2017年1月10日火曜日

駐韓国大使が一時帰国の意味

ニュースで色々報道されているが、基本的なところは余り突っ込みがなされていない様に思う。なので、その辺りを中心に行きたいと思う。

駐韓国大使が一時帰国 少女像設置への対抗措置で

1月9日 19時14分
韓国プサンの日本総領事館の前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことへの対抗措置として、政府が一時帰国させることにした韓国に駐在する長嶺大使が日本に到着しました。
この話、ただ、大使が日本に一時帰国した、というだけの話では無いのである。




先ずは、経緯について。

話を何処まで遡らせるべきかは難しいのだけれど、少し昔話を含めて簡単に掻い摘まんでいきたいと思う。

歴史に関しては青字にしておくので、知っている人はスルーしてください。
よく分かる韓国史
今も昔もコウモリ外交

古来より朝鮮半島は常に大陸からの脅威に怯える地域であった。よって、古来から冊封体制と呼ばれる政策によって国を存続させてきた。今でもやっているコウモリ外交に近いものがあるが、要は「支配下に置いてに庇護してくれ」と、大国に頭を下げるやり方である。事実上の鎖国状態にしながら、大国にヘイコラというのが基本スタンスである。

しかし、時代の流れと共にソレだけでは存続が難しくなり、李氏朝鮮時代(1392年~1897年)の末期には様々な国から睨まれる状況に陥っていた。

当時、ロシア帝国の皇帝ニコライ1世は、拡張政策を続けて支那や朝鮮半島に向けて南下をしており、支那を支配する清国は滅亡の危機に瀕していた。当然、清朝に隷属する冊封体制を続けていた李氏朝鮮も存続の危機に陥る。

しかしこの事態は、大日本帝国にとっても看過できない状況であった。そこで、大日本帝国は朝鮮半島に独立を迫り、国を維持するように要求した。まあ、早い話がロシア帝国からの攻撃の盾になれという話である。
大国に迫られて仕方なく独立する朝鮮
そして、江華島事件(1875年:日本帝国と李氏朝鮮との間に起こった武力衝突)の後、日朝修好条規締結(1876年)が行われ、いよいよ朝鮮半島は独立せざるを得なくなった。

その後、日清戦争(1894年~1895年)が起こって大日本帝国が清国に勝利すると、下関条約(1895年)が結ばれて、李氏朝鮮の独立が確認され、国際的にも朝鮮は独り立ちする事となった。
ただ、三国干渉(1895年:下関条約に基づき割譲された遼東半島を清に返還することを求める内容)によって、日本が譲歩せざる得ない状況になると、李氏朝鮮の高宗は1897年に皇帝に即位して大韓帝国を樹立。これが朝鮮史上初の近代国際法に基づく独立主権国家としてのスタートである。
独立後間もなく終了

しかし、この状況は僅か10年のうちに瓦解する。大韓帝国皇帝の高宗は、満足に政策を行う事ができなかったのである。
政治腐敗が蔓延する大韓帝国は、国際情勢に揉まれて一気に財政が悪化。1896年から英国人の税関長ジョン・マクレヴィ・ブラウンが財政顧問となっていたが、大韓帝国の財政問題は悪化するばかり。政治腐敗が進行していた朝鮮にとって、英国人の税関長など飾りでしか無かったようだ。
何しろ、韓国の帝室が納付金を徴して白銅貨の私鋳を黙許するなど、メチャクチャな貨幣政策を行っていて、偽金が横行して経済は崩壊。外国人がどうこうできるレベルでは無かったのだ。

そこで1904年に日本の目賀田種太郎が財政顧問に就任して、朝鮮半島の偽金を一掃するために日本と朝鮮との通貨を共通化して、硬貨は大阪造幣局で鋳造する事となった。

この後、一気に日韓併合(1910年)に傾いていくことになるワケだが、政治の中枢を外国人に握られていれば、ある意味この流れは仕方があるまい。通貨を握られては、国家の存続を維持出来ないのだ。
日本統治時代は発展するが
そして始まる日本統治時代。

朝鮮半島は事実上、日本の保護国として支配されていたが、これはある意味、朝鮮にとっては今までの流れと余り大きな違いはない。冊封体制が併合状態に推移しただけとも言える。

