2017年1月30日月曜日

石垣島に配備される自衛隊に反対するサヨク

この人達は、米軍基地だけがダメというわけではないんだよね。自衛隊でもダメ、じゃあ、人民解放軍だったら良いのか?

石垣陸自配備、800人抗議集会 市長の受け入れ糾弾

2017年1月30日 07:30
 【石垣】石垣市への陸上自衛隊配備に反対する市民集会が29日、市総合体育館で開かれ、市内全域からこれまでで最大規模の約800人が集結した。中山義隆市長の陸自受け入れ表明を糾弾し配備阻止を訴える決議を採択して、最後に「ミサイル」「基地」の文字に×印を付けたボードを掲げ配備反対をアピールした。
この話、昨日、今日、決まった話でも無いのだが、文句を言っている人達は説明会の話すら聞いていなかったのだろうか??



タイトルに「サヨク」とは書いたが、何も政府方針に反対したら何でもサヨクだと、そういう事が言いたいわけでは無い。
寧ろ、色々な議論はあって然るべきである。

反対派

ただ、残念ながら反対派がサヨクにお膳立てされて踊らされている雰囲気満載だ。が、それでも基地の建設に反対というのであれば、その理由くらいは聞くべきだと、僕はそう思っている。
思ってはいるが……。
 4地区代表で発言した嵩田地区の中辻敦子さん(37)は「市長は自分の子どもが通う学校横への配備を受け入れるのか。私たちの地域にも人は住み、学校もある。話し合いもできなかったのはとても残念だ」と市長の対応を批判し「今まで通り静かで穏やかに農作業できる地域であってほしい」と求めた。
言っている事の意味が分からないのはいかがなものか。
 戦争体験者で4地区内の川原に住む上原重次郎さん(79)は自身の体験から「基地があると必ず標的にされる。絶対に造らせてはならない」と語気を強めた。
この方の意見も間違いでは無いのだが……、この意見の「逆」が「真」になるというわけではない。



そもそも、沖縄本島や石垣島等は、日本の本土を防衛する上では重要な拠点になる。これは地政学的な観点からしても、歴史的な経緯を考えても否定できない。

地政学的な観点から言えば、沖縄本島に海上自衛隊の基地を置かざるを得ないのは、補給基地的な意味合いが強いだろう。
防衛省も掲げるように、「尖閣諸島を含む南西諸島周辺の東シナ海の警戒監視」という重要任務が自衛隊にある以上は、沖縄や先島諸島に整備される基地はどうしても欠かせない存在となる。

多分、離島防衛という観点から考えても、即応部隊を九州に置くよりも沖縄に置く方が現実的だ。現在は、陸上自衛隊西部方面普通科連隊が長崎の佐世保にある相浦駐屯地に駐屯する部隊しかないのだが、支那の海洋進出が現実の脅威となっている以上は、今後のことを考えれば同様の部隊を先島諸島に配備せざるを得ないと思われる。

もちろん、前線に基地を置くことばかりが正しいワケではないが、兵站の確保を考えれば、少なくとも中継点は必須なのである。
そうすると、沖縄県に自衛隊の基地なし、ということはあり得ない話なのだ。

こうした話は何も難しい事ではない。「前線になる場所の防衛を強化する」つまり「攻撃されそうな所を守る」ことで、それは小学生にでも分かる理屈だ。

また、歴史的な観点から言えば、沖縄戦を経験した日本としては、どうしても沖縄の防衛を重視せざるを得ない。

日本列島の形状から考えると、沖縄辺りを拠点に日本侵略を進めるのが最も合理的なのである。
故に、日本軍も沖縄周辺に基地を置いたし、九州には多くの軍需工場があった。地形が今も昔も変わらない以上、当然、現代にも通じる話である。

いや、現代は戦略が違うと、その様に言われる人もいるかも知れない。確かに近代兵器の登場によって色々と70年前とは事情が異なる。が、地上戦、「侵略」や「占領」をする上では、どうしても陸軍が地上に展開せざるを得ず、そういう意味では今も昔も大差無い。

結局、「沖縄という地域は、地理的条件を鑑みても真っ先に敵に狙われる地域である」という前提を覆す程、70年前と今とでは戦争は変わっていないのである。
であるならば、基地がある無いに関わらず、沖縄は敵に狙われる



「基地があるから狙われる」ではない。「狙われるから基地を作る」のだ。

もちろん、敵にとって「基地」は「標的とすべき場所」である事実は変わらない。敵にとって基地は真っ先に攻略すべきポイントになるだろう。だが、「基地がなくなったら狙われない」などという結論は甚だしい事実誤認だ。

