開発者は、こんな利用シーンを想定しているようだ。
鉄筋の組み立ては、トンネルやビルの工事でもコンクリートを流し込む前に行われる重要な基礎作業。最近は耐震性を強化するため、高密度の重い鉄筋を配置することが増え、作業員の負担が重くなっていた。今後、作業効率性を検証し、地下道路や地下トンネルなどの工事現場で導入を検討するという。
利用シーンは限定されても十分なニーズはあると言うことだな。
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電力による駆動で、分割して運べるようなタイプのようだが、作業負担が軽減するという点は非常に大きいと思う。特に安全性が増大する点が良い。



パワードスーツに関してはパナソニックが売るとか売らないとか……。

来年には50万円でパワードスーツが買えるようになります

2014年3月5日(水)
~~略~~
 そんな中、パナソニック子会社のアクティブリンクは昨年末、2015年から装着型のロボットを量産化することを明らかにした。しかも価格は1体50万円前後と安い。装着型ロボットは、もう間もなく手を伸ばせば届く存在になる。
 そこで今回は、同社の藤本弘道社長に、装着型ロボットの現状、今後どういったところで活用されていくのかについて話を聞いた。
こんな感じの製品を開発しているようだ。
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作業環境的に、こうした80kgくらいまでの重量物を搬送しやすくするタイプというのは、結構使い勝手が良いと思う。
ただ、狭い現場で使いにくいのがネックだな。
いずれにせよ、今後は健康な若い男子が土木現場に出るとは限らないので、20kgくらいの重量物が持てるような簡単な仕組みのパワーローダーは非常に需要が高くなるだろう。あとは、二次電池の発達次第だな。



後は溶接やらコンクリートの床仕上げやらもロボットでやらせようという話。
これまで工場で単純な溶接を行うロボットはあったものの、建築現場での活用は難しかった。だが、大成建設が今年構築したシステムは、障害物を回避する動きを記憶させることで、固定器具をよけながら、複雑な形状の鉄骨を自動で溶接することができるようになっている。
溶接技術は非常に熟練度を要求されるので、ロボットで溶接が出来るという点は大きい。
意外に単純作業を要求されるシーンも多いだけに、こうした溶接ロボットは十分にありだろう。
大成建設が開発したロボット「T-iROBO Slab Finisher」は、遠隔操作でコンクリート床仕上げを行うことができる。ロボットは無線で操縦でき、足の部分に付いた8枚のこてが急速に回転しながら床をならす。
作業効率は職人の3~4倍。これまで1000平方メートル程度の床を仕上げるには職人約6人で作業していたが、ロボットの導入で操作を行う2人に減らすことが可能となった。
床仕上げに関しては、寧ろ何故今までなかったのかというレベル。
2016041401
無線による遠隔操作で作業が出来るのだから、広い面の床仕上げにはもってこいだろう。



日本はこうした分野にこそ力を入れて研究すべきだし、もはや少子高齢化は待ったなしの状況なので、現場作業で安全性を確保すると共に負担軽減が実現出来れば、使える人材の幅も広がることは間違いが無い。

外国人労働者を日本に呼ぼう!とか寝ぼけたことを言っている暇があったら、研究費に金を出すべきである。


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コメント

  1. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652016年9月28日 16:07

    「パワードスーツ」とあったので、これかと思ったのですが違いましたね。
    ソース)日刊工業新聞「大林組/ロボットスーツを現場に投入/運搬作業効率2倍、腰の負担軽減 」
    ソース)東洋経済「ロボットスーツが変える建設現場の未来」
    これも、スーツというより「倍力装置」という感じですが。
    パナソニック子会社の記事に出てくる「サイバーダイン」(株)の製品です。

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    返信
    1. この手の話は色々と計画されているようですね。
      僕のようなシロウトでも考えつくのですから、大手ゼネコンが問題に取り組まないはずが無い訳で。

      この記事、みた記憶はあったのですが探せませんでした(汗

      こうしたパワードスーツ系の補助具がローカライズされていけば、もっと建設作業の効率化が図られると思いますが、試行錯誤は必至なわけで。
      やっぱり「研究費はよ」と言いたくなります。

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