2016年11月24日木曜日

JAXAがミニロケットの初号機に搭載する小型衛星公開

面白いことやってるな。

JAXA、高さ30センチの超小型衛星を公開

2016/11/22 23:06
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、新たに開発するミニロケットの初号機に搭載する超小型衛星を公開した。東京大学が開発した縦横約10センチ、高さ約30センチの衛星で、2017年3月までに地球を周回する楕円軌道に打ち上げる。ミニロケットは直径52センチ、長さは10メートル弱と、衛星を軌道に打ち上げられるロケットとしては最も小さい。
需要はあるとは思うけれど、どうなんでしょ?



公開されたのは、ミニ人工衛星。
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何となく、作りかけに見える「TRICOM-1」だが、実は下の方は本体では無い。
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この部分が人工衛星で、下の部分はダミーなんだとか。
縦横約10センチ、高さ約35センチの直方体で重さ約3キロ。
ちっちゃいな!



このサイズの人工衛星に何が出来るのか、というと、地球撮影やストア&フォワードと呼ばれるデータ収集と転送をする中継地点という役割らしい。
ひとつめのストア&フォワードは、地上の小型端末(各種センサーなど)から送られるデータを衛星側で収集し(ストア)、地上局の上空を通過するときに転送する(フォワード)という仕組み。携帯電話が圏外になるような僻地でも利用しやすく、超小型衛星の新しい使い方として注目されており、ほどよし3号/4号でも技術実証が行われていた。
TRICOM-1のストア&フォワード技術実証では、特定小電力の無線を使用している点が大きなポイントになる。通常、衛星通信のためには周波数の国際調整が必要になるため、申請して許可を得なければならないが、特定小電力ならこの手続きは不要。日本国内ならどこでも自由に使えるので、利用しやすくなる。
もうひとつの地球撮像のためには、メインカメラと5つのサブカメラを搭載している。各面にひとつずつカメラがあるので、衛星がどんな姿勢になっていても、必ず地球を撮影することができるわけだ。カメラはどちらも民生品を活用。メインカメラはコンパクトデジカメ、サブカメラはスマートフォンから流用したそうだ。

小型の人工衛星を多数打ち上げておいて、情報伝達に使うという試みは、軍事的にも利用が可能であろう。
小型人工衛星のネットワーク化で、大型の性能の高い人工衛星を凌駕できる性能を発揮、というか異なる利用形態が考えられる。
特に複数地点からの連続撮影というのは、情報を利用する側としては色々なメリットもある。



実のところ、打ち上げに使うSS-520の方は、特に目立った性能があるわけでは無い。
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ただ、打ち上げ拠点を選ばないという点で、それなりのメリットがある。まだ、計画段階ではあるがC-130ハーキュリーズ輸送機から空中発射、などという計画もある。
どうやら、発射台は移動式の車両のようだしね。
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軍事利用(ry



まあ、予想に基づく妄想はさておき、超小型衛星の打ち上げ需要があるのは事実だ。
近年、低コストで開発できる超小型衛星の利用が世界的に盛んになっているものの、課題となっているのが打ち上げ手段である。衛星を安く作れても、ロケットが高ければ利用の拡大は難しい。そのため現在は大型ロケットへの相乗りが主流となっているが、これだと打ち上げの時期や軌道を自由に選ぶことができない。
現実的には、大型のロケットから何十個もの衛星を相乗りで打ち上げるみたいなことをやっているが、軌道を選ぶことが難しいということもあって、別の手段が模索されている段階だ。

小型でも良いから、目的の軌道に人工衛星を投入したいというニーズはそれなりにある。


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4 件のコメント :

  1. 射場が2か所の貧弱なインフラだと大型ロケットの商用化は無理ですからね。
    未だに船で大型衛星を運ぶとか、まともに商売できるわけがない。
    せめて沖縄本島を宇宙港にするくらいのスケールでやってほしい。
    オリンピック開催費用をそのまま使えと言いたい。

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    1. ロケットを発射出来る場所が少ないのはなかなか難儀ですよね。
      そういう意味でも期待の高いモノですが、小型だけではなかなか……。

      オリンピックの開催費ですか。
      確かに、無駄な感じはしますよね。

      削除
  2. 出来れば、北朝鮮なんかにこの技術が渡らないことを祈る。

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    1. 案外、漏れ漏れの様な気もします。
      ただ、この話の技術自体は既に枯れたもので、どのように品質を担保するのかが重要になってくる話だと思います。

      そういう意味では、余り神経質になる必要は無いかも知れません。もちろん、漏れないに越した事は無いんですけどね。

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