築地移転延期と、豊洲の問題は何処へ行く

この話は、ここいらで終わりにしたい。

小池知事の「築地移転延期」 1番高く評価した新聞は?

2016/9/11 09:00

   東京都の小池百合子知事が、2016年11月7日に予定されていた築地市場(中央区)の豊洲(江東区)への移転延期を決めた。2か月余り前という「直前の決断」で、7月の知事選中に「一歩立ち止まるべきだ」と打ち上げた公約を、ひとまず守ったものだ。

何故ならば、この問題の出口は決まっているからだ。


賛否両論のある小池氏の初仕事とも言うべき「築地移転延期」だが、その決断をした点は評価すべきだと思う。
ただ、移転が遅れれば色々な所から問題が噴出する事が予想される。

小池氏の方針としては、とにかく過去の経緯の検証と問題点の洗い出しが先決。その後に対策を講じるという流れだが、これだと2ヶ月や3ヶ月では次のステップに進めない。
   また、小池知事は、豊洲市場の総事業費が予定を大幅に上回る5800億円超に拡大し、特に建設費が膨らんだことに疑問を呈し、有識者によるプロジェクトチームを設ける方針も打ち出した。過去の経緯を検証し、情報を公開するということだ。
情報公開は非常に大切で、これまでそれが蔑ろにされてきたことは非常に大きな問題ではあるが、今回の話は時間が限られた中での行動を要求される。つまり、スピードが要求される話なのだ。


理由は色々あるが、大きな理由は2つ。
   一方、都の方針に従って準備を進めてきた卸や仲卸などの業者の多くは、豊洲で大型冷凍庫を稼働させている業者もあり、引っ越し準備も整えているなど、延期による補償問題が発生するのは必至。豊洲市場自体の維持に1日700万円のコストがかかると、都が試算している。そうした費用は、結局、都民の税金で負担することになる。
   さらに、築地市場の跡地は、東京五輪の選手村や競技施設ができる湾岸部と都心を結ぶ幹線道路が通る計画で、移転が大幅に遅れるなら、五輪に道路が間に合わない恐れもある。
「既に移転に向けて動き出していること」と、「オリンピックへの影響があること」である。
ただ、オリンピックの件に関して計画変更が可能であれば、後者の話は忘れて構わないだろう。

こちらでも既に言及しているが、一番のネックは安全面の確保だ。食品を扱う市場を移転する計画だけに、汚染された土壌が残っていることは非常に大きな問題となる。
結局のところ「安全」と「安心」は違うのであって、心理的な効果は人々の活動に対して絶大な大きな影響をもたらす。

「安心できない食材」などというレッテルが貼られてしまっては、市場として機能しなくなる危険性すらあるのだ。日本人は食に煩いので、そこは非常に重視すべき点だ。


となると、小池氏の採れる選択肢は2つと言う事になる。
  1. 工期の事は忘れて市場の「安全と安心」を確保する
  2. 「安心」を犠牲にしてでも納期を守る
多分、第3の選択肢で「安全・安心・工期」の全てを選び取ることはまず無理。そして、見て見ぬフリをしてストップをかけてしまった以上は、小池氏は「安全と安心」を蔑ろにすることはもう出来ない。

だとすると、徹底的に原因究明をした上で、豊洲の「安全と安心の確保」を目指すしか道は無い。実質、選択肢は無くなってしまっている。

じゃあ、オリンピックはどうするか?と言う話だが、代替手段を探すより他に無いだろう。オリンピックなど1ヶ月も経たないうちに終わるが、築地の機能は長らく使う予定なのだから。

小池氏に求められるのは、その判断と指導力である。
引っかき回すだけ引っかき回しておいて、中途半端な結果に終わるのが最悪だ。


小池氏の都知事としての器量がいきなり試されるシーンなのだが……、これってハゲは何故気がつかなかったのか、それとも見て見ぬフリをしたのか。

戦略的には、ハゲを悪者にして叩くやり方はアリだろうが、全責任は現知事が負わねばならない。不毛な作戦に突入して都民の暮らしが蔑ろにされるのが一番マズいので、この問題に関しては早めに方針を打ち出すべきだろう。

大量の税金を投入して安全性を確保、安心を構築した上で、オリンピック関連の話は回避策を採ると。ストップをかけた以上はそれが出来ないのであれば、一気に世論は敵に回るだろうね。



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