2016年11月8日火曜日

支持母体と手を切る宣言をする民進党党首

流石だな。正確には「宣言したも同然」という状況ではあるが。

連合に左右されず=4野党が共闘協議へ―民進代表

時事通信 11/7(月) 17:10配信
 民進党の蓮舫代表は7日、東京都内で講演し、連合が次期衆院選での共産党との協力に慎重な対応を求めていることについて、「連合は最大の支援団体で、最大限尊重している。ただ、選挙区での他の政党と(の協力)まで口を出すものだとは思っていない」と述べ、連合の意向に左右されず主体的に判断していく考えを示した。
独自の路線を貫いてくれ。



各政党には「支持母体」と呼ばれる組織が存在する。選挙において、組織票は強力な戦力となるからだ。

自民党には「支持母体」というよりは支援団体と表現される組織が付いていて、「自由国民会議」という保守系組織や「国民政治協会」「自由同和会」「全国郵便局長会」など、比較的保守系の組織がぶら下がっている。そうそう、経団連もバックに付いているね。
過去には郵政民営化などに舵を切った結果、全国郵便局長会が支持を辞める時期もあったが、改正郵政民営化法の成立によって再び支援をするような体制になっている。
自由同和会など、部落解放同盟と呼ばれる日本共産党の支持団体と繋がりがあったり、暴力団との繋がりを噂される組織がぶら下がっているなど、けっして清い組織とは言い難いところも支援しているだけに、自民党も一皮剥けばとんでもない部分が露呈する可能性はある。

最近は存在感が希薄になってきた与党の公明党だが、その支持団体はかの有名な創価学会である。創価学会には深い闇があり、言及するのも憚られるような組織ではあるが、信者達が会長の一声で組織票を投票する集票マシーンとして機能する為、選挙対策としてはかなり強力な支持母体を抱えている。
しかしその一方で、世界中に布教をした結果、世界各国でカルト教団として認定されるなど、創価学会自体の本質に問題があると指摘する団体も少なくない。現在の三代目会長が2010年以降表舞台に出ていないために死亡説が囁かれる中、組織の存続に汲々としているという話もあって、公明党の安定的な支持母体でいるかどうかはよく分からない。



とまあ、与党の後ろ暗い部分を指摘したところで、民進党の支持母体について説明しよう。
先ずは、「連合」こと日本労働組合総連合会である。基本路線は反共産主義・労使協調路線と言われているが、全国の企業の労働組合や官公労などから組織されている、労働者のための組織、と言えよう。
 このような“ご都合主義”がまかり通るのは、連合が共産党との共闘に反発しているからだ。連合の神津里季生会長は「共産党は目指す国家観がまったく違う」と断言した。
http://www.sankei.com/premium/news/161107/prm1611070010-n1.html
連合の会長は、日本共産党とは相容れないと明言しているため、この時点で民進党と日本共産党のペアリングはNGだ。

また、民進党は日本生活クラブ事業連合生活協同組合連合会の支持も得ているが、生協を統括するこの団体、必ずしも健全な組織かというと、まあ、それなりに闇を抱えている。反原発を主張する団体でもあるので、民進党がその路線から離れられない一因ともなっている。
あとは、立正校成会などの宗教組織や、部落解放同盟の支持を受ける他、社会活動団体として有名になったオール沖縄会議や反ヘイトスピーチを掲げる団体などからも民進党は支援を受けている。



こうした支持団体と呼ばれる組織が、自らの政治信条と相容れない政党と手を切ることは珍しくない。
上でも紹介したが、自民党は郵便局系の組織から総スカンを食らった経緯があるし、民進党の前身、民主党も色々な組織から距離を置かれたりした過去はある。

よって、「連合に左右されない」などと党首が発言すれば、当然、連合側はガチギレするだろう。

自民勝利の2補選、「連合」配慮で野党共闘後退の民進――支離滅裂な野田幹事長の対応

2016年11月07日 15:39
衆院2補選(10月23日投開票)で、東京10区では若狭勝氏(自民党公認・公明推薦)、福岡6区でも自民党が追加公認をした鳩山二郎氏(無所属)が当選し、自民党が勝利した。その一方、野党統一候補の民進党公認候補が2人とも落選し、事実上の野党統一候補の米山隆一氏が当選した新潟県知事選(10月16日投開票)と対照的な結果となった。県知事選勝利の勢いを引き継ぐどころか、これまでの野党共闘を後退させて惨敗した蓮舫執行部、特に野田佳彦幹事長と馬淵澄夫選対委員長へ批判が噴出するのは確実だ。
民進党幹部にしてみれば、連合の意向を受けて態度が曖昧になったことで、先の選挙に負けたという意識があるのかも知れない。



だが、それ以前から民進党と連合との間はギクシャクしたものであった。

連合・神津里季生会長、民進・蓮舫代表の応援「火に油を注ぐようなものだった」 対応を批判

2016.10.20 22:25
 連合の神津里季生会長は20日の記者会見で、民進党の蓮舫代表が新潟県知事選で、党が「自主投票」と決めたにもかかわらず米山隆一氏=共産、自由、社民推薦=の応援に駆けつけたことについて、「(与党系候補を支援した)連合新潟にとっては、火に油を注ぐようなものだった」と述べ、対応を批判した。
実は、連合は最近、自民党と距離が近くなりつつあり、前回の新潟県知事選挙で与党系候補を支援していた。
神津氏は、知事選の告示前に連合新潟が民進党の候補を擁立するよう求めたにもかかわらず、党新潟県連が擁立断念を決めたため、連合は与党系候補の支援に回ったと説明。「米山氏の出馬で連合は最後にはしごを外された形だが、『自主的な判断』として民進党のさまざまな人が応援にいく。県連に対する不信感が残った」と語った。
それというのも、当初は民進党の立候補者は擁立されておらず、土壇場になって米山氏の支持を表明している。勝ち馬に乗った民進党執行部に対し、候補擁立を求めたにもかかわらず断られて与党系候補の支援に回った連合にしてみれば、腹立たしく思うのも無理は無い。



まあ、冒頭の「他の政党との連携にまで口を出すな」「連合の意向は酌まない」と宣言したくらいでは、民進党と連合との間に亀裂が入るとも思えない。が、その前までの流れを加味すると、袂を分かつのが現実的な状況になってきていると見て良いだろう。

正味なところ、連合そのものの組織力が低下しており、民進党としても傀儡になって政治活動する旨味が失われつつあるのは分かる。

が、ここを敵に回すと、色々なところに軋轢を生むわけだが……、良いのか?そんな宣言をして。
多分、今日中には「アレはそういう意味で言ったのでは無い」とか言い出すと思うが、本気であればかなりヤバイ事になる。流石に野田氏はその辺を分かっているとは思うが、村田蓮舫氏を制御し切れていない感がアリアリだな。
 


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2 件のコメント :

  1. 連合自体が、労組共闘のために誕生した経緯(共産アレルギーの経緯)を、日本人じゃない蓮ホウは知らなかったんでしょう。
    過労死に追い込まれる人が後を絶たない現状でも、政治ごっこに狂奔する民進党は救いようがない。

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    1. 連合も、本来であれば電通辺りに噛みついていく様な姿勢を見せるべきなのでしょうが、そうはならないのが日本の権力構造のなせる悲劇というか。

      民進党も当然その路線で走らなければ民意はいられないと思うのですけどね。

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