自衛隊が海外で発の邦人救出訓練へ

やっと、だな。

<自衛隊>海外で初の邦人救出訓練 タイで実施へ

毎日新聞 1/17(火) 21:15配信
 防衛省は17日、タイで24日から行われる多国間訓練に自衛隊が参加し、安全保障関連法の新任務「在外日本人救出」の訓練を海外で初めて実施すると発表した。他国から他国民の保護要請を受けたと初めて想定、日本人と一緒に他国民も保護し、実態をより意識した訓練を実施する。
何故か、この手の訓練にすら反対するのが野党なのだが、不測の事態を考えれば絶対に必要である。



……いや、「不測の事態」というのはダメだな。やはり想定しておくことが一番重要なのだ。
そして、最もリスクが高い地域は支那で、内戦勃発リスク。時点で、既に戦争状態を長らく続けている朝鮮半島だ。リスクの高さだけならば支那の方がリスクは高いと思うが、現実味があるのはどちらかというと朝鮮半島の方である。
支那が有事の際に、自衛隊が動けるとは思えない。

さておき、とにかく訓練が必要であることは間違いが無い。
 訓練は2月24日まで行われる。恒久法として新設された国際平和支援法に基づき、「国際平和共同対処事態」が起きたことも想定。多国籍軍に連絡員を送り、自衛隊による給油などの後方支援や海賊対処のための船舶検査活動を調整する指揮所演習も初めて行う。
ここで出てくる「国際平和共同対処事態」だが、こちらのリンク先にその関連法案が示されている。
第一八九回国会(2015年)で議論された内容であり、可決されている。
で、この法律の中で定義されているのが「国際平和共同対処事態」であり、簡単に言うと、「国際社会の平和及び安全を脅かす事態」が発生した時に、自衛隊も国際社会の一員として活動を要する事態という事になっている。



で、この根拠法に基づいて自衛隊法に定める在外邦人輸送が出来ることになっているのだが、この法律、恐ろしい事に2015年まで存在しなかった。
それ故、安倍政権は「平和安全法案」なる胡散臭い名前で議論し、これを実現可能なようにしたのである。
とはいえ、これができるのはあくまで紛争地域を支配する政権が許可した場合のみであり、支那でそれが許されるとは到底思えない。朝鮮半島でも似たようなものだろうが、アメリカ軍が駐留しているのでワンチャンスくらいはある。
 同省幹部によると、軍事的緊張が高まったような場合、海外に滞在する日本人は各国民と混在した状態で退避することが予想され、自衛隊と各国軍が連携するのが現実的だという。ただ、自衛隊が参加したこれまでの国際訓練では、他国民と日本人が別々に行動し、自衛隊も他国軍と分かれて対処していた。
そのチャンスを掴んだときに、「訓練していないので、満足に動けませんでした」では話にならないのだ。
 また、朝鮮半島有事などが迫った際に、日本は現地に迅速に展開できない遠方の国などから支援を要請される可能性もある。今回の訓練について防衛省は「特定の国を想定していない」としているが、現実に近い設定での訓練に踏み切ったことになる。
毎日新聞も、朝鮮有事を想定していると言及しているが、まさにその通りだろう。日本政府は朝鮮有事を想定していて、そのリスクは十分に高まっているのだ。



今回の想定では、アメリカから要請を受ける前提で、行動する事となっている。
 救出訓練には米国、タイ、マレーシアが参加する。災害で治安が悪化し、米国から要請を受けた自衛隊が米国人数人を保護して輸送。米軍も日本人数人を保護する。
まあ、一番現実的な想定と言えるだろう。
大規模な軍事力を有するアメリカではあるが、アジアで有事があった際に迅速に展開できるだけの十分な戦力を有しているとは言い難い。いや、戦力だけならば自衛隊より遙かに高いのだが、得手不得手を考えれば、自衛隊に輸送を依頼するケースは十分想定される。

で、この際に使える火器なのだが……。
自己若しくは警護・救出等の保護措置の対象である邦人若しくはその他の保護措置と併せて保護を行うことが適当と認められる者の生命若しくは身体の防護又はその職務を妨害する行為の排除のためやむを得ない必要があると認める相当の理由があるときは、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度で武器を使用することができる。(いわゆる任務遂行型武器使用
こんな風に定義されている。
しかし、警護や救出などに用いる事のできる火器がどの程度か?という点に関してはかなり心許ないのが現実だ。面制圧を考えてMINIMIくらいは許されると思うが、そもそも日本が使用している住友重機械工業がライセンス生産しているヤツは評判が宜しくない。
また、輸送車両に関しても色々と情けない現状で、ブッシュマスターくらいは持って行けるだろうが、それに随伴できる車両が充実していないので、作戦遂行能力が低いとみられている。
これからの課題と言えばそれまででは有るが……、何かあってからじゃ遅いんだよ?



まあ、そうは言っても訓練を始めないことには、色々分からない事も多いだろう。だから、この手の訓練は是非とも他国と一緒にやってほしい。そして、外国から指摘を受ける部分をどんどん改良していくべきだろう。

多分、それ程、時間は無いよ。



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コメント

  1. 山田の案山子2017年1月18日 14:12

    現在、韓国政府は統治能力を欠いている時点で十分「有事」。内乱状態では遅すぎる。

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    1. 確かに内乱状態になってからの対処では遅いのですが、しかし日本の現行の法制だと、相手国から同意を得ないと自衛隊を出せないわけで。
      もうどうしようも無い、という状況になるまではそんな同意は出てこないと思いますよ。

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  2. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652017年1月18日 17:05

    韓国については、渡航ビザ免除停止(不法難民(入国)排除)と、海外渡航安全情報の宣言(「レベル2-不要不急の渡航は止めてください」以上)が必要だと考えています。

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    1. そうですねぇ、それも早い段階でお願いしたいところ。
      とにかく、ビザ関連については早急に手当てをして欲しいところです。まさか、内戦勃発後にやったのでは、それこそ遅いですから。難民殺到なんて、目も当てられません。

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