もちろん、国家の体を成していたかどうかは疑問だが、そこは文句を言われる筋合いも無い。日韓併合は朝鮮半島側から請われる形で行われたのだから。そして、それなりに近代化を推し進める事ができた。それが幸か不幸かは分からないが。

しかし、その体制も長くは続かず、大日本帝国が戦争に突入していく中で、朝鮮半島もまた大日本帝国と共に戦争を行う事になる。第二次世界大戦(1939年~1945年:ただし日本にとっては1941年の真珠湾攻撃からが本格的な参戦となる)が勃発したのである。
日本と戦争へ突入する
日本軍は戦線を拡大するにあたって、日本兵の士気を維持するために慰安婦制度を採用していた。これは、当時の戦争では多くの国で現地の女性を捕獲し、陵辱するといった事態が起こっており、軍規が乱れてしまう例が少なくなかったためである。
この慰安婦には日本人を始めとする日本陣営の多くの女性が採用されていたが、当時は形式的に高給が支給されていた。
形式的にと言うのは、軍票という軍が発行する擬似紙幣で、その給金が支払われていたため、敗戦後に紙くず同然になるケースが少なくなかったからだ。尤も、軍票の乱発問題は日本だけの話では無いので、特殊な問題が起こったという話でも無いのだが。

朝鮮も日本の統治下にあるので、戦争に参加しないという選択肢はなかった。
いや、むしろ兵士レベルで見れば積極的に参加したことが資料でうかがえる。朝鮮半島に徴兵制度が適用されなかった理由は、(1)すぐに逃げるので前線で使えない(2)比較的高給がもらえるので志願が多かった、ということが史実に記されている。


そして敗戦へ
しかし、日本は戦争に負けて敗戦を迎える(1945年)。当然、朝鮮も戦争に負けたということになる。

だが朝鮮半島は、というとアメリカとロシアがそれぞれ勢力を伸ばしている状況であったので、それぞれ傀儡政権が樹立されて分断されることになる。その一方が今の韓国(1948年~)なのだ。

韓国の憲法は反日を推奨する
憲法前文
そんな訳で、割と不幸な成り立ちで韓国(大韓民国)という国は設立されるわけだが……、この韓国設立にあたって作られた憲法(1948年)の前文にはこんな事が書かれている。
「悠久な歴史と伝統に輝く我々大韓国民は3・1運動で成立した大韓民国臨時政府の法統と、不義に抗拒した4・19民主理念を継承し、祖国の民主改革と平和的統一の使命に即して正義、人道と同胞愛を基礎に民族の団結を強固にし~」

3.1運動(1919年)は、日本統治時代の朝鮮で起こった日本からの独立運動であり、大韓帝国臨時政府とは、その当時に中華民国(支那)の上海市で結成されたテロ組織である。大韓帝国臨時政府と名前は仰々しいが、国際的にその存在が認められていたわけではないし、実質的に政府として機能していたわけでは無く、やっていたことはテロ活動だったのだ。
早い話、憲法が反日を是としていると言う事である。

あと、4.19民主理念とは四月革命(1960年)と呼ばれる第4大統領選挙の結果に反発する民衆デモの時に叫ばれた理念のことで、当時の大統領であった李承晩はこの結果を受けて下野している。早い話が表向きは民主化運動的な流れなのだが……、この後、1年足らずで5.16軍事クーデターが発生し、あっという間に軍事政権が樹立している。これを、「民主化理念」と言うには少々、いや、色々と問題がある気がするのだが……、まあ、良いことにしよう。
作られた慰安婦問題
吉田証言で捏造される歴史
さて、激動の朝鮮史を簡単にまとめたが、この後、「ジュウグンイアンフガー」という韓国お馴染みのフレーズをしつこく繰り返すようになってくるにはもう少し時間が必要である。

