2017年1月23日月曜日

DHCシアターの「ニュース女子」関する番組見解

一企業の表現に関して圧力をかける事が、果たして良いことなのか悪いことなのか。

ニュース女子番組見解について

DHCシアター「ニュース女子」#91についての見解
スカパー!プレミアムサービス547chDHCシアター・YouTube及びTOKYO MX他で放送中の「ニュース女子」#91で放送しました井上和彦氏による沖縄リポートについて、数多くのメディアからの質問、政治活動団体からの批判などを頂きました。
下記に番組及びDHCシアターの見解を表明いたします。
政治団体から圧力をかけられて、DHC側が見解を出したのだが、なかなか筋の通った内容であった。



僕は寡聞にしてニュース女子という番組を知らないが、「タテマエやキレイゴトは一切無し」と、実に思い切った番組であるようで。下のリンクでは最新の内容が視聴できる模様。
主要メディアの情報があまりあてにならない状況で、思い切った切り口でのニュースの紹介というのは、なかなか期待が持てる。
個人的には「チャンネル桜」など、政治に首を突っ込みすぎるメディアにあまり良い印象を持ってはいないものの、それでも既存メディアよりは随分マシである。こうした切り口の番組が増える事は喜ばしいことだ。

だが、これが不都合な組織もいる訳で。

「基地反対の声聞かぬ」 「ニュース女子」制作側がサイトで見解

2017年1月21日 09:00
 東京の地上波テレビ局、東京MXテレビの番組「ニュース女子」が東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設の抗議行動に関し事実と異なる報道をした問題で、制作したDHCシアターは20日、ウェブサイト上で見解を表明した。「基地反対派の言い分を聞く必要はない」などとして、番組内容を全面的に正当化した。
沖縄の基地反対派の内容を取り上げたら、大騒ぎになっちゃった。
のりこえねっと
お茶の水での集会で「5万円の交通費出すよ」と言ったことを暴露しちゃったかららしい。
関係無い話だが、「ホットケナイ、高江。ないちゃー大作戦」というタイトルが書かれているが、僕の心が曇っているので「ポッケナイナイ大作戦」に見えて仕方が無い。(苦笑



交通費を出したから何だ、という話。
1) のりこえねっとのチラシに記載された5万円と茶封筒の2万円について
当該VTRではのりこえねっとのチラシを元に5万円の交通費が支払われていると紹介しましたが、これはその是非を問うものではなく、事実のみを紹介したものです。
また、日当2万円の根拠についても、貰ったと証言されている方がおり、その茶封筒は反対派で占拠されている状態の基地ゲート前で拾われ、証言と茶封筒の金額が一致しているところからも合理的な疑いを持たざるをえません。
さらにVTRでは「可能性を指摘する」ものとし「2万円の日当」を断定するものではなく、疑問として投げかけております。以上のことから、表現上問題のあったものだとは考えておりません。
実際に支払われた2万円の入ったと思われる茶封筒なども紹介しているのだが……、別にデモにお金を支払っても問題無いよね。
デモでお金を支払っていけない、というルールも無い訳で。

ただ、これが「どこからお金が出ているのか?」と言うことには、かなり気になる。



ちなみに、上記の沖縄タイムスは、交通費の話よりも過激派の行動に言及したことを気にしているらしい。
 見解は濱田麻記子社長らの連名。「過激派が救急車も止めた?」など虚偽の情報を報じたことについては触れていない。抗議行動を批判しながら当事者に取材しなかったことは、「暴力行為や器物破損、不法侵入、不法占拠、警察官の顔写真を晒(さら)しての恫喝(どうかつ)など数々の犯罪や不法行為を行っている集団を内包し、容認している」と説明した。
 高江の現場から直線距離でも25キロ離れている名護市の「二見杉田トンネル」前で「反対派の暴力行為により近寄れない」として「ロケ断念」を発表する演出は、安全に配慮した結果だとする。危険だとの証言があると紹介しつつ、「情報の中には裏取りができないものも」と認めている。
……何を気にしているんだろう??
2)二見杉田トンネルの向こう側の取材を断念した件について
高江ヘリパッド周辺はご存知のように反対派の暴力行為や器物破損、不法侵入などによって逮捕者も出るほど過激化しておりますが、こうした事実だけでなく、地元の方々からは二見杉田トンネル以降にもいくつかの危険があると助言されております。
証言によれば、二見杉田トンネルは高江までは距離がありますが、以前同トンネルから4、5キロほど離れた汀間漁港で反対派の方と高江の作業員の方との交通事故があり、これは高江の作業現場から汀間漁港まで、反対派の方が作業車を追い回した結果起きてしまった悪質な事故であったこと。
またトンネルから高江ヘリパッドの間では基地反対派によって車両のナンバープレートが記録され、基地ゲート前に到着する前に暴力的に阻止された、等々の証言。
これらの情報の中には裏取りができないものもあり、番組では一切使用しておりませんが、番組制作者としては事前調査の段階で、こうしたリスクも踏まえ、現場取材者や協力者、撮影スタッフの安全に配慮するのは当然のことと考えます。
これに関してはDHC側も切れ味が悪いが、証言だけを紹介しただけなので、「取材を断念した」というのも仕方があるまい。
そうした事があったよ、という程度の内容でしかなかったようだが……、それが沖縄タイムスには気に入らなかったようだ。
 
