オスプレイの飛行再開と、翁長氏の妄言

このオッサン……。

翁長知事、オスプレイ飛行再開に「言語道断」 

沖縄タイムス 12/19(月) 11:00配信
 翁長雄志知事は19日午前、記者団の取材に答え、在沖米海兵隊が19日午後2時にオスプレイの飛行を全面再開することに対し「言語道断だ」と批判した。
マスコミのこの騒ぎは一体何なのかと。そして、その上で踊っているこのオッサンは……。



問題になっているのは、オスプレイの起こした事故なのだが……。

オスプレイ2機事故 「安全」主張は崩壊

2016年12月15日 朝刊
◆沖縄米軍トップ「感謝されるべきだ」
 米軍新型輸送機オスプレイが沖縄県名護市沖の浅瀬に不時着し大破した事故を受け、在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官は十四日、沖縄県北中城村(きたなかぐすくそん)のキャンプ瑞慶覧(ずけらん)で記者会見し、空中給油訓練中のオスプレイのプロペラが給油機の給油ホースに当たり損壊し、事故原因となった可能性があると明らかにした。ホースは切断されたという。

今月の12月13日にMV-22オスプレイが事故を起こして不時着した。
オスプレイ
事故原因は未だにハッキリしないが、空中給油中にローターブレードがホースに当たり、ブレードが破損した為に高度が保てなくなったので、不時着したと言う風に分析されている。
この際に、パイロットは住宅地に向かうのを避ける為に、海上に着水することを試みた様だと報じられているが、このことが事件発覚後に問題を大きくすることになる。



大破した様子が写真に撮られてしまったからだ。
20161214-OYT1I50013-N
しかし、この話は意図的に報じられていない内容がある。

まずは防衛省の発表から。
最初に書かれているここに注目しなければならない。
平成28年12月13日(火)21時30分頃、沖縄県名護市東海岸の約1㎞沖合で米海兵隊普天間基地所属のMV-22オスプレイ1機が不時着水。
1km沖合で着水したということ。
不時着水したMV-22オスプレイは、沖縄東方の海上(約30km 沖合)で、米空中給油機KC-130からの空中給油訓練を実施中、プロペラが給油ホースを切断したことにより、プロペラのブレード(羽)が損傷し飛行が不安定になった。
しかし、訓練海域は30km沖合であり、ブレードの損傷はこの地点で発生したこと。これは夜間の訓練であった事。
つまり、訓練海域から着水地点までは飛行してきたという点が、まず1つ重要である。
パイロットの判断により、訓練地点から距離が近いキャンプ・シュワブを目的地として飛行する中で、地元への影響を極小化するため海岸沿いを飛行していたが、途中、辿り着けないと分かったため、パイロットが意図した地点である浅瀬に着水した。
もう一つは、着水地点がパイロットが意図した場所であった点だ。



つまり、「墜落」「墜落」と鬼の首を取ったかのような騒ぎをしているメディアが、敢えて意図的に避けている、「空中給油時のミッションで、難易度の高い夜間訓練だったこと」と「ブレード損傷後もコントロール下にあったこと」と「パイロットの意図した一に着水したこと」の3点が、蔑ろにされていることだ。

もう一つの方は、騒ぎにすらなっていないが、MV-22オスプレイが胴体着陸していた点も、冒頭のニュースでは事故にカウントされている。

普天間飛行場に胴体着陸=事故機と別のオスプレイ―不安と反発一段と・沖縄

時事通信 12/14(水) 17:08配信
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の米海兵隊の新型輸送機オスプレイが不時着した事故で、事故機とは別のオスプレイが13日夜に普天間飛行場に胴体着陸していたことが14日、在日米軍への取材で分かった。
胴体着陸というのは、本来は機体下の車輪で着陸しなければならないところ、何らかの理由で車輪を出すことができずに、胴体で着陸することを指す。
 在日米軍によると、機体の不具合で前輪が出ず、胴体着陸になったという。在沖米軍が詳しい原因を調べている。
確かに、胴体着陸でも、一歩間違えば機体が炎上するなどと言うリスクはあるのだが、普天間飛行場で胴体着陸したからと言って、何か問題があるかというと、高価で貴重な機体が損傷を受けてしまったと、それだけの話だ。

こちらも、状況はハッキリしないが、それ以上の話にならなかった事を考えると、着陸する際に車輪が出なかったので胴体で適切に着陸した、と言う話なのだろう。つまり、パイロットのコントロール下にあった事が推測できる。



で、「安全の神話は崩壊」だとか「言語道断」だとか、そういう話は出ているのだけれど、ちょっと違う。

不時着水した機体の方の話から行くと、搭乗員5名は無事に救助されており、「墜落」などという事象があったとは言えない。

搭乗員は安全な状態で着水し、その後に大破したという風に考えるのが妥当だろう。海上に不時着した機体が波に洗われて大破する話は、US-2でもあった。

photo_3
150629-2-1

この時は、離水に失敗してこのざまだったようだが、引き揚げ時点ではあちこちが破損している状況になっていた(引き揚げ時にも大きなダメージが入ってしまったと言われている)。