その発端は、1980年代に起こるのだ。
一つは、吉田清治という詐欺師の存在。
朝日新聞の中枢がいつから韓国の勢力に牛耳られていたのかは定かでは無いが、1982年に吉田清治の創作するフィクションである「朝鮮人女性を軍令で捕獲・拉致し、強制連行した」などという内容を記事にした大誤報を出してしまう。無論、朝日新聞社一社だけではなく、各紙が追従するが、その信憑性に疑念が呈されるようになると、1990年代には他社は誤報だとして謝罪している。
韓国では挺対協ができる
しかし、この流れに乗ったのが韓国であり、1990年には挺対協という団体を作って反日活動を活発化させる。日本側からすれば迷惑な話だが、韓国の憲法の理念に則った活動であると言え、実に韓国人らしい。
この団体、正式名称を「韓国挺身隊問題対策協議会」という。しかし、名前からして慰安婦問題とは何の関連もない。女性挺身隊といえば、未婚女性だけで組織された勤労奉仕集団のことで、「挺身隊」なる名称は幾つもの団体に使われた。が、正式に「女性挺身隊」が発足するに至るのは1944年の女性挺身勤労令によるもので、朝鮮半島には適用されなかった。
韓国で挺身隊といえば、朝鮮戦争時の韓国軍慰安婦のことを指す。故に、日本に対して慰安婦問題を唱えるのは誠におかしな話だし、団体名としても不適切なのだが、今更改称することもできないでいるようだ。

河野談話という日本の過ちと、その正体の暴露
もちろん、民間の新聞が何を報じたところで、政府が認めなければ問題無いのだが……、1993年に発表された河野談話がこの問題に拍車をかける結果になる。政府が、消極的にではあるが軍の強制性を認めてしまうのである。

だが、この河野談話の正体は後に暴かれる。
河野談話は日本政府が韓国政府が主張してきたフィクションを全面的に受け容れたもので、事実検証などの作業は一切行われなかった杜撰なものであった事が暴露されたのだ。
そして、安倍政権としても、長らく河野談話を踏襲する立場であったが、戦後70年を迎えて「70年談話」として安倍氏が談話を発表するに至る。これをもって、河野談話の書き換えが完了した事となる。

つまり、クマラスワミ報告などの慰安婦問題の根幹をなす根拠は、こうした事実の洗い出しによってほぼ否定された形となったわけだ。
韓国の狙いは、「上下関係」の構築と維持
とまあ、ここまで長々説明したが、言及したいことを簡単にまとめておこう。
  • コウモリ外交は韓国の伝統
  • 反日の精神は韓国の憲法に埋め込まれている
  • 慰安婦問題の根拠は尽く失われている
結局のところ、慰安婦問題は、韓国の売春施設を日本軍が専属契約して利用したに過ぎない話なのだが、これを誇張して騒ぎ立てることで、韓国は被害者、日本は加害者という構図を維持したいという狙いが韓国側にはあるのだ。
ニセモノの慰安婦像の登場
ニセモノの慰安婦の像は、そうした経緯を踏まえて象徴的に作られたものであるが……、そのモデルとなった人物は存在しないし、売春婦という現実を覆い隠す為の偶像に過ぎない。
「日本軍による強制連行」も「性奴隷」も想像上の存在で、未だに公式文章上にその存在を確認できた事例は無い。

当然、韓国側としては政治カードとして慰安婦問題を末永く使いたいと願っており、各方面で怪しげな偽慰安婦像を建てる、ウソの歴史を刻んだ石碑を設置するなどの活動をおこなってきた
像の設置は表向きは民間団体の活動と言う事になっているが、政府公金が投入されている事実は明らかになっており、政府の意向を受けての活動である事は疑い様が無い。

そうした動きは、ソウルにある日本大使館前にニセの慰安婦像が設置される事件(2011年)を契機に活発化する。
ウィーン条約に違反
大使館前にこうした他国を侮辱するような像を設置する行為は、ウィーン条約に反すると共に、韓国の道路交通法や各種法律に違反するものであるが、撤去されずに今に至っている。
ちなみに、大使館前でのデモ行為もウィーン条約違反であるが、これも毎週のように行われている。
ここで言うウィーン条約とは、「外交関係に関するウィーン条約(1961年)」のことを指し、当然ながら韓国も批准している。
批准している以上は守る必要があるのが条約だが、韓国は条約を守らない常習犯である。

安倍政権は日韓合意にこぎつける

流石にこうした流れを看過するわけにはいかないと考えた安倍政権は、日韓合意(2015年)に漕ぎ着ける運びとなった。
この合意は、アメリカのオバマ政権の意向を強く受けていたと言われている。
オバマ氏にとってのアジア政策は、その重要性を認めつつも内向き政策しかやってこなかった事もあり、「アジアのことはアジアで解決しろ」という自閉症モードの理念に基づいたものであった。

