比ドゥテルテ大統領、来日す

色々注目しているフィリピンの大統領、ドゥテルテ氏だが、日本に来て首相会談も行った模様。

「中国と米国の衝突が起きる」ドゥテルテ大統領、議連メンバーに言及

2016.10.26 15:43
 来日しているフィリピンのドゥテルテ大統領は26日、日本の国会議員でつくる日比友好議員連盟メンバーと東京都内のホテルで会談し「中国が大きくなってくれば、米国との間で衝突が起こる可能性はある」と述べた。
やることがいちいち派手なので話題に事欠かないのだが、アメリカと支那との衝突について言及したようだ。



筋金入りのアメリカ嫌いというのは伝わってくる程なのだが、個人の好みで政治を進める程愚かでも無いようだ。

安倍晋三首相、日米陣営に引き寄せ狙う 「首脳会談は成功だ」

2016.10.27 00:19
 反米的で中国寄りの姿勢を見せるフィリピンのドゥテルテ大統領との首脳会談は、安倍晋三首相にとって慎重さを求められる会談だった。ドゥテルテ氏の対応を誤れば反日にも転じかねず、そうなれば中国を喜ばせるだけだからだ。日本政府は“暴言大統領”の異名をとるドゥテルテ氏の言動を警戒しつつも、日米陣営への引き寄せを狙った。
日本側はかなり警戒してこの大統領を迎えたようだが、結果からすれば二枚舌炸裂!終始相手のペース!という状況に見えるな。
 ドゥテルテ氏は南シナ海問題を切り出し、「日本とフィリピンは同じような状況にある」「われわれは常に日本側に立つ」とそれぞれ2度も繰り返した。中国に関して「プレーヤーではないにもかかわらず、いろいろなノイズを出したりしている」とも言及した。
調子の良いことばかり言っているな!という印象だが、しかし、外交という側面で見ると、この発言はおかしくは無い。
支那のところへ行けば、支那と妥協してお金を最大限に引き出す努力をし、日本にこれば、自らの利益が最大になる様に日本の共感を得る。



ドゥテルテ氏にとって、日本の立場は必ずしもアメリカにおもねること無く、日本の利益、つまりシーレーンの防衛に拘っている点は、ある意味付け入りやすいというか、与し易いと判断したのだろう。
「日本と同じ側に立つ」とは、即ち、支那に領土を渡すつもりは無いぞ!という意思表示である。しかし、一方で、支那と「対話によって解決する」といったことそのものと矛盾もしない。

日本としては、支那と直接武力で対峙するつもりも無いので、この点もフィリピンの大統領としては「同じ立場」と言える所以だろう。
 ドゥテルテ氏の反米・親中的な発言を懸念する声もあったが、日本政府は「何の心配もしていない」(菅義偉(すが・よしひで)官房長官)との態度で会談に臨んだ。ドゥテルテ氏が訪中した際、南シナ海問題の仲裁裁判所裁定の棚上げをめぐり、今後議論する考えを示すなど「ぶれていない」からだ。
更に、最大限の警戒をさせておいて「ぶれていない」態度を示すことで日本側の信頼も勝ち取った状態である事を考えると、ドゥテルテ氏がやり手であると言う認識で良さそうである。



支那での態度は褒められたものではなかったようだ。

珍しくスーツ姿の比大統領、でも習主席の前でガムをかむ?

2016.10.20 22:34
 中国との初の首脳会談に20日臨んだフィリピンのドゥテルテ大統領。珍しくスーツ姿で登場したが、協力文書の調印式では中国の習近平国家主席の前でガムをかむように口を動かし続けるなど、落ち着きのなさが目についた。
普段着用しないダークスーツで「体裁」を整えて、ガムを噛む仕草、と。居眠りまでしてみせる辺り大物である。
メッセージとしては、「支那には面子を立てるために従うが形だけな!」と言うことだろう。流石である。

日本に来て共同声明を出したらしいがこんな内容だ。
共同声明には「両国の種々の友好関係および同盟関係のネットワークが、地域の平和と安定、海洋安全保障を促進する」との文言が入った。政府関係者は「日本が比米間をつなぐことで南シナ海の平和と安定に寄与するということだ」と解説し、こう言い切った。
日本に来て最大限のアピールが出来たと言っても過言ではないだろう。



この結果、ドゥテルテ氏は日本相手でも支那相手でも最大級の支援を引き出すことに成功したと言っても過言ではない。

フィリピン外相「米との軍事演習は中国の疑念高める」

2016.10.27 11:01
 フィリピンのドゥテルテ大統領に同行して来日したヤサイ外相は26日、日本記者クラブ(東京都千代田区内幸町)で記者会見し、ドゥテルテ氏が米フィリピン両軍による定期合同軍事演習の終了を一方的に表明したことに、「(演習は)中国側の疑念を高めることにつながりかねない」などと述べ、ドゥテルテ氏の任期中の中止を示唆した。
 ヤサイ氏は、中国が軍事拠点化を図る南シナ海の問題について、「中国との平和的解決を目指したい」としたうえで、「(演習によって)2国間の交渉がやりにくくなりかねない」と述べ、中国と2国間で協議する考えを示した。
フィリピンの外相、ヤサイ氏もこの場でアメリカの演習中止を訴えるなど上手いことやっている印象だ。



喰えないドゥテルテ氏にアメリカは対応に苦慮しているようだが、これも計算のうちだろう。

「反米的な発言聞きたくない」と米大統領報道官、ドゥテルテ大統領に不快感

2016.10.27 10:44
 【ワシントン=青木伸行】アーネスト米大統領報道官は26日の記者会見で、フィリピンのドゥテルテ大統領が東京都内の講演で2年以内の米軍撤退を求めたことについて、「フィリピン政府から同盟関係を変更したいという公式の要請はない」と強調した。
 そのうえで「このたぐいの発言は聞きたくない、と明確にしているはずだ。非生産的な言辞は、過去70年間にわたる強固な同盟関係に必要のない不安定性をもたらしている」と述べ、強い不快感を示した。 
ここでも上手いことやっている印象だな。

日本としては、陛下との面会というイベントがあるので、未だ気は抜けないと思うが、それでもフィリピン側が敵対関係に無いと言う意思表示をしてきただけでも、大きな収穫があったと言えるだろう。まあ、外交的には敗北に近い状況だが……。
役者が一枚上だったと言うことだろう。
まあ、フィリピンにしてみれば矢面に立つのはフィリピン自身で、アメリカの代理戦争をやるなんてゴメンだというのが本音だろうから、これはこれで正しいのだと思う。国際的にどんな人物に映ろうと、フィリピンの国益を勝ち取れればOKというスタンスなのだろう。

……流石にこの立ち回りを「偶然」と考えるには出来すぎている。有能なならず者、経済マフィア的な立ち位置にいるのがドゥテルテ氏だという感じだな。

追記
良かったのか悪かったのか、ドゥテルテ氏の天皇陛下との面会は無くなった。

ドゥテルテ大統領と天皇陛下の会見取りやめ

宮内庁、園遊会も中止
2016/10/27 13:26
 三笠宮さまの逝去を受け、宮内庁は27日、11月1日に予定されていた天皇、皇后両陛下主催の園遊会を中止すると発表した。また、27日午後の予定だったフィリピンのドゥテルテ大統領と天皇陛下の会見も取りやめる方針。
三笠宮親王が薨去(こうきょ)されたとのこと。
国民の一人として、複雑な想いである。

……このニュースを「死去」と報道するアホな報道機関もいるな。共同通信、テメーだよ!!


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