2017年1月5日木曜日

フィリピン、レッドチーム入りか?

去年の年末のニュースからになるが、今年の南シナ海の動向を占う上では重要な話。

中国動向「懸念ではない」 ドゥテルテ比大統領

2016.12.29 23:48
 フィリピンのドゥテルテ大統領は29日、中国による南シナ海の軍事拠点化の動向について「深刻な懸念ではない」との考えを示した。関係改善が進む中国に配慮した発言とみられる。地元メディアの取材に答えた。
「懸念ではない」ねぇ。



トランプ氏の動向がいまいち読めない状況下で、今年がどうなるのかは不透明なままなのだが、フィリピンが支那と組むことになると、日本としては色々とやりづらい。
 ドゥテルテ氏は「本当に懸念なら、米国が主導し止めるべきだ」とした上で「米国はなぜ中国に『ここは公海だ』と言わないのか」と、米国に非難の矛先を向けた。
やってるよね?十分ではないけれど。

「航行の自由」作戦は、まさに「ここは公海だ」という意思表明である。
批判するのは自由だが、本来ならば周辺国で解決しなければならない話でもある。むしろアメリカに「なんとかしろ」というのは筋違いである。そして、アメリカに出しゃばらせるのが嫌だから色々と関係を見直しているんじゃなかったのか??



フィリピンのドゥテルテ氏は、イマイチスタンスが定まっていないようにも思えるが、それでも「自国の利益第一」という点ではブレていない模様。
 一方、ドゥテルテ氏は中国の南シナ海での主権主張を否定した仲裁裁判所の判断について「(2022年までの)私の任期中に(議題に)持ち出す」とも発言。10月に訪中した際、仲裁判断には触れず南シナ海問題を棚上げするのと引き換えに経済支援を引き出していた。
南シナ海での主権に関する仲裁裁判所の判断についても、「棚上げ」という話で支援を引き出した上で、カードとしては温存している。

アメリカとの関係についても、トランプ体制になる前に敢えて揺さぶりをかける作戦のようにも感じられるね。
まあ、そのうちはっきりするだろう。



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6 件のコメント :

  1.  ドゥテルテ氏は、個人の感情がそのまま政策や外交に直結するタイプ。
     米植民地化(日韓併合の約10年前)、親米マルコス軍事政権からの歴史的な比国民の反米感情と、ドゥテルテ個人の反米感情がたまたま合致した状況での高支持率に過ぎない。(韓国の次期大統領と同じ原理。)
     そこを見透かし巧みについた中国になびいてるだけで、ドゥテルテの感情が変われば、すぐに対中政策も変わると思います。要は、信用に値しない人物だと個人的には思います。
     またフィリピン国民自体も国民性や道徳感は韓国並みですので、あまり関わらない方がいい気がします。(まともならマルコスファミリーがここまで力を持ってない)

     彼はマルコスファミリーと提携しており、両家でフィリピン支配をしている関係にあり、米国はその点でも、ドゥテルテが駄目ならマルコスジュニア上院議員で行けばいいと思ってるだろうし、比の治安経済の悪化から少なくとも2年以内には、目に見える形でその流れになると思います。
     彼の動静に一喜一憂するのは、韓国人に任せた方がいいと思います。


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    1. マルコスジュニアって、誰かと思ったらマルコス大統領の息子なんですねぇ。
      調べたら「ぼんぼん」の愛称で親しまれているって、ダメなパターンの様な(苦笑

      とはいえ、アメリカ側のカードである可能性は高そうなので、フィリピンもこれからもうちょっとしっかりと情報収集の対象にした方が良さそうですね。

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  2. 山田の案山子2017年1月6日 9:53

    > ドゥテルテ氏は「本当に懸念なら、米国が主導し止めるべきだ」
    ピナトウボ噴火を理由の米軍(スービック)追い出した国が言う事か? 真に軍事同盟が必要なら代替地を提供するのが比国の義務だ。米軍にすりゃ「しらんがなぁー」で終わる。比・韓など堕ち行く国には共通点がある。

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    1. フィリピンにはフィリピンの事情があるのでしょうが……、支那になびくのは余り良い手とは言えない要に思えますね。
      まあ、そのあたりはドゥテルテ氏の手腕次第でしょう。
      割とこの人上手く渡っていきそうな気がしますよ。

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  3. 米中には密約があり、アメリカは本気で中国の南シナ海進出阻止を本気で止める気はないですね。航海の自由作戦は同盟国の手前、見せかけです。その証拠が四ヶ月に1回という長い長い周期。これがトランプになったらどう変わるかですね。トランプは口では色々言いますが最終的には落ち着くとこに落ち着くタイプです。
    あと、ドゥテルテはもうどうにもならないですから放っておきましょう。幸いドゥテルテは親日ですから南シナ海以外で、インフラ等とれるところはしっかり確保しておくのが日本の国益になり得ます。

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    1. 密約は、あるかも知れませんねぇ。
      何しろ、オバマ政権はかなり親中派だったと聞きます。ただ、そうだとしても、人権問題など色々な絡みでアメリカは表だって支那と協調体制を築けないと思います。

      日本としてはその辺りも念頭に置いた上で行動すべきなのでしょうね。

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