当然、オバマ氏にとって日本と韓国はアジア防衛における要であり、日本はアジア防衛の前線基地として、韓国は北朝鮮からの戦力を押しとどめる盾としての役割を期待されていた。
そして、オバマ氏は、アメリカのこれまでの政策に則った流れではあるものの、干渉を最小限にした消極的な動きしかしてこなかったのだが、支那が海洋進出路線と周辺国を金に物を言わせて巻き込む手法をして覇権を拡大しつつある現実を見て、「最低限やっておかないと」と、ようやく重い腰を上げた。
それが日韓合意に繋がったのである。

残念なことに合意は文章として残されるには至らなかった。
が、韓国側には元慰安婦支援のための財団を設立し、この資金として日本側から10億円支払われる事で、この問題は不可逆的に解決されることとなると約束された。
この話は外務省のサイトにもきちんと文章になって説明されているので確認して欲しい。
合意は履行される
そして、その内容は実行に移された。
10億円の手切れ金が支払われたのである。

日韓合意の前提として、ウィーン条約の履行があるのは当然の話なのだが、日韓合意の中に、直接的に「像の撤去」は盛り込まれていない。当たり前の話だから書かれなかったとも理解できるが、韓国側の強い反発により直接言及することはできなかったのだろう。
しかし、直接的な表現としては「適切に解決されるよう努力」とある。「適切に解決」というのはニセ像の撤去なのだが、そこを明示していないのが、弱点と言えば弱点か。

ただし、何れにしてもこの「努力」は韓国政府には不可能な内容だ。
情緒に支配される国、韓国
何よりも国民情緒が優先される
何故ならば、韓国は情緒に支配される国である。
大統領の弾劾も情緒によって行われ、条約の破棄も情緒なら、憲法裁判所の判決も情緒によって決定される。

韓国メディア「安倍首相の攻撃に政府は素手」

日本政府が長嶺大使を一時帰国させたことについて、韓国メディアは、韓国政府が対応に苦心していると伝えています。
公共放送KBSは9日昼のニュースで、「韓国外務省は今回の日本政府の措置に対し遺憾の意を表明し状況を見守っているが、今後、どのような対応をとるべきか苦心している」として、打開策を見いだせていないとの見方を伝えました。
冒頭のNHKのニュースでもこのような記載があるが、本来であれば、法に基づいてニセの慰安婦像を撤去すれば良いだけの話。
さらに、安倍総理大臣が8日、NHKの「日曜討論」で慰安婦問題について、「日本は誠実に義務を実行し、10億円をすでに拠出している。次は韓国がしっかりと誠意を示して頂かなければならない」と述べたことを伝え、「今回の摩擦を解決するのは簡単ではないという分析が出ている」としています。
日本側は誠実に日韓合意の内容を履行しており、韓国側もそうあるべきだと、それだけの話なのである。

ニセの慰安婦像はどんどん増える
にもかかわらず、更に韓国の釜山にある大使館の前に、ニセの慰安婦像が設置されてしまった。
実のところ、こうしたニセの慰安婦像は韓国の国内外あわせて50以上、計画中のものをあわせると60以上に上ると言われる増殖っぷりであり、日本政府もかなり腹に据えかねていた。

そこへ、日韓合意の履行に直接的に違反するような「総領事館前へのニセ像の設置」が行われてしまった。

そもそも「従軍慰安婦」なる存在は、公式な書面をもって確認されておらず、像は架空の存在を示したものでファンタジーに満ちた話なのだ。
日本側はそんなデタラメを認めるわけにはいかない。しかし、韓国側は増長しまくって好き放題やってきた。流石に日本政府も堪忍袋の緒が切れたというわけだ。
日本は対抗措置を発表
……経緯を説明するだけで随分と文字数を使ってしまったな。
以上がこれまでの簡単な経緯である。

今回、日本側が対抗措置として示したのは4点。
  1. 長嶺大使、森本康敬釜山総領事の一時帰国
  2. 釜山総領事館職員の釜山市関連行事への参加見合わせ
  3. 日韓通貨スワップ(交換)協議の中断
  4. 日韓ハイレベル経済協議の延期
大使一時帰国の意味
1つめの対抗措置である「大使の一時帰国」だが、これは戦争状態一歩手前という、極めて大きな抗議の意味を持つ。
大使を通じての抗議の方法としては、「相手国の大使を呼びつける」「大使の一時帰国」「大使館の撤去」などの段階があるが、「相手国の大使を呼びつける」という段階ですら非常に強力な抗議の意味を持つ。