なお、基地について「十分な説明がないまま」というサヨクの常套句があるが、当然ながら説明会は何度か行われている。

石垣島への自衛隊配備 22日に説明会開催へ

2016年4月11日 22:22
 【石垣】石垣島への自衛隊配備計画で、防衛省は22日午後6時半から、石垣市民会館で住民説明会を開く。沖縄防衛局の森浩久企画部長が11日、中山義隆市長に報告した。説明会はこれまで、候補地に隣接する開南地区の一部住民にあったが、全市民向けは初めて。防衛局は17日まで事前質問を受け付けている。
確かに「十分な」説明は無いかもしれないが、軍事機密に関わる事を気軽にホイホイと説明するほど、自衛隊もアホではない。
……いや、漏洩に気を遣っていると言うべきだろう。よって、スパイが知りたい情報はこの手の説明会で説明されることは殆ど無い。それが「不十分な説明」と言われればそうかも知れないが、「説明もなしに」というのは些かおかしな表現だ。



そんな訳で、住民からの不満が出ることはある程度は仕方のないことである。
ただ、どうにも、心配する方向が変なベクトルなんだよな。

基地が出来たから、農業が出来なくなるわけでは無いだろうし、学校の授業だって問題無く行えるはずだ。
八重山農林高校3年の野原心さんも「勝手に配備計画を進めることは疑問だ。将来も安心して暮らせる島であってほしい」と願いを込めた。
勝手に配備計画を進めるとか言っているが、この話は随分前から出ていた計画である。
このブログですら2012年にはそれに関する記事を取り扱っている。
こちらでも随分丁寧な説明が行われている。
「勝手に配備を進める」なんて事は、そもそもあり得ない。



そして、「将来も安心して暮らせる島であってほしい」と願うからこその、自衛隊配備である。

大体、基地があったら平和じゃないとか、意味不明なロジックを振りかざす辺りがどうにも理解出来ない。
そんなんだから「サヨク」と呼ばれるのである。

追記
ついでなので、この人達が何に反対しているかについて、少し言及しておこう。

石垣島の陸自配備、市長が受け入れ表明 500人超規模

2016年12月26日18時28分
 沖縄県石垣市に陸上自衛隊を配備する防衛省の計画について、中山義隆市長は26日、計画を受け入れると記者会見で表明した。市民の中には反対する声もあり、中山市長の対応が注目されていた。
~~略~~
 防衛省の資料によると、計画では石垣島には500~600人規模を配備。初動対応にあたる警備部隊のほか、地対空、地対艦ミサイルを担当する部隊を置く。
上の写真で「NOミサイル」とやっているが、自衛隊が保有する地対艦ミサイルは「12式地対艦誘導弾」と「88式地対艦誘導弾」である。このミサイル、射程はせいぜい200km。地対空ミサイルに至っては「03式中距離地対空誘導弾」と「11式短距離地対空誘導弾」、あとは「ホークミサイル」くらいで、射程距離はせいぜい50km程度。
……つまり、こういうことだ。
地対艦ミサイル
もう、周辺海域をカバーするので精一杯という状況。
これの意味するところは、せいぜい防衛用と言うことなのである。つまり、石垣市で騒いでいる人々は、守って欲しくないと、そう言っているのと同義だ。


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6 件のコメント :

  1. いやはや、正に言葉通りですね。
    彼らの言い分は二言目には説明が十分にされていない、勝手に基地を作っている、周辺国との軍事的緊張を生んでいる、などと言っているけど、
    その原因となる国に対してはダンマリなのがわかりやすいですね。

    少なくとも中国や北朝鮮がこの世から無くなれば、沖縄の基地は無くなるか大きく規模を縮小しているはず。
    アメリカでは政治家と軍需産業との癒着などもありえると思いますが、少なくとも現時点で沖縄に基地が必要なのは事実ですからね。

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    1. 沖縄では、沖縄の基地問題や防衛問題は真剣に考慮してないのでしょうね。

      前線になる可能性のある地域だけに、もっと真剣になっても良さそうですけど。

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  2. 写真の9割は地元民と思いますが・・・あれだけの住民に「吐き気」のするボードを持たせたのですから左翼の力は全然侮れませんね。しかし、あれを持たせたことによって、何に動かされているかを隠そうともしない、さらには写真を拡散しようとする。中心グループの狂気さえ感じます。

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    1. あれだけの物を用意するのだということは、それなりの覚悟があるのでしょう。
      ……ただ、地元民9割、というのはどうなんでしょうねぇ。

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  3. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652017年1月30日 18:08

    与那国島といえば、こんな記事がありました。

    ソース)日経新聞「与那国に陸自駐屯地 発足半年、変わる島の暮らし」
    >日本最西端の与那国島(沖縄県与那国町)。今年3月、自衛隊員と
    >その家族250人が新たな住民になった。
    (中略)
    >人口の15%近くを占める自衛隊関係者は島の暮らしに大きな変化を
    >もたらしている。

    一度、与那国島には行きました。いい意味でも悪い意味でも「田舎」でした。人口が増えることはいいことだと思います。
    (駐屯地のある辺りへも行きました。5年以上前なので影も形もありませんが)

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    1. 与那国島のニュースはみかけました。

      確かにまとまった人数が島に来ると言うことは、それなりに環境が変わると言うこと。それに脅威を感じる気持ちはあるのでしょうね。
      理屈をこねんと、正直に言えば良いのに。

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