2017年1月31日火曜日

韓国、トルコの吊り橋受注で、日本に競り勝つ

おめでとー(棒

韓日のトルコつり橋受注合戦、韓国に軍配

記事入力 : 2017/01/30 21:18
 「(つり橋建設は)安倍晋三首相とエルドアン・トルコ大統領の首脳会談でたびたび議題に上るなど、日本とトルコの経済関係強化に向けた目玉案件だった。日本政府は年明け以降、閣僚をトルコに派遣するなどして受注を後押ししていた」(日本経済新聞)
これにかんしては、すなおにしゅくふくしようじゃないか。



さて、確かに日本が競り負けた案件なので、悔しい気持ちはある。
あるが、記事を読むと何とも複雑な気持ちになる。
トルコ政府は27日(現地時間)、トルコ・ダーダルネス海峡に架かる全長3.7キロメートルのつり橋と前後約100キロメートルの高速道路を建設するプロジェクトの優先交渉対象者として、韓国の大林産業・SK建設によるコンソーシアムを選定したと発表した。
3.7kmか。
明石大橋
これは日本の明石海峡大橋で、全長3,910m(後に地震の影響で1m伸びる)の世界最長を誇っているが、それと同等のものを建設する計画らしい。
ちなみに、明石海峡大橋の建設費は当時で約5,000億円程かかっているとされている。
工事費は3兆1000億ウォン(約3000億円)で、まずは受注者が建設費を負担し、完工後に通行料収入で建設費を回収して橋の所有権をトルコに引き渡す「建設・運営・譲渡(BOT)方式」だ。
……安いよね?
トルコの橋が、日本の明石海峡大橋よりも安く建設出来る根拠は乏しい。
そのうえ、まず受注者が建設費を負担とある。



更に、完工後に通行料収入で建設費を回収して橋の所有権をトルコに引き渡す「建設・運営・譲渡(BOT)方式」とある。

ちょ、ちょっとマテ。
アレか、橋を自腹で作って、建設費回収までやれと。
入札に参加した企業は提案書で「工事費」ではなく「運営期間」を提示。最も短い運営期間を提示した企業が落札する形だった。入札で韓国のコンソーシアムは「16年2か月」を提案し、「17年10か月」を提案した日本のコンソーシアムを抑えた。
よく分からない話が書かれているが、この下りは次の分に繋がる話らしい。
しかし今回、低価格入札をめぐる論争は起きていない。トルコ政府が1日当たり4万5000台分の通行料を保障するのに加え、両サイドが算出した工事費にも大きな違いがないからだ。
うーん、トルコ政府が1日辺りの通行料(4万5千台分を保障)とあるので、運営期間が短い方が「安い」ことになるのでは??低価格入札じゃ無いと言う根拠がよく分からないな。

工事費に大きな違いが無いというのも怪しい感じだが、この話が本当だとして、トルコ政府は分割払いで橋の建設を依頼する、という事になるね。



日本と韓国では運営期間に18ヶ月、つまり1年半ほどの開きがある。

3000億円を194ヶ月(16年2ヶ月)で割ると、15.5億円。年間15.5億円を回収する為には、1日4万5千台なので、通行料金は1台あたり1,150円設定か。

明石海峡大橋は片道で2,300円で、1日3万台程度の交通量であることを考えると、料金設定自体はまあ……、あ、トルコの通貨リラと円のレートは1リラ30円程度を推移している。物価は日本とそう大差無いと言われているので、1回通行するのに40リラ程度。橋の通行料はトルコでの食事一回分程度だという事に。だとすると、通行するのに躊躇する額とも言い難い。なるほど、4万5千台というのは妥当な台数と言えるのかも知れない。

これで、建設費用自体は大差無いという事になってくると、日本側が運営期間を長くした理由はメンテナンス費用の捻出とか、そう言った点を含めているのでは??

今回の受注合戦でも、日本は政府の後押しがあってかなり料金を安めに設定したと思われる。
実績がある明石海峡大橋の金額を、材料の運送などの事情を考慮して安くなると見積もっても、5,000億円が3,000億円になるというのはあまりにもちょっと、という感じ。



トルコの安定性を考えても、橋がテロの対象になったりするリスクがあるわけで、今回の案件を受注した韓国が、果たして喜ぶべきなのか?という事は、僕にはちょっと断言できない感じである。

まあ、トルコとしては安く作ってくれる方に出すというのは、ある意味当たり前である。が、それは「同じ品質の橋が出来る」という前提でのお話。
韓国での実績はこの李舜臣大橋があるが、長さは2,260mなので、少々短い。建設費は1兆703億ウォン(約900億円)と明石海峡大橋と比べれば激安である。
が、吊り橋の長さはスパンによってその難しさが決まるので、それだと明石海峡大橋が1,991mに対し李舜臣大橋はスパンが1,545m。似たようなものと言えるかもしれないが……、この価格の激安っぷりは半端ではないな。

麗水〜光陽李大橋、開通当初から大型貨物車に「疲労」

入力:2013.02.17 12:37:55
全羅南道麗水市と光陽時間で、最近竣工した世界最高の塔を誇る李大橋が開通初期から疲弊している。橋は荷基準総荷重が40t未満に設計されているが、麗水と光陽産業団地を出入りするすべての荷重が70〜100tまでの大型車両が通行しているからである。全羅南道は李大橋などの橋の長さが長い「竿橋」の安全管理や事故防止などのために過車両の集中取り締まりを実施すると17日明らかにした。
その李舜臣大橋に亀裂などが入った、大揺れだと大騒ぎになったわけだが、その原因が大型車両の通行にあると言う。



ちなみに、明石海峡大橋なども重量制限はある。
実は道路交通法で色々規則があり、40t以上の車両は特殊車両扱いになって、通行は許可制なのである。

……韓国ではそうした規制すらしていなかったというオチなのだが、李舜臣大橋では加速テストで頑丈さをアピールしたとも言えるかもしれない。
激安で重量超過にも対応!
スゴイネ!

……でも、それで橋が落ちたら意味が無い訳で。
こんな事にならないことを願うぜ。



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2 件のコメント :

  1. 韓国と橋、と来ればウォッチャーならば次に連想する言葉は「崩落」です。
    最近も他所の国で建設中の橋桁の部材をひっくり返していた気がしますが気のせいでしょう、多分。
    しかしこの案件、まずは受注側に運用させると言う方式にトルコの「悪意」を感じるのは自分だけでしょうか?
    韓国側が運用中は当然保守整備費用も韓国もちだろうし、途中の事故や災害での被害なんかもトルコの補償は無しなのでは?と言うか16年先まで有りますか、その業者?
    まあウォッチャーには新たなネタで有る事は間違い有りませんが。

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    1. 新鮮なネタ待ちの状態になっちゃいますね。

      しかし、トルコは原発といい、橋といい、どうして重要な拠点を韓国に任せたがるのか。……あ、韓国原発をお買い上げはUAEでしたね。

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