それをすっ飛ばしての一時帰国であるから、国際的に大きな意味を持つわけで。

アメリカからも圧力

慰安婦:NYタイムズ「合意を崩壊させてはならない」

記事入力 : 2017/01/08 23:19
 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は7日(現地時間)、釜山の日本総領事館前に設置された旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像をめぐって韓日の摩擦が激化していることを懸念し「韓日の慰安婦合意は守られなければならない」との立場を示した。
反日スタンスを崩さない米ニューヨークタイムスも、日韓合意は守られるべきだと社説で報じている。

慰安婦問題「平和的に解決を」 米副大統領、韓国に要請

2017年1月8日05時09分
 米国のバイデン副大統領が6日、韓国の大統領権限を代行する黄教安(ファンギョアン)首相と電話で協議し、慰安婦問題をめぐって再び険悪になった日韓関係について「日韓両国が平和的な外交で問題を解決してほしい」と要請した。
米国政府としても、韓国側に「問題解決しろ」と要請しているので、この話は既に日本と米国の間で決着しているものと理解すべきだろう。
大使帰国が伝えるメッセージ
そもそも、各国に置かれる大使館は、外国における外交窓口という性格があると共に、外国における自国民の保護や援助と言った側面を併せ持っている。つまり、日本にとっても外国の大使館から大使を帰国させる行為はデメリットがある。

にもかかわらず、大使を帰国させるということは、即ち問題解決するまでは外交を一時中断しますよ、という強いメッセージを伝える手段として成立する

更に、2番目の措置として「釜山総領事館職員の釜山市関連行事への参加見合わせ」を謳っているが、これも外交活動を一時停止しますよと言う、だめ押し的なメッセージになる。つまり、2番目の措置をもって1番目の措置の日本の本気度を示していると言って良い。
大使の一時帰国はポーズだけじゃないというメッセージだな。

少女像設置に過剰反応 安倍政権は「韓国外交」でも大失敗

2017年1月8日
 米国には揉み手でヘーコラするのに、中韓にはやたらと居丈高に出る安倍政権らしい対応だ。
この措置に対して、日刊ヒュンダイが火病を起こしているところが笑えるが、それ程、韓国に対する強いメッセージという証拠でもある。

事態の解消には、韓国の合意履行が不可欠

なお、日本大使の長嶺氏は数日間で韓国に戻るという報道もあるようだが、あくまで見通しに過ぎない。

少女像設置、4項目の対抗措置…大使一時帰国へ

2017年01月07日 08時50分
~~略~~
外務省幹部によると、長嶺氏らは来週帰国し、数日間滞在して韓国に戻る見通しだ。
事態が悪化すれば、帰国も長引く可能性が高い。

「少女像」プサンの総領事館前が55か所目

慰安婦問題を象徴する少女像は、元慰安婦を支援している韓国の市民団体、挺対協=挺身隊問題対策協議会が2011年12月、集会が1000回目となったのにあわせ、ソウルの日本大使館前に初めて設置しました。
その後、各地の市民団体が役所や観光地など韓国各地に同じような少女像の設置を進め、今回のプサンの日本総領事館の前が55か所目だということです。
……長引く可能性は高い。

10億円は返しても意味がない
韓国メディアも韓国政府も火病を吹き出しつつ大騒ぎだが……。

[時論]10億円拠出に言及 少女像の解決迫る安倍政権

2017/01/09 12:11
【ソウル聯合ニュース】韓国の市民団体が先月末に南部・釜山の日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像を設置したことをめぐり、日本政府が韓国に無礼かつ身勝手な圧力をかけている。
政治に関しても経済に関しても圧力をかける4つの抗議の内容は、相当韓国にとって都合が悪いようだ。

安倍首相の「10億円出した」発言に韓国政界から批判の声

2017年01月09日13時20分
  安倍首相が慰安婦合意に関連して「日本は10億円を拠出した。韓国が誠意を示すべき」という発言をしたことに対し、韓国政界で批判の声が高まっている。
  国民の党全党大会の党代表選挙に出馬した黄柱洪(ファン・ジュホン)候補は釜山(プサン)日本大使館前の慰安婦少女像設置に対する日本政府の態度に怒りを感じると述べ、政府は慰安婦交渉で受けた10億円を直ちに返し、交渉の無効を宣言して再交渉するべきだと明らかにした。
「10億円を返せ」「合意を破棄しろ」という主張も多い様だが、それは日韓関係を更に悪化させる行為である事に、韓国側は気がついているのだろうか?