この辺りは、もっと綿密な取材をお願いしたいところ。



在日コリアンの話は、沖縄タイムスには全く話にならないので、紹介するほどの話でも無い。
 在日コリアンの辛淑玉さんを名指しした上で「反対運動を扇動する黒幕」などとテロップを流したことはヘイトスピーチ(憎悪表現)と批判された。見解は「言論弾圧」「今後もこうした誹謗(ひぼう)中傷に屈すること無く、日本の自由な言論空間を守るため、良質な番組を製作して参ります」と反論した。
何か、韓国人に「反対運動に参加するな」と言ったら、ヘイトだとか何とか。
声明には『「韓国人がなぜ反対運動に参加するのか」などと、人種差別にもとづくヘイト発言を行いました。』とありますが、外国人の政治活動については、昭和53年、マクリーン事件の最高裁判決で、「外国人の政治活動の自由はわが国の政治的意思決定又はその実施に影響を及ぼす活動等を除き保障される。」と示されたように、外国人の政治活動の自由は全てが保障されているわけではなく例外があります。
外国人にデモに参加させるのは、そもそもおかしいのである。
おかしいことをおかしいと言ったら、「ヘイト」認定である。何とも便利な言葉だね。



さて、言論弾圧云々という話なのだが、実は、右翼側も色々やっているのである。ネトウヨ()が、企業にクレームを入れる。そうすると、企業がスポンサーから下りて、そして、番組が潰れる。
これと何が違うのか?という点は、一つ考えておかねばならない。

僕自身は、違う部分もあれば同じ部分もあると思う。
原則的に、言論の自由というのは、責任とトレードオフの部分が大きい。例えば、朝日新聞のような既に斜陽産業となっている新聞を売る会社、社会への影響力は依然として大きいままである。
その状態で無責任な発言をすることは、一般人が飲み屋で話をするレベルとは明らかに違う。だから膨大な取材に裏付けられた記事を載せるべきなのだが……、事実と異なる内容を垂れ流してしまうのだから、質が悪い。

のりこえねっとみたいな組織も、圧力をかけられるだけの組織力を持っているので、やはり好き勝手にやるべきでは無い。



では右翼のやり方はどうだったのか?
一致団結してデモをやる、企業にクレームを入れる。まあ、圧力をかけるという意味では、数が増えれば影響力は強いだろう。
それに責任がついて回るのか?というと、やはり責任持って欲しいとは思う。乱発すべきでは無いのである。


が、正しいと思ったことを行動する事は必要なのだ。

もちろん、視野狭窄になるのは問題で、寧ろ議論をすべきなのである。

DHCシアターの主張が正しいにしろ間違いにしろ、「情報を出しちゃダメ」というのはやはり言論弾圧にあたるのだろう。

だとするのであれば、右も左も等しく、無闇矢鱈と企業にクレームを入れるべきでは無いのである。真に必要と思った場合に行うべきだ。



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4 件のコメント :

  1.  左翼・右翼とも理想主義者は、味方の現実主義者より、敵側の理想主義者を愛しますからね。現実を踏まえ、論理的に考え、過度なクレームはやめるべきだなんていうと、味方の理想主義者の方が激怒することの方が多い。
     韓国のように、現実主義者が生きづらい場所に日本も沖縄もなってほしくないな。

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    1. 理想主義が悪いというわけでは無いんですが、ともすると宗教的な感じになっちゃいますからねぇ。
      盲目に一つのことを信じるというのは非常に危険だと思います。

      自分の頭を使って考えるべきですよね。

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  2. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652017年1月23日 16:18

    「ニュース女子」は名古屋でも放送されています(深夜ですが)
    どうも、DHCが枠を買い取って流しているようです。
    なので、過激な内容も放送できるのでしょうね
    (深夜帯以外はBPOがうるさい+スポンサーの問題で)

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    1. 「ニュース女子」の内容は、リンク先で紹介してある様な動画で確認しましたが……、まあ、何というか、割と一般視聴者にも迎合しやすく作ってある印象でしたね。

      DHCの資金力があるからこそ実現出来る話なのでしょうが、もうちょっと突っ込んだ内容をやっても良さそうな気はしました。
      「そこまで言って委員会」はなかなか見せる番組ですが、それなりにマイルド路線になっているので、もうちょっと尖った方向を狙っても面白そうなんですけど。

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