香港がイギリス領へ戻りたがるワケ

なかなか衝撃的なニュースだ。

「イギリス領に戻して!」香港で英連邦復帰求める声

2016年9月16日(金)10時10分
 中国政府が香港の独立に向けた動きを非難するのは、今に始まったことではない。中国共産党の間で香港は、イギリスの植民地だった名残で欧米の政治思想に毒された反乱分子が集う場所と見なされている。
 そうした共産党の疑念に呼応するかのように今、香港で「独立運動」が起きている。この運動の支持者らが求めているのは自由選挙の徹底や本土からの完全独立ではない。彼らの望みとは、香港をイギリス領に復帰させ、エリザベス女王を元首に頂くというものだ。

沖縄とは違って、独立を望まないのは現実的な判断とも言えるな。


香港と言えば、ジャッキーチェンを思い出す人も少なくないだろうが、今やジャッキーチェンもすっかり共産党に取り込まれてしまった。

ジャッキー・チェンの極端な共産党擁護発言に香港市民が反発


[2012/12/24]
 いまや中国政府寄りの発言を繰り返し、「中国の広告塔」となった感がある往年のアクションスターであるジャッキー・チェンがふたたび、「香港では中国政府批判のデモが多すぎる。規制すべきだ」などと中国共産党政権を擁護する発言を行ない、香港市民から反発を買っている。

支那の共産党を擁護する発言を繰り返すどころか、昔の香港映画すら否定する始末。

【悲報】ジャッキー・チェン「昔の香港映画はアクションだけで中身なし」と発言 / ファン「ハリウッド風の脚本は求めてない」「もっと香港映画を誇れよ!」

2016年6月16日 10時30分
香港アクションスターと聞いて必ず名が挙がるのは「ジャッキー・チェン」! ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーと共に70~90年代にかけて一世を風靡し、日本でも絶大な人気を誇っていた。
そんなジャッキーが、あの “黄金時代” の作品について、驚くべき発言をしたと話題になっている。「昔の香港映画は、アクション重視で脚本がヒドかった」「子供に悪影響」などと話しているというのだ。……そこがいいんでしょッ! 俺らの思い出全否定かよッ!?

アクションのためのアクションを極めて何が悪い。


おっと、香港映画を否定する下りは共産党賛美とはあまり関係が無かった。

中国共産党が抗日ドラマで復帰を認める、大麻事件の若手俳優コー・チェントン―台湾

2016/05/29 12:30
2016年5月28日、一昨年に大麻騒動を起こした台湾の俳優コー・チェントン(柯震東)について、中国共産党機関紙が異例の文章を発表。復帰に当たっての「通行証」を得たことになる。
寧ろ心配なのはこっちだ。

ジャッキー・チェンの息子が、麻薬で捕まったのは記憶に新しいが、その後、共産党の采配で抗日ドラマに出演するという運びに。

この流れをどう考えるかは人それぞれだが、僕自身は香港での活動を続ける事ができなくなったジャッキー・チェンがハリウッドに進出する一方で、支那共産党に息子を人質にとられ、麻薬漬けにされた挙げ句に共産党の広報活動に……。
ちょっと考えすぎだろうか?支那ならやりかねないと思うのだ。それ程に、ジャッキー・チェンは看板としての知名度がある。


さて、香港の話に戻そう。
1842年、香港は支那がアヘン戦争に敗北したことにより、南京条約によって清朝よりイギリスに割譲される。これによって、イギリスの一部として生きることを余儀なくされるが、1941年には日本に占領され、1945年に再びイギリス領に戻る。
紆余曲折を経て1984年、イギリスから支那に変換が約束され、1997年に支那に返還されることになる。
長くイギリス領だったこともあって、イギリスの教育制度や政治制度、司法体系が維持され、支那に返還された後もその形が残っている。ただし、返還前に作られた香港特別行政基本法(1985年)によって、香港の政治が行われてきた事が原因で、次第にその色は薄まりつつあるようだ。

しかし、その事に反発する動きもある。
共産党の強い圧力で、香港では支那へ同化させるような政策が実施されている。これに反発して、学生達が民主化デモを行ったのだが……、武力で鎮圧されたというのが2014年のこと。


こうした共産党に反発する動きは、共産党の手によって潰されるのが香港の実情だ。
 香港独立を望む声は決して少数派というわけではない。最近香港で実施された世論調査によると、6人に1人は「独立に賛成する」と答えている。とはいえ、今回出馬を認められなかった6人の中でも、香港の英国領復帰という大胆なビジョンを思い描いているのは頼だけだ。
そして、こうした動きを強めれば強めるだけ、被害者は増え、反発する者も増える。
 しかし中国共産党は近年、香港の親中派からの支持を盾に、香港への締め付けを強化してきた。独立派が権力を掌握することがないよう、香港で選挙が行われる際には候補者を精査。中国政府を批判する香港人が共産党に拉致される事件まで起きている。
直接的な手段だけで無く、ジャッキー・チェンに対して行ったような(あくまで僕の憶測だ)絡め手まで使っている。


それでも、香港の支那不信はいよいよ高まっているようで。

香港では日系車が大人気!「香港人は中国車を排斥しているのか?」=中国報道

2016-09-18 10:39
 中国人にとって自動車を所有することは、米アップルのiPhoneを持つことと同じでステータスの1つとなっている。中国人消費者の多くが「中国車ではメンツが立たない」と考えていることから、中国人が自動車にステータス性を求めていることが見て取れる。
記事では「メンツ」を強調しているが、単に支那の車では役に立たないからだろう。
 1人あたりGDPで日本を上回る香港は経済的に豊かな人が多い地域だ。中国車は今なお「安かろう、悪かろう」の代名詞的存在であり、強みは安さしかないのが現実だ。香港の消費者が中国車をわざわざ購入する必要性は薄く、「香港人が中国車を排斥している」のではなく、合理的な検討の結果として中国車は選ばれていないということになるだろう。
香港人にとっては、支那との同化政策こそ、恐怖すべき話になっている。「経済も、文化も違うのに、支那に戻るのは違う」という話なのだろうね。


だがしかし、支那としてはこの結論を許容できるような状況では無い。少なくとも、「核心的利益」と称する程度には固執しているからだ。

学生デモは武力で制圧する準備までやっていた。
スパイ要員まで使って、デモを瓦解させる画策までしていて、内から外から弾圧する、そこまでやって制圧したデモだ。それ程までにマズかったのだろう。

が、香港の状況は支那にとっても好ましくない。
何しろ、共産党の力が完全に及ぶ領域では無いので、報道やインターネットへの投稿など、色々な面で力の行使が問題が大きい。

それでも押さえ込まなければならない、それが支那の事情であり、香港にとってはそれこそが都合が悪いのだ。支那に取り込まれれば、民主化など望むべきも無く完膚なきまでに「過去の香港」は消されるだろう。香港はそう危惧しているのだ。



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