実は、「10億円」を返さなくとも、合意の破棄は実現する。現に、ニセの慰安婦像を建てたので、破棄したも同然であるからだ。このまま、維持し続ければ合意は破棄という流れになるだろう。

では何故「返却」に拘るのかというと、韓国としては「合意は無かった事」にしたいのだ。前の状態に戻したいのである。が、それは外交が不可逆的なものであるという前提を理解していないに等しい。

国際的に「信用できない」と発信された韓国
日韓合意の一方的な破棄は、既に日本側によって演出される形となったが、大使の一時帰国というメッセージによって国際社会に発表された。

これによって、「韓国が日本との条約を一方的に破棄したのだ」という認識が国体的に共有されることになる。加えて、韓国は外交上の合意を平気で破棄する信用なら無い国だ、という共通認識が形成される。

今回の日本の行動はそこまで大きな意味を持つのである。
前提として「日韓合意」があり、韓国側は「一方的に破棄した」ということは、国際的にどのような角度から見ても明らかなのだから。

長嶺氏の帰国が数日に留まるにせよ、もはやこのイメージを払拭させることは極めて困難である。


10億円返そうが、日本との合意は韓国側に一方的に破棄されるという事実は変わらない。つまり、韓国には合意の即時履行以外の選択肢は無く、それ以外の道は、国際的な信用の失墜という結果を招くだけだ。

大体、10億円は既に自称慰安婦の方に支給したことになっているのに、どうやって返却するつもりなのか。金だけ返したところで、それは無意味な行為なのである。返すとも思えないが……。

これからも増え続けるニセモノの像

このような慰安婦問題の実情を知れば、多くの国は韓国が如何におかしな国なのかを知るだろう。

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何しろ、こんなアホほどのニセの像や碑があっちこっちに建てられているのだから、呆れるより他無い。1体辺り数千万円程度の費用がかかると言われているが、これは政府機関から捻出される費用によって賄われている。

どう転んでも言い訳はできない状況だ。

「それだけ韓国側の怒りは大きいのだ」という寝ぼけた事を言う人がいるかもしれないが、では何故日韓合意などしたのかという話だ。
日本側から10億円もの費用を出しても、その内容を韓国側は守らないというのは詐欺同然の手口だと言われても仕方あるまい。

韓国側の低レベルな認識

更に驚くべきは孫崎なる元外務省のオッサンを始めとした、意味不明の認識が韓国側からも示されていることだ。
元外務省国際情報局長の孫崎享氏はこう言う。
「日韓合意というのは、安倍政権と朴政権との間で結ばれた話であって、未来永劫、守ることを約束したものではありません。だから、朴大統領が国会の弾劾訴追案可決で職務停止に追い込まれ、死に体状態になった途端、こういう状況になったのです。日本政府は日韓合意の“本質”を国民にきちんと伝えず、『歴史的』などと強調した。この欺瞞があったために今回、厳しい対応を取らざるを得なくなったのです。しかし、日本が強硬姿勢を取るほど韓国側の反発も大きくなり、次の大統領選で政治課題化することになるでしょう」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/197168/2
日韓合意を無かった事にする発言は、韓国の野党からも幾度か言われている話。
だが、国と国との約束を政権が変わったら「無かった事になる」などと言ってしまうと、もはや韓国は国としての信用を失いかねない。

だって、そんなことを許したら「あの国は政権が変わったら、約束を反故にする国だ」というレッテルを貼られてしまう。
10億円を返還するというのも同じ意味だ。結局、韓国にとっては約束を履行する以外の道は無い。


ああ、日韓合意が文章に固定されていないことを逆手にとって、「そんなことは言っていない」「合意の履行にニセの慰安婦像の撤去は必要ない」という主張をするかも知れない。というか、もうしている。が、それは前提としてウィーン条約に抵触する行為だということを忘れいる話。国際的な信用失墜という点はその理論ではクリアできない。
 
