韓国軍、最新哨戒機P-8も欲しがる

原子力潜水艦で監視するよりはナンボか現実的だな。

韓国軍、北潜水艦攻撃用の最新哨戒機P-8導入を検討

2016年09月01日11時15分
  軍当局が北朝鮮の潜水艦探知能力を高めるため、最新型対潜哨戒機の導入を検討することにしたと、政府当局者が30日明らかにした。この当局者は「北が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)開発だけでなく、最近、潜水艦を利用したさまざまな攻撃戦術を開発中」とし「北の潜水艦を識別して攻撃を遮断するための最新型海上哨戒機の導入を検討中」と述べた。
だけど、この手の機材は「買ったらOK」というシロモノでは無いので。



実は、この辺りの事は以前から色々と検討されていた。

先ずは対潜哨戒用にヘリコプターを導入する話が。
現在用いているのはリンクスMk.99/99Aというタイプだが、新たにワイルドキャットを導入する話になっていた。
リンクを貼っておくが、相変わらずのグダグダっぷりである。ワイルドキャット導入は紆余曲折あったようだが流石に終わったのだろうか??

そして、この他にP3Cを16機保有して運用しているハズなのだが、共食い整備あり、ポッケナイナイありで、まともに稼働している機体は少ないと噂されている。このため、S-3バイキングを20機購入する話もチラホラと出ていたようなのだ。
ところがこの話も何処かに立ち消えになったのか、その後の話をとんと聞かない。
  軍の関係者は「国防部と国防研究院が妥当性を検討した結果、海上哨戒機を追加で導入するべきだという海軍の主張に一理があるという結論が出た」とし「当初は米国が使用したバイキング(S-3海上哨戒機)20機を導入する案を推進したが、進展がない状況だった」と話した。また「約1兆ウォン(約900億円)を投入して事業を進めようとしたが、購買の意向を表すと米国側が価格を上げ、2013年の導入規模を12機に減らすラインで調整したのが事業が進まなかった原因」と説明した。
あ、立ち消えになっていたのか。



で、持ち上がった話が今回のP-8購入である。
哨戒機は空中を飛行しながら潜水艦を捜索して攻撃する軍用航空機。軍が導入を検討する哨戒機はボーイング737機を改造して開発したP-8ポセイドン4機だと、この当局者は伝えた。
しかし4機とは又少ないな。
  こうした中、最近、北朝鮮の潜水艦の脅威が強まり、海上哨戒機導入の議論にがまた弾みがついたというのが、政府当局者の説明だ。ただ、ポセイドンは1機あたり2500億-3000億ウォンであるため、従来の予算では4機以上購入するのが難しい状況だ。
予算の問題らしいが、そんなことなら原子力潜水艦を作る計画なんぞやってないで、こっちに予算を投入すべきだ。いや、今作っている3000t級の通常動力潜水艦も廃止して予算の集約をすべきだろう。
米国もP-3CとS-3海上哨戒機の代わりに2009年の最初の飛行をポセイドンに変えた。また、豪州やインドもポセイドンを購買中だ。
アメリカも商売なので、S-3の購入相手が増えたり、他に選択肢が無いなどの状況が発生すれば、そりゃ、価格をつり上げたりするのは当然だろう。



P-8ポセイドンも、各国で導入が進んでいると言う事を考えれば、果たしてこの予算で4機買えるのかはかなり疑わしい。
むしろ、P-3Cをもうちょっと改造するとか運用効率を改善するとか、そういった選択肢は無いのか?

まあ、できたらやってるだろうから、「できない」って事なんだろうね。


ただ、P-8導入にしたって色々な問題がついて回る。
現実的なプランではあると思うが、アメリカ側に打診して購入を決定して議会を通し、購入に至るまでに最低限数年単位での時間が必要となる。
加えて、P-8の運用を開始するまでに様々な訓練を行い、乗組員の練度を上げる必要がある。無論これも年単位で時間が必要なのだが……、問題はそれだけでは無く、北朝鮮の潜水艦の音紋の分析や行動パターンの解析など、系統だった解析チームを作るのに時間を要する。
これまでP-3Cをしっかりと運用できてきたのであれば、ある程度の資産を引き継ぐことはできるのだろうが……、そもそも韓国にはまともな潜水艦が無いので、P-3Cの訓練そのものが上手くできていない可能性が高そうである。

だとすると、対潜哨戒機での潜水艦の捕捉という事が可能になるまでに十数年はかかるだろう。そんな気長な作戦を韓国人が?いやいや無理でしょう。




ランキングへの応援クリックよろしく!
にほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ

コメント

  1. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652016年9月3日 13:08

    韓国のP-3C(P-3CK)は、7月に日本に来たようですね。
    ソース)デイリーNKジャパン「日韓「対潜水艦戦」共同訓練が示唆する「日本海の危機」」
    ソース)聯合ニュース「韓国海軍と自衛隊の哨戒機 初の親善飛行へ=来月厚木基地 」
    訓練内容の詳細は不明ですが、とりあえず、韓国にも飛行できるP-3はあるようですね。
    注)WikipediaによるとP-3CKはP-3BをP-3Cレベルにアップデートした機体のようなので、かなり老朽化している感じがしますが。

    返信削除
    返信
    1. 韓国のP-3Cは未だ空を飛べたんですねぇ、と感慨深いものがありましたが、しかし、あれ、どれだけが実戦に耐えうるのやら。

      これで、メンテナンスが完璧!という話ならばまだしも、韓国のメンテは……。

      削除
  2. そもそもP-8ってP-3Cの後継機が潰れまくったことに由来する間に合わせ的要素が高い代物ですからねぇ
    単機での索敵能力は大分切り捨てて管制下の無人機を活用するシステムなので開発中な筈の無人機もセットで買わないと……

    返信削除
    返信
    1. P-8ってもっと前から導入されていたかと思っていましたが、2012年からなんですね。
      MQ-4C トライトンとセットで、と言う話で、試験飛行を一生懸命やっている最中のようですが、運用する側としてはコストがかかって大変でしょうねぇ。
      RQ-4の兄弟みたいな位置づけのようですが、MQ-4Cの方が過酷な条件下の運用のようですし、果たして上手いこと利用できるのやら。

      削除

コメントを投稿

お気軽にコメントを!ハンドルネームは面倒でもお願いします。