2017年1月26日木曜日

豊洲、移転延期補償は90億円台に

バカじゃ無いのか?

<豊洲市場>移転延期補償は90億円台半ば 最終調整

毎日新聞 1/26(木) 11:42配信
 東京都の築地市場(中央区)から豊洲市場(江東区)への移転延期に伴う市場業者への補償について、都が総額90億円台半ばの新年度補正予算案を組む方針で最終調整に入ったことが26日、関係者への取材で分かった。2月開会の都議会定例会に補正予算案を提出する。
引っかき回すだけ引っかき回しておいてこの始末か。



豊洲問題に関して、このブログでもう取り扱うつもりはなかった。
前回、「徹底的に原因究明をした上で、移転するしか無い」と結論づけたからだ。
もちろん、先頃、「基準値を超える有害物質」が出てきた事は承知している。だが、それだって、意味のある数値かどうかという話。

豊洲の基準超える有害物質、専門家「安全性に問題ない」

2016年9月29日21時20分
東京都は29日、豊洲市場(江東区)の地下水から環境基準を超えるベンゼンとヒ素が検出された、と発表した。基準超の有害物質が検出されたのは、土壌汚染対策工事を終えた2014年以降の都の調査では初めて。専門家は「安全性に問題はない」とみている。
この「環境基準を超える」というのが問題なのだが、まず、データの出方が極めて不可解である。
データ
これまで一切検出されていなかったのに、唐突にベンゼンやヒ素まで検出される始末である。
今回、調査会社が変わったことで、この様な結果が出たという風に言われているが、これは前回までの調査がおかしかったのか、今回の調査がおかしかったのかという問題が生じる。



その辺りの話は、こちらのニュースで言及されている。

豊洲移転に黄信号=「桁違い」検出に衝撃―小池氏は疑義、業者憤慨

時事通信 1/14(土) 21:26配信
 東京都の豊洲市場(江東区)の地下水調査で、環境基準を大幅に超える有害物質が検出され、関係者に衝撃が走った。
~~略~~
 会議のメンバーによると、考えられる可能性は大きく分けて二つあるという。一つは、9回目の採水が行われる直前に稼働した地下水排水システムの影響だ。稼働に伴い地下水が移動し、数値が上昇したという見立てだが、平田座長は「それならば、排水の数値も高いはずだ」と話す。
 もう一つは、採水方法のミスといった人為的な要因だ。今回は、1~8回目とは別の民間機関が担当。このため調査手法などを確認するとともに、今後は都環境科学研究所と民間機関2社で実施することにした。


まあ、常識的に考えて、検査会社が変われば数値が変わる可能性があるのは理解できる。だからといって、これまでの数値が改竄されていたという話になる訳では無い。
そんな訳で、今回の調査は暫定値として扱われるそうだ。
 
ちなみに、環境基準はこちらの数値が使われている模様。これ、湖沼の環境基準であるらしく、水道水として使えるかという判断基準に用いられている。
環境基準は、生活環境を守るために維持することが望ましい行政上の目標だ。
この説明は間違ってはいないが、誤解を招く表現だ。つまり、東京都の検査結果が示すところは「飲めない」という結論が出ただけなのだから。
 
いやいや、誰が地下ピットに溜まった水を飲むんだよ!!
それよりも今回の調査でも大気中の汚染値に関しては、以前と変わらないという結論が出ている。



結局、土壌が汚染されているという点では問題があるのだろうが、そこの地下水を使うわけでは無いし、飲むわけでも無い。
気化して、大気中にも汚染がみられるという話であれば問題だが……、それは調査によっても問題なしとされている。

じゃあ、何が問題なのだろう??騒ぐだけ無駄なのだ。
 昨年11月から都の補償検討委員会(座長・鈴木五十三弁護士)が補償範囲や額について検討を開始。昨年11月下旬~12月中旬には卸売業者など47の会社・団体と青果、水産の仲卸業者など275業者にヒアリングを実施し、各業者の平均投資額は水産仲卸が約870万円、青果仲卸が約400万円など、業界全体の投資総額は約300億円と判明していた。
移転を遅らせれば、費用が嵩むのは当たり前。
移転補償をするなどという太っ腹な判断は別に構わないが、じゃあ、移転市無いという結論になったら一体どうするつもりなのか?

盛り土が無ければ、コンクリートで塞げば良い訳だが、それは既にやられている。じゃあ、この地下水はどこから?という疑問は残るが、それを解消してさっさと移転を始めるべきなのだ。
移転しないという結論を出すのであれば、寧ろ、補償費なんぞ出す前にやるべきだろう。その場合は、更に汚染が深刻な築地に留まり続ける事になるワケだが。

知事の小池氏は、いいかげん政治ショーなどやめてさっさと政策を進めるべき時期なのである。
たしかにいろいろな問題点を洗い出したその手腕は、なかなかのものだと言えよう。だが、彼女はその判断を都民に投げるつもりらしい。
が、それこそ無能の証明に他ならない。政治家が判断を投げてどうするというのか。もう、茶番はたくさんだ。



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2 件のコメント :

  1. 予想通り小池知事は着地点を考えずに騒いでいたのですね。この調子だと移転は絶望的でしょうか。翁長知事にしてもそうなんですが、自分のアピールの為に税金を注ぐだけの人は県民にとっても良い事は無いですね。根回しもせず、話し合いもせず、思いつきだけではこの先も絶望しかないとオイラは思います。

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    1. 政治が結果責任、と言われる理由は、壊すだけ壊しても評価されないという話なんですよね。
      そういう意味では小泉政権は色々とヤバかった訳ですが、それはさておき小池氏もイイカゲン、出口戦略をブレインに任せて収集をつける算段をしなければならない時期だと思う訳です。

      豊洲移転を止めるというのもまた、政治的決断だと思います。
      でも、次の移転先はもっとハードルが厳しくなる事を考えると、安易に別の場所を探すより、豊洲の建物を作り直す決断をしてでも、このまま移転のスケジュールを推し進める方が無難な気がします。

      調査にお金をかけたところで、豊洲がキレイになるワケではありません。それ以上に築地がキタナイ状況なのですから、「どうするか」を決断しないことには。

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