タダでさえヤバイ橋を渡っているのに、更に自滅する方向に舵を切るスタイルは、なかなか真似できるものじゃ無いな。


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8 件のコメント :

  1. 少女像と書くのは最後にして欲しいです。

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  2. これは韓国民という国民性も大きく影響しています。議論が大好きで他人を叩いて自分達の評価を上げるというのが普段からまかり通っているから、何事も丸く収めようと考える日本人と異なります。あとは反日無罪という国の風潮でしょうね。
    外交に関しては、韓国は実はもう少し理性的です。日韓の事務レベルの協議なんかでは日韓関係の不幸を嘆き合うことが多いと聞きます。今回の件も韓国の外務省は、日本を直接的な批判はせず比較的抑えめの対応をしていますね。意外と裏では建設的な議論が行われているのかもしれません。
    しかし、やはり問題は国民感情ですね。経営の苦しい新聞社にとっても反日記事はとにかく売れますのでビジネス的な側面は大きく、なくなることはないでしょう。そういった諸々の事情も含め今後韓国と安定的な関係を構築していくのは難しいですね。
    もしもですが、反日教育をやめたとしてもその世代が社会の中心となって活躍するのは30年後ですし。
    片足だけ突っ込んでいたレッドチームに一度完全に参加し無茶苦茶な中国の要求を目の当たりにしないと、理性的かつ穏便な民主国家である日本のありがたみはわからないと思います

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    1. 日本と韓国は価値観を共有できない国なので、レッドチームに入って貰った方が良いでしょうね。

      削除
  3.  韓国を見ていると、上っ面だけの成果外交のもろさが良く分かりますね。
     2013年に常設化された6ヵ国中央銀行通貨スワップ協定ですが、日本は、これまでほとんど使っていませんでした。
     しかし、2016年6月円安傾向になって以降、活発に利用しています。
     現在利用分(1月4日)は、日銀は過去最大となる12億ドルを7日満期で引き出しています。(欧州は12月21日に43億ドルを21日満期)
     むろん円の通貨危機防衛のためでは無いですが、利用目的等の詳細は不明です。(ユネスコ分担金振り込みとかでしょうか)
     いずれにしても、これは日本が円安を過度に誘導しているわけではない証拠となります。
     このことは日本でも世界でも全く報道されてませんが、日本も欧州も協定の趣旨を理解し、着実に実践しています。
     こうした水面下での努力が、相手側であるニューヨーク連邦準備銀行側実務担当者との信頼に繋がり、それが外交の基盤となり、やがて国益に繋がるのだと思います。
     ロビー活動やトランプと仲の良い人を探すことが「高度な外交」だと思っている韓国には、一生理解できないかもしれません。

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    1. 日銀がスワップ利用をしていると言う話は寡聞にして知りませんでした。勉強不足でした。ありがとうございます。

      ロビー活動も確かに効果はあるのでしょう。
      日本もかつてはソレでやられた口ですし。でも、そうそういつまでも同じ手口が通用するわけでも無いので、高い勉強代を払って頑張って欲しいと思います。
      日本は関わりたくありませんけど。

      削除
  4. 約束を守らない韓国政府にムカつくのはもちろん、日本政府もお人よしすぎてムカつく。
    何度も騙され裏切られたのにもかかわらず「大事な隣国」などと、なぜあの国にすり寄り仲良くしようとするのやら・・

    なんだかヒモのチンピラ(韓国)とヒモ付きの馬鹿女(日本)みたい。
    散々尽くしてるのにDVを受けバカにされ、耐えかねて出て行こうとすると急に態度を軟化させ、
    「たのむ!行かんといてくれ、わしにはお前が必要なんや!」
    などと空涙を流されるとあっさり許し、再びDVを受ける(※以下繰り返し)

    今回の対抗措置も数日程度のパフォーマンスにとどまり、そのうち
    「今度こそ約束を守ってくださいネw」
    とか言ってもう10億出しかねないです、今の弱腰ニッポンは。あームカつく。

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    1. その気持ちはよく分かります。
      想像だにしないことをやってしまうのが韓国。
      それに付き合うのが日本という情けない構図がお決まりのパターンになりつつありますから。

      これはもう、ガンガンと意見を言っていくしかありません。
      政治家も民意を無視出来るわけではありませんから。

      削除

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