動き出す改憲と憲法審査会

そろそろ、本腰を上げて考えるべきだろう。

衆院憲法審査会が再開、1年5カ月ぶり 6会派意見表明

朝日新聞デジタル 11/17(木) 14:17配信
 衆院憲法審査会は17日、1年5カ月ぶりに実質審議を再開した。7月の参院選後、「改憲勢力」が衆参両院で3分の2を占め、国民投票を行うための前提となる国会発議が可能な態勢となって初めての実質審議となる。
衆議院憲法審査会が審議再開をしたのだが、なかなか眠たい議論をしているようだ。



各党が意見を述べているようだが、お話にならないところも多いな。

日本には憲法裁判所がない。だから、憲法審査会が設置されて日本国憲法および日本国憲法に関連する基本法制について広範かつ総合的に調査を行い、憲法改正原案などを審査することになっている。
この憲法審査会は2007年に法律が施行されて2009年に衆議院で与党の賛成多数で可決、2011年には参議院で野党も含む賛成多数で可決されている。

ところが、いつまでたっても稼働することはなく、野田政権発足後の2011年になってようやく始動した。
……のだが、再び休眠し、この度、1年5か月ぶりに再開となった。



もう、この時点でかなりやる気が感じられないのだが、いろいろ紆余曲折があったのは事実。
 実質審議は、憲法学者3人が安全保障関連法を「憲法違反」と批判した2015年6月以来。
憲法学者も騒いだかいがあったというものかもね。

いずれにしても憲法改正はそう簡単にはできないということだな。
まあ、それはともかく、各党の主張を見ていこう。
自民党の中谷元氏は、「憲法制定過程においてGHQ(連合国軍総司令部)が関与したことは否定できない事実」と指摘しつつ、「日本国憲法の基本原理は国民の間に定着している」と述べた。「自主憲法制定」の「党是」を前面には打ち出さず、国民の合意形成を目指す姿勢を強調した。
自民党は元防衛省長官の中谷氏。かび臭いGHQ押しつけ論を持ち出したものの、あくまで国民の合意形成を目指すとしている。
かなり及び腰のスタートだが、自民党は憲法草案を掲げていて、そこからスタートしてもよさそうなものだが。



次に、公明党なのだが……。
公明党の北側一雄氏は「日本国憲法は70年、国民に広く浸透し支持されてきた。押しつけ憲法という主張自体、いまや意味がない」としたうえで、「加憲」方式で議論を進めることを主張した。
「加憲」方式を押すようだ。
まあ、これが公明党のスタンスなので、分かり易いと言えば分かり易いが、支持母体である外国でカルト教団扱いとなっている創価学会の意向を無視できないというのが本音だろう。

とにかく憲法9条には手を付けたくないという本音が透けて見えるが、本末転倒である。日本国憲法は前文からしていろいろおかしいのだ。「加憲」でなんとかなるレベルでは既にない。
が、最低限の部分に手を入れるというのであれば、まあ、いくつか削って付け加えるというのはありだろう。



日本維新の会。
 日本維新の会の足立康史氏は「課題解決型の憲法論議を進める必要がある」と述べ、国と地方の関係を見直す統治機構改革などの改憲の必要性を訴えた。
やる気はあるようだが、道州制を推し進めるつもりっぽいね。
しかし、それは個人的には悪手だと思うぜ。何しろ、相当大掛かりなシステム改変が必要なうえに、そもそも道州制を実現するには予算が独自に確保できる地域が強くなってしまうという問題がある。

とすると、東北ブロックや北海道あたりは、発言力や実行力に乏しくなってしまい、今より政策が後退する可能性が高い。
いろいろと道州制には欠陥があるのは否定できないのだ。



民進党。
 一方、民進党の武正公一氏は、憲法9条の解釈変更を経て昨年成立した安全保障関連法や自民党の改憲草案の問題点を指摘。「立憲主義が揺らいだ今こそ、議論を深めるための共通の土俵作りが必要だ」と訴えた。
前半も後半も意味不明である。
「共通の土台作り」のために議論するのだから、何も問題はないよな。そして、「立憲主義」がいつ揺らいだ?
憲法解釈なんて、ずいぶん前からやっている。今更揺らいだとか、意味が分からない。議論することは必要だと思うのだが、立憲主義を吹聴するならお前のところの党首から何とかしろよ。あの人まだ二重国籍のままだぞ?



日本共産党。
共産党の赤嶺政賢氏は「国民の多数は改憲を求めておらず、審査会を動かすべきではない」。
じゃあ、いつ動かすんだよ!
仕事しろよ。

次、社民党。
社民党の照屋寛徳氏は「改憲という名の憲法破壊は平和の破壊であり、個人の破壊だ」と述べた。
お前はこの憲法審査会に不要だから帰れ!というか、議員もやめちまえ。



議論を深めて、改憲を前提に話を進めろよ。
もう、何年もノーメンテの憲法である。ガタが来ているのは否めないし、急造の欠陥品なのでいろいろ足りない部分もあるんだよ。
 憲法審査会は国民投票法に基づき、07年に衆参両院に設置。憲法や憲法に密接に関係する法制度について議論する国会の機関で、憲法改正原案が提出されれば、その審査を行い、採決する。ただし、与野党の憲法改正に対する考え方の隔たりは大きく、改憲項目の絞り込みといった具体的な改正手続きは来年以降に先送りされる見通しだ。
仕事しろよー、自民党を含めてさ。



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