更に、こちらのニュースが報じられてから大騒ぎしている。

米海軍 オスプレイ事故「最も重大なクラスA」

12月16日 12時17分
沖縄県名護市の浅瀬にアメリカ軍の輸送機オスプレイが不時着して大破した事故について、アメリカ海軍は、軍の内部で航空機事故の大きさを分類する4段階の評価で最も重大な「クラスA」にあたるという見解を明らかにしました。
記事にもきちんと書いてあれば良いのだが、表現が色々とおかしい。
アメリカ海軍は、航空機事故に関して、機体の損害や人的な被害の程度を基準に評価しており、このうち「クラスA」は、損害額が200万ドル、日本円にしておよそ2億3000万円以上か、死者が出るなどした場合に分類されるとしています。
クラス分けは、金額と事故の規模で決定されている。今回、死者は出ていないので、金額によって「クラスA」に分類されたので間違いない。そりゃ、大破して使い物にならないレベルになっているのだから、損害額もMAXである。
 
すわ、大事故だ!と大騒ぎしているが、「大事故だ」じゃ無くて「大損害だ」の間違いである。



で、事故原因の調査も概ね目処が付いたので、飛行再開となった。

オスプレイ 午後2時以降 全面的に飛行再開へ

12月19日 10時35分
沖縄県名護市の浅瀬でアメリカ軍の輸送機オスプレイが不時着して大破した事故で、アメリカ軍は、19日午後2時以降、事故のあと停止していたオスプレイの飛行を再開させることを沖縄防衛局を通じて沖縄県に伝えました。これに対し、沖縄県の翁長知事は「言語道断だ」と述べ、強く反発しています。
このニュースを受けて、冒頭の様に翁長氏が噴火していると、そういう話になる。
今月13日、沖縄県名護市の浅瀬にアメリカ軍のオスプレイが不時着して大破した事故のあと、防衛省はアメリカ軍に対し、安全が確認されるまでオスプレイの飛行を停止するよう申し入れ、飛行が停止していました。
NHKにも言及されているが「不時着」して「大破」にはタイムラグがある可能性が高い。
実際に、アメリカ側はメカトラブルでは無かったという結論に達して、当面空中給油は行わないが、飛行は再開すると、そういう判断をしたワケだ。
 
当然、日本政府としても飛行再開に反対する理由が無い。



翁長氏は「法治国家では無い」などと息巻いているが、これで飛行が無期限に延期されるような、原発の再稼働みたいなことになったら、それこそ法治国家では無い

 名護市の職員は「現場のリーフは集落の人も漁などで活用する場所。一歩間違えばと思うと…」と声を震わす。
何か、感情的な記事で誤魔化そうとしているが、現場に人がいることを確認していたらこの海域に着水することは無かったかもしれない。「一歩間違えば」は「原発にミサイルが落ちたら」というのと同レベルの杞憂なのだが、分かっているのだろうか?

事故に対して適切な判断と、適切な手続きを経ての今回の飛行再開である。これに何か文句を付ける筋合いが何処にあるのか理解しがたい。



もちろん、MV-22の事故は、本来起こしてはならないものであった、という事は言えるだろうし、空中給油の難易度はMV-22にとって高すぎるのでは無いか?という個人的な見解も踏まえると、空中給油は止めた方が良いのでは?とは思うが。

なお、沖縄タイムスは更に発狂しているのだが……。

米海兵隊オスプレイ、アフガンでの運用率1% 事故率は41倍

2016年1月15日 11:27
【平安名純代・米国特約記者】
~~略~~
 米海軍安全センターが公表した「海兵隊航空機アフガニスタン事故報告書」によると、同国に配備された海兵隊航空機12機種の飛行時間は計12万3645・3時間。これに対し、オスプレイの飛行時間は計723・6時間と極端に低い。
よくもまあ、こんな記事を新聞紙に載せて、ドヤ顔出来るものである。
飛行時間の長さは作戦の内容によって変わるだろうから、比べることに何の意味も無い。加えて、母数が違うのに事故率云々というのもどうかと思う。配備数も違えば、運用時間も異なる。それを比べて何の意味があるのかと。
 
そして、レックス・リボロなる人物のコメントをあわせて載せているが、この人の発言内容は既に信用できない事はこのブログでも何処かで言及した気がする。だって、オスプレイを批判する「専門家」は殆どこの人だ。



この件、マスコミはしばらく引っ張るのだろうけれど、正直、大したことない話を延々と垂れ流され続けるのは迷惑なので、止めて欲しい。

もちろん、事故の再発防止には努めて欲しいが、それだけの話。
だいたい、先日F/A-18が墜落したときにはたいして騒いでなかったよね?文書で事故原因の究明を要請しただけだと思うんだが。


この一件、韓国の大統領の弾劾と同じニオイがする……。



ランキングへの応援クリックよろしく!
にほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ

コメント

  1. そー言えば、FBのブログでこの件に際し“日本より韓国が民主的”とほざいていたおバカさんもいましたね。まぁ、あり得ませんが。

    返信削除
    返信
    1. まあ、アレを民主的と呼んだら、世界各国の民主主義国家が怒りますよね。

      削除

コメントを投稿

お気軽にコメントを!ハンドルネームは面倒でもお願いします。